ガンダムエースとは? わかりやすく解説

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ガンダムエース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/27 01:52 UTC 版)

ガンダムエース』(GUNDAM A) は、KADOKAWA(二代目法人)角川書店ブランドが発行する漫画雑誌ガンダムシリーズの専門誌である。略称はダムエー。

2001年6月25日に創刊された。月刊化されてからは原則毎月26日発売。当初は定価580円だったが、号によっては特別定価と称して600円以上になることもあった。なお、2023年現在の定価は840円(10%の消費税込み、ごくまれに1,100円以上の場合もあり)となっている。

概要

刊行間隔は、vol.1からvol.4までが季刊、vol.5(7月号)からvol.9(3・4月合併号)までが隔月刊で、2003年4月25日発売のVol.10(6月号)から月刊誌になる。vol.4までは『Newtype.com』の増刊として発行。vol.5より独立誌となる。発行人は(旧)角川書店で『月刊ニュータイプ』や『月刊少年エース』を手がけた井上伸一郎。初代編集長は古林英明。2007年12月号より平尾知也が2代目編集長となった。

創刊号は10万部を即完売し、雑誌としては異例の増刷を行って25万部を発行した[1]。不定期で増刊号が発売されている。

創刊の経緯として、安彦良和が『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を執筆するにあたって、1回100ページ程度(月刊化後は50ページ前後)を掲載できる場として興されたといわれている。創刊号から『THE ORIGIN』が完結した2011年8月号までの表紙イラストが安彦の描き下ろしとなっている。

他にも『機動戦士ガンダムΖΖ』のキャラクターデザイナーの北爪宏幸や『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』のキャラクターデザイナーの美樹本晴彦などによるストーリー漫画、ガンダムシリーズのゲーム作品のコミカライズ、ガンダムをネタにしたギャグ漫画、小説家福井晴敏などによる小説作品、ガンダムシリーズの新作アニメーション情報や、富野由悠季による対談企画、プラモデル・フィギュア・ゲームについての商品情報なども掲載されており、まるごと1冊がガンダム関連の記事で埋め尽くされている。

また、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ、『機動戦士ガンダム00』、『機動戦士ガンダムUC』などの新作アニメーションシリーズの放送・公開時には、新たなガンダムファンを読者に取り込む事を目的とし、作品情報や関連作品が積極的に掲載されている。特に福井晴敏によって連載された小説『機動戦士ガンダムUC』は、本誌の小説作品からOVA化されるというガンダムシリーズでも初の試みとなっている。

「教えてください。富野です」「データガンダム〜俊傑群像〜」など後述の一部コーナー企画は、単行本化もされている。

連載作品

現在

過去

漫画以外の主な記事

データガンダム〜俊傑群像〜
ガンダムに登場するキャラクター一人に的を絞り、経歴や搭乗MSなどの詳細なデータをまとめる。
ガンダムの時代
ガンダムのアニメーション作品についてテーマを絞って魅力を紹介する。
大河原ファクトリー
大河原邦男が作成した造形物の制作過程を紹介する。
ガンダムグッズナビゲーション
プラモデルやトイ、フィギュアなどガンダムグッズに関する情報。
ガンダムゲームインフォメーション
ガンダムに関係したビデオゲームに関する情報。
GUNDAM"ACE"FIX
GUNDAM FIX FIGURATIONについての情報を掲載する。
GAME'S MSV
ガンダム関連ゲームに登場したMS1機について詳細なデータを掲載する。
教えてください。富野です 達人たちによるG(ガンダム)世代への提言
富野由悠季による対談コーナー。対談相手はアニメ等のオタク系カルチャーとは無縁の人物が選ばれている。
ガンダムマインド
読者投稿によるお便りとイラストのコーナー。
機動戦士ガンダム0083カードビルダーブリーフィングルーム
ガンダムカードビルダーについての情報。
ガンダムウォーnabi
ガンダムウォーについての情報。

発行部数

  • 2004年(2003年9月 - 2004年8月) 211,416部[11]
  • 2005年(2004年9月 - 2005年8月) 209,292部[11]
  • 2006年(2005年9月 - 2006年8月) 195,500部[11]
  • 2007年(2006年9月 - 2007年8月) 184,750部[11]
  • 2008年(2007年10月 - 2008年9月) 179,084部[11]
発行部数(2008年4月以降)(社団法人日本雑誌協会
1〜3月 4〜6月 7〜9月 10〜12月
2008年 180,000 部 175,000 部 170,667 部
2009年 164,667 部 160,334 部 150,000 部 144,667 部
2010年 138,334 部 130,000 部 128,667 部 139,000 部
2011年 132,000 部 131,667 部 131,667 部 118,000 部
2012年 113,000 部 106,667 部 105,000 部 109,334 部
2013年 113,000 部 106,667 部 105,000 部 109,334 部

増刊号

ガンダムシリーズ
  • ガンダムエーススペシャル 2002年12月号増刊
  • ガンダムエース特別号 2003年5月号増刊(月刊準備号)
  • ガンダムグッズエース 2003年9月号増刊
  • ガンダムゲームエース
    1. 2003年10月号増刊
    2. 2004年12月号増刊
  • ガンダムエースコレクターズ 2004年11月号増刊
  • Ζガンダムエース
    1. No.001 2005年7月号増刊
    2. No.002 2005年11月号増刊 (10月26日発売)
    3. No.003 2006年4月号増刊
  • ガンダムエーススペシャルお笑い特集号 2006年11月号増刊
  • ガンダムエーススペシャルゲーム特集号 2006年12月号増刊
  • ガンダムエーススペシャル
    1. 2007年5月号増刊
    2. 2007年11月号増刊
    3. 2008年2月号増刊
    4. 2008年5月号増刊
  • ガンダムダブルオーエース 2010年10月号増刊
  • ガンダムUC(ユニコーン)エース
    1. 2010年12月号増刊
    2. 2011年4月号増刊
    3. ニュータイプ』2011年12月号増刊[12]
    4. 『ニュータイプ』2012年7月号増刊
    5. 『ニュータイプ』2013年5月号増刊
    6. 2014年7月号増刊
ガンダムシリーズ以外

書籍

漫画や小説の連載作品、およびその関連書籍は除外する。

脚注

  1. ^ 皆川ゆか「現代の肖像 シャア・アズナブル」『AERA』2007年9月17日号、朝日新聞社、p54.
  2. ^ ガンダム Gのレコンギスタ”. ガンダムエース. 2020年3月26日閲覧。
  3. ^ a b c d e 「BOYS BE…」玉越博幸がガンダムUC描く新連載など、ダムエーで一挙5本開始”. コミックナタリー (2019年11月26日). 2020年1月31日閲覧。
  4. ^ 機動戦士ガンダムF91 プリクエル”. ガンダムエース. 2020年3月26日閲覧。
  5. ^ 機動戦士ガンダムF90 ファステストフォーミュラ”. ガンダムエース. 2020年3月26日閲覧。
  6. ^ 機動戦士ガンダム ヴァルプルギス”. ガンダムエース. 2020年3月26日閲覧。
  7. ^ 機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争”. ガンダムエース. 2022年4月12日閲覧。
  8. ^ アラサーOLハマーン様”. ガンダムエース. 2022年4月14日閲覧。
  9. ^ 新機動戦記ガンダムW G-UNIT オペレーション・ガリアレスト”. ガンダムエース. 2020年3月26日閲覧。
  10. ^ 機動戦士ガンダム GROUND ZERO コロニーの落ちた地で -RISE FROM THE ASHES-”. ガンダムエース. 2020年3月26日閲覧。
  11. ^ a b c d e 社団法人日本雑誌協会JMPAマガジンデータによる該当期間中に発売された雑誌1号当たりの平均印刷部数。
  12. ^ 表紙などにも記載されており、巻数も「第27巻 第18号」となっている。

関連項目

外部リンク


ガンダムエース(角川書店)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 18:34 UTC 版)

アニメ雑誌」の記事における「ガンダムエース(角川書店)」の解説

「ガンダムシリーズ」専門誌2001年6月創刊2003年4月より月刊化。安彦良和による『機動戦士ガンダム』コミカライズ看板作品で、他に『ガンダムSEEDシリーズ外伝漫画など。『ガンダム自体アニメか派生したコンテンツなので、自然、アニメ寄り漫画雑誌となっている。

※この「ガンダムエース(角川書店)」の解説は、「アニメ雑誌」の解説の一部です。
「ガンダムエース(角川書店)」を含む「アニメ雑誌」の記事については、「アニメ雑誌」の概要を参照ください。

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