ロールセンター
左右の車輪中心を含む鉛直面内で、横力を加えてもローリングしない点をいう。従来、サスペンションのジオメトリーから幾何学的に決まる車体の瞬間回転中心(幾何学的ロールセンター)をいうが、最近はサスペンションばねの非線形性などを考慮して普遍的に定義することが多い。車体はサスペンションに対して、この点を中心にローリングする。ロールセンターを高めるとロールアームが短くなり、モーメントが減少してロール角は減少する。しかしスカッフやジャッキアップ力が大きくなるため最適値が選ばれる。通常ロールセンターはサスペンションのストロークとともにサスペンションジオメトリーに応じて移動する。実験的には、サスペンション変位とトレッド変化から求めることができる。
参照 ジャッキアップ/ダウン、瞬間回転中心、ロール軸ロールセンター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/21 00:37 UTC 版)
乗り物のロールセンター(英語: roll center)は、懸架装置(サスペンション)における旋回求心力が車体に対して反応する概念的な点である。ローリングの回転中心またはロール中心とも呼ばれる。
- ^ Julian Happian-Smith, ed (2002). An Introduction to Modern Vehicle Design. Society of Automotive Engineers. pp. p.293. ISBN 978-0768005967
- 1 ロールセンターとは
- 2 ロールセンターの概要
「ロールセンター」の例文・使い方・用例・文例
- 司令官はコントロールセンターを決して出なかった
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