ウダイガル王国
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「マガディーラ 勇者転生」の記事における「ウダイガル王国」の解説
1609年、ウダイガル王国。近衛軍の戦士バイラヴァは王女ミトラヴィンダと互いに想いを寄せていたが、彼女に横恋慕する軍司令官ラナデーヴはバイラヴァを疎ましく思っていた。インド全土の征服を目論むシェール・カーンの侵略軍が迫る中、国王ヴィクラム・シンは武勇を競う競技大会を開催するが、ラナデーヴは民衆の面前でミトラヴィンダのストールを剥ぎ取り辱め、自分の身を守れない彼女に王位を継ぐ資格はないと主張する。彼はストールを無人の馬車に乗せて走らせ、ストールを手に戻ってきた者をミトラヴィンダの婚約者にすることを彼女に認めさせる。バイラヴァは彼女の名誉を守るためラナデーヴからストールを奪い返して勝利し、敗れたラナデーヴは国外に追放される。しかし、武勇のため早死にする家の出身者と娘を結婚させることを躊躇したヴィクラムは、結婚を諦めるようにバイラヴァに伝え、彼はそれを受け入れる。 シェール・カーン軍が迫る中、王国に降りかかる大災厄を取り払うため、ヴィクラムは導師とミトラヴィンダにバイラヴァコーナで祈祷を行うように命じ、バイラヴァを護衛として同行させる。ミトラヴィンダは祈祷の場でバイラヴァに自分への想いを告げて欲しいと告げるが、彼はヴィクラムとの誓いを守り彼女の言葉を聞き入れなかった。そこに伝令が現れ、ラナデーヴがシェール・カーンと手を組み王宮を襲撃し、ヴィクラムが殺されたことを伝える。直後にシェール・カーン軍がバイラヴァたちに攻撃を仕掛け、バイラヴァとミトラヴィンダ以外の兵士たちが全滅する。シェール・カーンは100人斬りの伝説を持つバイラヴァに100人の精鋭を差し向け、勝利すれば2人の命を助けると約束する。 バイラヴァは傷つきながらも100人斬りを成し遂げ、シェール・カーンは彼の武勇に敬意を表して約束を果たそうとする。しかし、ラナデーヴから「王女と王国を引き渡すという誓いを守れ」と迫られ手を引き、ラナデーヴは満身創痍のバイラヴァに襲いかかる。ラナデーヴは自分の妻になることを拒否したミトラヴィンダに短剣を投げつけ致命傷を与え、激怒したバイラヴァに首を斬り落とされる。ミトラヴィンダはバイラヴァに「私の手に触れてほしい」と懇願するが力尽きて崖下に転落し、バイラヴァも彼女を追って飛び降りるが、彼女の手に触れることはできず2人とも崖下に姿を消す。残されたシェール・カーンはバイラヴァの雄姿を称え、彼の転生をシヴァ神に祈願する。
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