ボルトと銃身
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:03 UTC 版)
Gew88の閉鎖機構(ボルト)は、ルイス・シュレーゲルミルヒ(Louis Schlegelmilch)によって、パウル・モーゼルの設計からインスピレーションを受けて、設計された。 Gew88のボルトアクション設計は、いくつかのモーゼルの特徴を持つマンリッヘルの改良型とされているが、それをモーゼルと呼ぶのは不正確である。 Gew88の銃身とライフリングは、弾薬同様に、フランスのルベルM1886小銃の模倣であった。 Gew88の銃身には薄い鋼板製のバレルジャケット(銃身被筒)が取り付けられていた。 バレルジャケットは、アルマント・ミーク(Armand Mieg、銃や弾薬の改良を行った、当時有名なドイツの設計者)の、設計の模倣であった。 これは銃身が直接、銃床に接触するのを防ぐ事で命中精度を出す事を意図した物だが、隙間に水が溜まり、錆の発生の原因となった。またバレルジャケットの取り付けが甘く、射撃精度に悪影響を及ぼした。 Kar88はバレルジャケットを省略して、市販のスポーツ用ライフルの物に似た、異なったボルトハンドルを利用していた。
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