免疫抑制剤
免疫抑制薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 06:25 UTC 版)
免疫抑制薬併用療法は、病状が重い場合のほか、副作用の強い糖質コルチコイドをなるべく少なくするため積極的にも用いられる。 寛解が得られてもANCAが陰性化しない場合、再燃が高頻度であるため、5年間継続する事もある。 日本では、軽症例に再燃が多かったが、免疫抑制薬の使用が少なかった事も原因と推定されている。 下記の2種が主。 シクロホスファミド(CY) 主に寛解導入療法。連日経口投与またはシクロホスファミド静注パルス療法(IVCY)。静注パルス療法が標準的。連日経口服用療法の方が総投与量が多く、副作用の膀胱毒性が強い。 アザチオプリン(AZA) 主に寛解維持療法。シクロホスファミドより副作用が少ない。 メトトレキサート(MTX) 海外での使用実績があるものの、日本では保険適応はない。
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