メトン周期
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メトン周期(メトンしゅうき 英: Metonic cycle, 古希: Μετωνικός κύκλος)とは、ある日付での月相が一致する周期の1つであり、19太陽年は235朔望月にほぼ等しいという周期のことである[1]。メトン周期は、太陰太陽暦において閏月を入れる回数(19年に7回の閏月を入れる)を求めるのに用いられた[2]。
注釈
出典
- ^ a b 平凡社 大百科事典14巻, p. 808.
- ^ 太陰太陽暦 周期 19年 (章法、メトン周期) 国立天文台 > 暦計算室 > 暦Wiki
- ^ “365.24219/29.530589の正則連分数展開”. Wolfram Alpha. 2019年5月4日閲覧。
- ^ “365.24219/29.530589の正則連分数展開”. SageMath. 2019年5月4日閲覧。
- ^ Weisstein, Eric W. "Convergent". mathworld.wolfram.com (英語).
- ^ convergents to a continued fraction - PlanetMath.(英語)
- ^ “365.24219/29.530589の近似分数列”. Wolfram Alpha. 2019年5月4日閲覧。
- ^ “365.24219/29.530589の近似分数列”. SageMath. 2022年9月2日閲覧。
- ^ “365.24219/29.530589のシュターン=ブロコ木上での探索結果”. SageMath. 2020年1月9日閲覧。
- 1 メトン周期とは
- 2 メトン周期の概要
- 3 破章法
- 4 関連項目
カリポス周期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/11 13:54 UTC 版)
カリポス周期(英語版)は、76太陽年を940朔望月に等しいとした周期である。 キュジコスの天文学者・カリポスはメトン周期を修正して、1太陽年を365.25日ちょうどとして計算した。したがって19年間では7003693975000000000♠6939.75 日となる。これを4倍した76年間では7004277590000000000♠27759 日となり、メトン周期の4倍(7003694000000000000♠6940 日 × 4 = 7004277600000000000♠27760 日)より1日少ない。 月数は235朔望月を4倍した940朔望月とし、日数を7004277590000000000♠27759 日とした。したがって1朔望月は、7004277590000000000♠27759/940 = 7001295308510000000♠約29.530851 日となる。76年間に、28回(= 940 − 76 × 12)の閏月を入れることになる。 この76太陽年 = 940朔望月 = 7004277590000000000♠27759 日のカリポス周期は紀元前330年に採用された。中国では四分暦に採用され、76年を1蔀と呼んでいる。
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