モダン‐アート【modern art】
モダン・アート
【英】:MODERN ART
「近代芸術」の意味。内容的には近代における美術を指すのではなく、印象派以降、あるいはセザンヌ以降、または主として20世紀に入ってから第二次大戦前までに生まれた新しい美術の諸流派、諸動向を総括的にいう。最も狭くとった場合には、戦前のアヴァン=ギャルド(前衛芸術)を指す場合もある。反自然主義を特徴とし、一方で人間の内面を探求する方向、他方で都市生活や工業社会にあった新しい造形を意図する方向がある。これは、その根底に、個人の統一感と社会との調和関係が崩壊し、19世紀までの美術観では対応できなくなったという危機感がある。ダダに見られる全否定的な態度、シュルレアリスムの主張する人間の全面的な解放、新造形主義や構成主義にみられる美術と生活環境の一体化などは、この危機感を克服するためのさまざまな試み、方向と考えられる。モダン・アートという用語は、様式上の新しさをいうために用いられることが多いが、新しさへの関心のみに限定するのは一面的であるといえる。
近代美術
(モダンアート から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 04:04 UTC 版)
近代美術(きんだいびじゅつ 英語: Modern art)またはモダンアートとは、西洋史の「近代」から言葉を借りて名付けられた美術史における近代、すなわち1860年代から1970年代の形式と考え方を指している[1]。「近代」とは、一般的には封建主義時代より後の資本主義社会・市民社会の時代[2][3]。
概要
過去の伝統を捨てて、実験的な精神で美術に向かった状況を指していることが多い。近代美術家たちは画題の本質を新鮮な目で見て、新しい方法で実験を行った時代である。伝統的には記述的であったのを避けて、抽象化が現代美術の特徴で、より最近の作品は「現代美術」(Contemporary art)または「近代後美術」(Postmodern art)へ移行する。
近代美術はモダニズムとも関係が深い。また、近代美術とその後の現代美術は不変の境界が設けられることはない。
脚注
参照項目
外部リンク
モダン・アート
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「ノートン・サイモン美術館」の記事における「モダン・アート」の解説
ノートン・サイモン美術館にはモダン・アートのコレクションもある。パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック、アンリ・マティス、ディエゴ・リベラ等である。また青騎士のメンバーであったパウル・クレーやリオネル・ファイニンガー、アレクセイ・フォン・ヤウレンスキー、ワシリー・カンディンスキーの作品もある。
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