グリルとは? わかりやすく解説

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grill

別表記:グリル

「grill」とは、「焼く」「焼き網で焼く」「直火で焼く」「焼き網」「グリル」といった肉やを焼くことに関する意味で使われる英語表現である。

「grill」とは「grill」の意味

「grill」はカタカナ英語でも「グリル」の意味使われるように、肉やを焼くことに関連する動詞名詞使われる英語表現である。動詞としての意味には、「焼く」「直火で焼く」「網焼きにする」「焼き網で焼く」があげられる一方名詞場合は、「(調理用の)焼き網」「グリル専門料理店レストラン」「バーベキュー店」といった意味になる。また動詞場合過去形過去分詞は「grilled」、現在分詞場合は「grilling」と表記する三人称単数現在は「grills」になるが、名詞として「grill」を使う場合複数形も「grills」なので動詞名詞のどちらで使われているのか確認する必要がある

ほかにも「grill」の意味には、「厳しく質問する」「尋問する」があげられる。これらの表現は、相手追い込むように厳し質問をするイメージ使われている。さらに「じろじろ見る」という意味もある。またスラングとしては、「宝石などで装飾した歯」のことを示す意味もある。例えば「iced out grill」という表現は、「ダイヤモンド装飾した歯」のことである。

「grill」の発音・読み方

「grill」における発音記号は、「gríl」である。カタカナだと「グリル」と表記することが多いが、カタカナ英語の「グリル」だと英語では通じない場合が多い。実際発音目安は「グリィル」で、日本語の「グリル」は最初の「グ」を高くリル」を低めに発音するのに対し英語の場合最初の「グ」は低く、「リィ」の部分高めに発音するイメージとなる。

「grill」の語源・由来

「grill」における語源は、フランス語の「gril(肉焼き網)」である。

「grill」と「roast」の違い

「grill」と「roast」は、どちらも「焼く」の意味使われている英語表現である。同じ意味で使われている英語表現だが、使い方ニュアンスには違い存在している。同じ「焼く」の意味でも「grill」は、焼き網の上で肉やを焼くときに使われる表現である。焼き網だけではなく直火鉄板の上で焼く場合にも「grill」が使われる。またイギリス英語場合オーブンの強い上火で焼くことも「grill」と表現する一方アメリカ英語だと、「broil」がオーブンの強い上火で焼くことを意味する英語表現である。魚焼きグリルといった表現は、「grill」に由来している。

roast」は、オーブン直火などでじっくり調理するイメージで「あぶる」の意味でも使われている。例えば「roast beef」のように調理方法料理名入っているものもある。また「roast」は、「炒る」や「煎るの意味も持つ。

ほかにも「焼く」を意味する英語表現には、「toast」や「bake」があげられる。「toast」はパンを焼くときにのみ使う英語表現である。「トースト」として日本語でも使われているように、薄く切ったパン両面焼き色をつけることを意味する表現として使われているのが「toast」である。ただしパンを焼く場合でも、生地オーブンで焼く際に使う表現は「bake」となるので注意して使う必要がある。「bake」はパンのほかに、ケーキクッキーなどを焼いて調理する際に使われるパン屋を示す「ベーカリーbakery)」は、「bakeパンを焼く)」と「ry(場所)」を組み合わせた表現である。

「grill」と「grille」の違い

「grill」は「焼く」や「焼き網」などの意味使われる英語表現なのに対し、「grille」は「格子」「鉄格子」のことを意味する英語表現である。またカタカナ英語だとどちらも「グリル」と使われることがあるが、異なるものを示しているため区別する必要がある

「grill」の使い方・例文

「grill」の使い方には、以下のような例文あげられる
・I grilled a hamburger steak for dinner.
私は夕食のためにハンバーグ焼いた
I'm grilling fish, so wait a minute.
焼いているからちょっと待ってほしい。
・He put the sausage he bought on the grill.
彼は買ってきたソーセージをグリルの上置いた
・She grilled me what I was doing yesterday.
昨日何をしていたか彼女に問い詰められた。
・That rapper is known for his iced out grill.
あのラッパーダイヤ装飾した歯で知られている。

グリル【grill】

読み方:ぐりる

肉や焼き網また、それで焼いた料理

grill roomから》ホテルなどの、洋風一品料理などを供する軽食堂。


グリル grille

空気調和換気吹き出し口吸い込み口使用される格子状金属板。 最も簡単なものに打ち抜きグリル(パンチンググリル)があり、 送風方向性与え羽根付きグリルもある。 羽根固定式のものと可動式のものがある。

グリル

主に、や肉などを焼く焼き網付いた加熱調理機器で、「ガス方式」と「電気方式」がある。グリルには、バーナー上方付いている「片面焼きタイプ」と、上方下方付いている「両面焼きタイプ」がある。また、機能面からは、こんがり焼き上げる遠赤外線グリル」や、焼き上げる際に発生する煙をカットする「スモークレスグリル」などがある。

グリル

グリル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/19 15:41 UTC 版)

バーベキューグリル
グリルパン

グリル英語: grill)は調理用の金網(焼き網、グリッド)[1]または鉄板[2](グリドル)のこと。または、それらを使った料理。この項目では主にグリルのための装置について記述する。

原理と効果

熱放射が網焼きの主要な加熱源で、熱である赤外線光線の性質を持つことから、網焼き調理器具の中には熱を反射する仕組みを持ち、無駄なく食材へ当て高温を実現しているものが見られる[3]電熱器ジュール熱を熱源とするものでも直火焼きと同じように調理できるが、風味に影響する燃焼に伴う煙やガスが発生しないことから、他の加熱調理器(オーブンなど)と同様の風味となる。

網焼きにすると縞模様状や編み目状の焼き目が付く。グリルパンと呼ばれる複数の溝の付いたフライパンでも、焼網のような焼き目を付けられる。

グリルの方法

バーベキューグリル

赤外線は発熱体から放射される性質上、食材が受けとる熱は距離の二乗に反比例する。熱量調節機能を持たないグリル調理器具では、替わりに発熱体からの距離を調節する機構をもつ[3]。バーベキューグリルでは、食材は畜肉が主体となり、またある程度の大きさにそろえられることから、設計の時点で適切な熱量を想定でき、おおむね食材が程よく調理される距離に焼き網が張ってあり、この上に食材を置くことで適切な距離を取れ、美味しく調理されるよう工夫されている。

七輪

七輪とサンマ

木炭豆炭燃料に使用する、日本の伝統的な調理用のである。軽量かつコンパクトで移動が容易。形状は円筒形、四角形、長方形。大きさも様々で、用途に応じて多品種生産されている。材質は主に珪藻土で、微細な中空構造を持ち断熱性が高いため保温効果が極めて高く、本体は熱く焼けないため持ち運びに便利である。赤外線の発生量が多く熱効率が極めて高いため、燃料を節約できるという利点がある。かつては火鉢炬燵などに使用する木炭や豆炭などに着火するための道具として、調理用の熱源である竈(かまど)がある家であっても七輪が利用された。

魚焼きグリル

近代におけるグリル装置。日本の家庭用ではガスコンロに組み込まれていることが多い。魚焼きグリルは他のグリルやオーブンに比べると内部容積が小さいため立ち上がりが早く[4]、例えばグラタンハッシュドポテトピザのような洋食から[5]焼き魚秋刀魚干物)など和食まで幅広く対応できる。内部に付着した油を清掃せず、またグリル受け皿に水を入れずに調理すると発火・炎上することもある(水を必要としない魚焼きグリルもある)[6]

脚注

  1. ^ 広辞苑第5版
  2. ^ グリル』 - コトバンク
  3. ^ a b 小雀陣二監修『簡単なのに豪華にできる!ソトごはんレシピ』学研プラス、2014年、99頁。ISBN 4059135429 
  4. ^ 『「さすが!」と言われる 料理の裏ワザ全書』PHP研究所、2013年、178頁。ISBN 4845422832 
  5. ^ “オークス、グリルで調理するダッチオーブン 家庭で手軽に”. 日本経済新聞. (2012年12月12日). http://www.nikkei.com/article/DGXNZO49482750S2A211C1L21000/ 
  6. ^ 国民生活センターガステーブル等のグリル火災に注意!』(レポート)2008年2月https://web.archive.org/web/20130217151101/http://www.kokusen.go.jp/test/data/s_test/n-20080221_1.html 

関連項目


グリル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/31 00:47 UTC 版)

野外調理」の記事における「グリル」の解説

グリルもまた簡易な調理法であり、煙の風味がする料理を作るキャンプファイヤーでのグリルは通常の炭火バーベキューと同じ方法である。食材を単にグリルに置くと燃えるため、常に注意が必要である。食材固定する取っ手付きグリルは、食品温めハンバーガーソーセージのグリル、またはトーストを焼くために使われるたき火許可されていない場合軽量炭火グリル(「hibachi」式)が直火グリルに使われる

※この「グリル」の解説は、「野外調理」の解説の一部です。
「グリル」を含む「野外調理」の記事については、「野外調理」の概要を参照ください。

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