化学合成生物
化学合成生物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/24 19:50 UTC 版)
化学合成生物(かがくごうせいせいぶつ Chemotroph)は、周囲環境にある電子供与体の酸化によってエネルギーを得る生物である。化学栄養生物とも言う[1][2]。 使う分子は有機物の場合もあるし無機物を使う例もある。前者の場合は化学合成有機栄養生物(chemoorganotroph)、後者の場合は化学合成無機栄養生物(chemolithotroph)と言う。化学合成生物は、太陽光エネルギーを利用する光合成生物と対比する呼称である。
- ^ 『岩波生物学事典(第4版)』。
- ^ 原語の "chemotroph" の "chemo-" は「化学」、"troph" は「栄養」を表すため、語義的には「化学栄養生物」の方が意味を取りやすい。しかし本項では学術用語集(“オンライン学術用語集”. 2012年4月2日閲覧。[リンク切れ])と検索の該当数(2012-04-02現在、「化学栄養生物」は220ページ。「化学合成生物」は400000ページ以上)に従う。
- ^ The Carbon-Concentrating Mechanism of the Hydrothermal Vent Chemolithoautotroph Thiomicrospira crunogena J Bacteriol. 2005 August; 187(16): 5761–5766
- ^ Davis, Mackenzie Leo, et al. (2004). Principles of environmental engineering and science. 清华大学出版社. p. 133. ISBN 9787302097242
- ^ Lengeler, Joseph W.; Drews, Gerhart; Schlegel, Hans Günter (1999). Biology of the Prokaryotes. Georg Thieme Verlag. p. 238. ISBN 9783131084118
- ^ Dworkin, Martin (2006). The Prokaryotes: Ecophysiology and biochemistry (3rd ed.). Springer. p. 989. ISBN 9780387254920
- ^ Bergey, David Hendricks; Holt, John G. (1994). Bergey's manual of determinative bacteriology (9th ed.). Lippincott Williams & Wilkins. p. 427. ISBN 9780683006032
- 1 化学合成生物とは
- 2 化学合成生物の概要
- 3 参考文献
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