久保正幡とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 久保正幡の意味・解説 

久保正幡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/23 03:40 UTC 版)

久保 正幡(くぼ まさはた、1911年11月26日 - 2010年1月20日)は、日本の法制史学者東京大学名誉教授。西洋法制史専攻。

栃木県出身。1931年武蔵高等学校を卒業し[1]東京帝国大学法学部入学[2]1934年に法律学科を卒業[3]。助手を経て、1936年助教授[4]、1946年教授。1951年「サリカ法典」で日本学士院賞受賞。1954年「フランク時代におけるゲルマン法ローマ法」で東京大学法学博士。1965年東大法学部長。1972年定年退官、名誉教授、國學院大學教授。1982年退職。日本学術会議会員、宗教法人審議会委員。

著書

  • 『西洋法制史研究 フランク時代におけるゲルマン法とローマ法』岩波書店 1952

編著

  • 『中世の自由と国家 西洋中世前期国制史の基礎的諸問題』全3巻 創文社 1963-1969

翻訳

  • 『リブアリア法典』弘文堂 1940 のち創文社
  • ルードルフ・ゾーム『フランク法とローマ法 ドイツ法史への序論』世良晃志郎共訳 岩波書店 1942
  • 『サリカ法典』弘文堂・西洋法制史料叢書 1949 のち創文社
  • A・P・ダントレーヴ『自然法』岩波書店 1952 岩波現代叢書
  • マリオ・マテウッチィ『イタリア共和国憲法の人権規定に関する報告』憲法調査会事務局 1960
  • ルネ・メッツ『教会法桑原武夫共訳 ドン・ボスコ社 1962 カトリック全書
  • ジャック・マリタン『人間と国家』稲垣良典共訳 創文社 1962
  • ラートブルフ著作集 第6巻』「イギリス法の精神」(林深山共訳) 「法学的思考形式としての「事物の本性」」東京大学出版会 1967
  • H・コーイング『近代法への歩み ドイツ法史を中心にして』村上淳一共訳 東京大学出版会 1969
  • アイケ・フォン・レプゴウ『ザクセンシュピーゲル・ラント法』石川武、直居淳共訳 創文社 1977 西洋法制史料叢書
  • ハンス・ティーメ『ヨーロッパ法の歴史と理念』監訳 岩波書店 1978

記念論集

  • 『西洋法制史料選 久保正幡先生還暦記念』全3巻 久保正幡先生還暦記念出版準備会編 創文社 1978-1981

脚注

  1. ^ 武蔵高等学校 編『武蔵高等学校一覧 2591年』武蔵高等学校、1931年7月25日、65頁。NDLJP:1452697/40 
  2. ^ 『官報』第1285号、昭和6年4月15日、p.398.NDLJP:2957753/4
  3. ^ 『東京帝国大学要覧 昭和9年度』東京帝国大学、1934年6月5日、372頁。NDLJP:1448292/193 
  4. ^ 『東京帝国大学一覧 昭和11年度』東京帝国大学、1936年7月15日、356頁。NDLJP:1453465/188 

参考

 




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「久保正幡」の関連用語

1
32% |||||










久保正幡のお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



久保正幡のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの久保正幡 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS