ナンピン売りとは？ わかりやすく解説

信用取引のカラ売りで、値上がりした時に売り増して売りコストを上げること。
ナンピンは投資手法の一種で、信用取引でしか使えません。ナンピン売りは、例えば800円で1,000株売った株が900円に上がったとします。そこで1,000株売り増したとすると、１株の売りコストは850円になります。ナンピン売りをしなければ、株価が800円を下回らないと利益は出ませんが、ナンピン売りの場合は850円を下回れば利益の出る水準になります。ナンピン売りは株価が下り始めた時に有利になる投資手法ですが、売り増す資金が続かないと失敗に終わる可能性が大きいですし、株価が目標値まで下がるのに時間がかかるようなら、投資資金を寝かすことになります。逆に、買った株が値下がりした時に買い増して、買いコストを下げることを「ナンピン買い」と言います。