オーモンデーとは? わかりやすく解説

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オーモンデー

名称: オーモンデー
ふりがな おーもんでー
種別1: 民俗芸能
保護団体名: オーモンデー保存会
選択年月日 1971.11.11(昭和46.11.11)
都道府県(列記): 長崎県
市区町村(列記): 南松浦郡三井楽町嵯峨島
代表都道府県 長崎県
備考 所在地同一都道府県内のもの(このデータ種別1から移行しています)
解説文:  この芸能は、長崎県南松浦郡三井楽町嵯峨島伝承されるもので、太鼓踊をもととした供養念仏踊の一典型を示すものである
 芸能は、昼は各戸ごとを巡り、夜は墓所参りしてそれぞれ行なわれる
 オーモンデーの名はその唱え詞からきたものでその芸態には南方系の芸能要素うかがえるなど、地方的特色顕著なのである
 踊は円陣になって中心に向かいあったり円形進行したりなどして、撥棒太鼓を掛打ちしながら二人持太鉦に合わせて踊る。唱え詞の「モーデーホー」「オーモンオーモンオーデーホ」「オーモンデーオーモンデー」などというのは、経文の語の音転訛したものともいわれる公開は旧七月十五日。
民俗芸能のほかの用語一覧
風流:  お峯入り  はんや舞  やすらい花  オーモンデー  シットロト踊  チャッキラコ  上中の六斎念仏

オーモンデー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/17 15:19 UTC 版)

オーモンデーは、長崎県福江島の西にある嵯峨島(旧:南松浦郡三井楽町、現: 五島市)に伝わる念仏踊りである。鉦(かね)たたきが唱える歌詞の中に「オーモンデー、オーモンデー」という節があることからこう呼ばれる。踊り手は五色の紙のカブトを被り、腰には蓑を付ける[1]。昼間に行なわれる。

1960年(昭和35年)3月22日に県の無形文化財に指定されるが、同指定を解除された1977年(昭和52年)1月11日に改めて県の無形民俗文化財に指定された[2]。1971年(昭和46年)11月11日には国の選択無形民俗文化財に選択された[3]

特徴

構成

  • 鉦たたき:4人(2人2組)
  • 踊り手:10~12人
円陣をつくり、犬皮の太鼓を体の前に抱き、たたきながら踊る

服装

  • 襦袢
  • 黄色の短い腰巻き、舞葺の葉で編んだ蓑を腰につける
  • 金銀の紙など、派手な装飾を施した兜をかぶる

演奏

  • ヨーデル調の歌唱と踊り手の掛け声、太鼓の音が和する

五島の念仏踊り

オーモンデー以外にも、五島には福江の「チャンココ」[注 1]玉之浦町の「カケ」、富江町の「オネオンデ」など、同系の念仏踊りが伝わっている。

脚注

注釈
  1. ^ 「チャンココ」も県指定の無形民俗文化財(指定日:昭和52年1月11日)[4]
出典
  1. ^ オーモンデー『郷土の伝統芸能』芳賀日出男、保育社, 1991
  2. ^ オーモンデー”. 長崎県の文化財. 長崎県. 2019年11月22日閲覧。
  3. ^ オーモンデー”. 国指定文化財等データベース. 文化庁. 2019年11月22日閲覧。
  4. ^ オーモンデー”. 長崎県の文化財. 長崎県. 2019年11月22日閲覧。

参考文献

  • 福江市観光協会『五島 福江島 ガイドブック』

関連項目

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