アクアマリン【aquamarine】
アクアマリン(Aquamarine)
Gilgit,Pakistan
Be3Al2Si6O18 画像の幅約4cm
透明感のあるアクアマリンで、母岩付きの姿が美しい標本です。
アクアマリン(Aquamarine)
Erongo Mine,Karibib,Namibia
Be3Al2Si6O18 画像の幅約1.7cm
白い長石に付いた透明な結晶がアクアマリンです。
色の薄いアクアマリンですが、両端面のある結晶を観察できる
珍しい標本です。
アクアマリン(Aquamarine)
Dass Haramosh,Gilgit,Pakistan
アクアマリン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/14 17:10 UTC 版)
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2019年6月) |
アクアマリン(Aquamarine)は、青色のベリル(緑柱石)である。名前はラテン語の「海水」を意味する語から。緑柱石のうち透明で青い色調のものの宝石名。和名は藍玉もしくは水宝玉。エメラルドより低価格で市販品の多くは緑色から黄褐色の緑柱石を熱処理したもの。主要原産地はマダガスカル、ブラジル、シベリア等。字義どおりには「海の水」を意味する。また、3月の誕生石としても有名である。
色としてのアクアマリンも後述する。
宝石としてのアクアマリン
化学組成はベリル(Beryl)である。結晶系は六方晶系、モース硬度は7と1/2。緑のエメラルドや黄のヘリオドールを熱処理(トリートメント)によってアクアマリンの色に変化させる事が可能。
アクアマリンはその名の通り海の色をした宝石だが、海に投げ入れると瞬時に溶け込んでしまうと言われるほどで、その事から古いヨーロッパの船乗り達は、この石を海の力の宿ったお守りとして大切に持っていた。ブラジルのサンタマリア鉱山で採掘される深いマリンブルーの石が最高品質とされているが、現在は枯渇状態である。しかし最近では他の鉱山でもこれと同様の品質の石が採掘されており、現在ではこの深いマリンブルーの物を一般的に「サンタマリア」若しくは「サンタマリア・アフリカーナ」と呼んでいる。それ以外にも産地としてはスリランカ、マダガスカル、ロシア、パキスタン、アフガニスタン、インドなどが知られている。
特殊効果として有名なものはシャトヤンシーの出るアクアマリンキャッツアイがあるが、なかなか宝石質の物が少なく非常に稀少で市場ではあまり見ない。それ故ほぼコレクターズアイテムとなっている。
なお、日本ジュエリー協会では2021年10月まで正式名称をアクワマリンとしていたため[1]、この名で店頭に出ていることもある。
色としてのアクアマリン
| |
16進表記 | #006F86 |
---|---|
RGB | (0, 111, 134) |
CMYK | (90, 45, 36, 9) |
HSV | (190°, 100%, 53%) |
マンセル値 | - |
表示されている色は一例です |
Aquamarine (webcolor) | ||
---|---|---|
16進表記 | #7fffd4 |
アクアマリンはまた緑と青の中間の色名としても用いられる。緑柱石の色であるが、しばしば海の色と解されることもある。青緑の範疇に入るが、藍緑色(らんりょくしょく)と表記されることもある。
Cascading Style Sheetsを使用可能なウェブブラウザにおいて、カラーをAquamarineと指定すると右に示すwebcolorのように表示される。
近似色
アクアマリンに関する事項
アクアマリンは紋章において用いられる色名のひとつでもある。ただし、この色はめったに用いられず、ロシアのユダヤ自治州で使用されている。
脚注
関連項目
外部リンク
- Aquamarine(mindat.org)
アクアマリン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 04:12 UTC 版)
※この「アクアマリン」の解説は、「忘却の首と姫」の解説の一部です。
「アクアマリン」を含む「忘却の首と姫」の記事については、「忘却の首と姫」の概要を参照ください。
アクアマリン
出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 08:28 UTC 版)
名詞
アクアマリン
語源
英語 aquamarine
発音(?)
- ア↗クアマ↘リン
翻訳
- 英語: aquamarine (en)
「アクアマリン」の例文・使い方・用例・文例
- 5月30日,福島県いわき市にあるアクアマリンふくしまのチームがインドネシアのスラウェシ島沖の海中で生きたシーラカンスのビデオ撮影に成功した。
- アクアマリンふくしまのチームはインドネシア政府と協力してシーラカンスを研究している。
- インドネシアシーラカンスの標本が現在,福島県にある海洋科学館アクアマリンふくしまで展示されている。
- アクアマリンふくしまは2000年の開館以来,シーラカンスに関する研究を数多く行っている。
- 福島県の水族館「アクアマリンふくしま」は先日,同館の調査チームが史上初めて生きているシーラカンスの稚魚を発見したと発表した。
- アクアマリンのページへのリンク