初の私設水族館
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1899年(明治32年)10月15日、 東京市浅草区浅草公園四区(現在の東京都台東区浅草2丁目7、浅草寺伝法院の北)、四区勧工場「共栄館」に改造を加え、開業した。日本初の「私設水族館」であった。 館長は水産伝習所初代事務局長・太田實。海水魚のために、千葉県富津沖から海水を運び入れた。1-16号室の15室の水槽を持ち、地下には食堂、2階には「余興場」があった。観覧料は大人5銭、小人3銭であった。 同年、瞰海堂が『東京名物浅草公園水族館案内』(藤野富之助著)を発行、これは日本初の水族館解説・案内書となった。 なお、「浅草公園水族館」については、水産学の研究・教育に長くかかわった元東海大学海洋科学博物館長の鈴木克美が詳しく調査研究し、その結果が『浅草公園水族館覚え書』なる資料として記録されている。。
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