共通項を作る
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 02:50 UTC 版)
共通の話題を「さがす」立場のほかに、共通の新しい経験を「つくる」という立場も考えられる。 ひとつの目的にむかって、ふたり以上の人間が協同作業をする場合のことである。どんな目的であれ、とにかくひとりではできないことを、何人かで知恵を出し合いやれば、そこではその作業とその成果が、そのまま新しい共通項になる。 川喜田二郎は『パーティ学』において、そのような種類の共同作業のなかで共通経験を「つくる」ための方法論、社会工学を提示した。川喜田は言う。 「わずか数日のチームワークであろうと、ふつうのおつきあいの数年以上の心のふれあいが生じたこともあります。かような体験をした人は、いたずらに長年月のおつきあいのみがチームワークに必要な人の和を作るものではないことを知るでしょう」
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