一致性とは? わかりやすく解説

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一致性

読み方:いっちせい

名詞一致」に、接尾辞「性」がついたもの
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一致性


 母数 θ を持つ母集団から,大きさ n の標本 X1,X2,... ,Xn抽出されたとする
 この標本について統計量 Tn = T( X1,X2,... ,Xn )を考える。
 n を十分大きくしたときに Tn分散が 0 に近づくとき,Tn は θ の 一致推定量 であるという。
  一致性


 例えば,母平均 μ,母分散 σ2正規分布 N(μ,σ2) に従う母集団から大きさ n の標本抽出したとき,
標本平均 一致性最頻値 Mo中央値 Me は共に μ の一致推定量である。

一致性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 21:24 UTC 版)

一般化モーメント法」の記事における「一致性」の解説

一致性とは、推定量の持つ統計的な性質であり、十分に多く観測値がある場合推定量真の値に任意に近づいていくということである。 θ ^ → p θ 0   as   T → ∞ {\displaystyle {\hat {\theta }}{\xrightarrow {p}}\theta _{0}\ {\text{as}}\ T\to \infty } (確率収束参照)。一般化モーメント法による推定量が一致性を持つ必要十分条件以下の通りである。 W ^ T → p W {\displaystyle {\hat {W}}_{T}{\xrightarrow {p}}W} を満たす。ただし W は正値定符号行列である。 θ = θ 0 {\displaystyle \,\theta =\theta _{0}} である時に限り E ⁡ [ g ( Y t , θ ) ] = 0 {\displaystyle \,\operatorname {E} [\,g(Y_{t},\theta )\,]=0} を満たすパラメーターが値を取りうる集合 Θ ⊂ R k {\displaystyle \Theta \subset \mathbb {R} ^{k}} はコンパクト集合である。 g ( Y , θ ) {\displaystyle \,g(Y,\theta )} は θ について連続である。 E ⁡ [ sup θ ∈ Θ ‖ g ( Y , θ ) ‖ ] < ∞ {\displaystyle \operatorname {E} [\,\textstyle \sup _{\theta \in \Theta }\lVert g(Y,\theta )\rVert \,]<\infty } 第二条件(大域的識別条件呼ばれる)は、非線形モデルにおいて確かめるのが難しい。 実証計量経済学者実際に大域的識別条件確かめずに、それが成立していると単に仮定することがしばしばある が、あまり推奨されない識別条件成立しない線形モデル例については、Dominguez and Lobato (2004)を参照のこと。

※この「一致性」の解説は、「一般化モーメント法」の解説の一部です。
「一致性」を含む「一般化モーメント法」の記事については、「一般化モーメント法」の概要を参照ください。

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