人形供養祭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 14:27 UTC 版)
長年子供の成長を見守り身代わりとなって災厄を引き受けてくれた人形(おひなさまや五月人形)を、感謝の気持ちを込めて供養する祭事。毎年6月第1日曜日に執り行われる。納められた人形は人形殿に奉斎され、月次供養祭で人形の魂は形代へ遷霊される。その後、形代が人形殿で鎮魂され、6月の人形供養祭でお焚き上げされる。近年、所沢や近隣の市町村にとどまらず、関東一円から膨大な数の人形が納められ、供養祭の規模が大きくなったため、現在は、環境への配慮から人形そのものを燃やすことはされていない。納められた人形は魂を抜いて祓い清められ、専門の業者に回収される。所沢市は特産品に人形や羽子板がある「人形の町」であり、昭和50年代から所沢人形協会が主催して人形のお焚き上げ行事が行われるようになったのが、この人形供養祭の始まりである。当社の人形供養は、感謝の思いに添った祭典で、除霊や呪いの類のお祓いではない。
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