アクティベーションロックはiPhoneやiPadなどのAppleデバイスに搭載されている機能です。アクティベーションロックがかかっていると、解除するまでiPhoneを利用できません。
そのため、iPhoneを中古で購入する場合は、アクティベーションロックの解除方法や仕組みを理解しておくことは重要です。
この記事では、アクティベーションロックの解除方法や確認方法、設定方法などを分かりやすく解説します。
この記事を監修した方:
株式会社Crepas 代表取締役 牧村和慶
大学院修了後、日本電気株式会社(NEC)入社。SEとして携帯キャリア向け基幹システムの構築に従事。その後、NECビッグローブ(現・ビッグローブ株式会社)へ出向し、コンシューマー向けのサービス企画、運営などを手掛ける。
2013年に株式会社Crepasを創業、プロバイダーでの業務経験を活かしてネット回線の情報メディア「プロバイダー・ワン」を運営。YouTube「Crepasチャンネル」でもWiFi解説動画を発信。
アクティベーションロックとは、iPhoneを紛失したり、盗難されたりしても、第三者に使われないようにする機能です。
アクティベーションロックがかかっていると、第三者では解除できません。
iPhoneやiPad、iPod touchなどのAppleデバイスに搭載されている機能で、Androidでは利用できません。
牧村さん
AndroidではGoogleアカウントを使用するため、アカウントのセキュリティを強化することで、不正アクセスなどのリスクからデバイスやデータを保護することができます。
中古で購入したiOS 15以降のiPhoneのアクティベーションロックが有効になっている場合、起動すると「iPhoneは所有者にロックされています」画面が表示されます。
iPhoneの電源を入れて初期設定が始まった場合は、アクティベーションロックはかかっていません。
アクティベーションロックの画面を解除するためには、前の所有者のApple IDとパスワードの入力が必要です。
購入したiPhoneを販売店の店員に渡して入力してもらうか、前の所有者に連絡を取ってブラウザを使ってアカウントからiPhoneを削除してもらいましょう。
iPhoneを落としてしまった、あるいは盗難された場合は遠隔操作でアクティベーションロックをかけることが可能です。
ただし、アクティベーションロックをかけるためには、事前にiPhoneを探す機能をオンにしておく必要があります。
iPhoneを探す機能をオンにする手順は下記の通りです。
「設定」をタップする
「【ユーザー名】」をタップする
「探す」をタップする
「iPhoneを探す」をタップする
「iPhoneを探す」をオンにする
また、iPhoneを探す機能をオンにする場合や、アクティベーションロックの設定を行う場合にはApple IDとパスワードが必要なので、次の手順で事前に確認、あるいは再設定しておきましょう。
Apple IDを確認する方法 |
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パスワードを再設定する手順 |
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Apple IDのパスワードを確認する方法はありません。そのため、パスワードが分からない方は、上記の手順で再設定しましょう。
紛失したiPhoneにアクティベーションロックをかける手順は下記の通りです。
別のデバイス、あるいはiCloudの「探す」Appを起動する
「探す」Appで紛失したiPhoneを選択する
紛失したiPhoneの「紛失としてマーク」、または「紛失モード」を表示して「有効にする」を選択する
同じApple IDでログインしているデバイス、あるいはブラウザでiCloudにログインして、iPhoneやiPadを「探す」機能を利用して、紛失したiPhoneの「持ち物の紛失モード」を有効にすれば、アクティベーションロックがかかります。
「探す」機能では紛失したiPhoneの画面に連絡先情報やカスタムのメッセージを入力することが可能です。iPhoneを拾った方にメッセージを送りたい場合は活用しましょう。
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アクティベーションロックを解除する方法を順番に解説します。
アクティベーションロックがかかっているiPhoneが手元にある場合は、画面で案内される手順に沿ってApple IDとパスワードを入力すればアクティベーションロックが解除されます。
アクティベーションロックがかかっているiPhoneが手元にない場合は、パソコンや別のデバイスで遠隔操作して解除できます。手順は下記の通りです。
ブラウザでiCloudにログインする
画面上部にある「すべてのデバイス」をクリックする
iCloudから削除するデバイスを選択
「アカウントから削除」をクリックする
なお、遠隔操作でアクティベーションロックを解除する場合は、iPhoneのデータを削除することになるので注意しましょう。
アクティベーションロックが解除できない原因を順番に解説します。
アクティベーションロックを解除するためにはApple IDとパスワードが必要です。
しかし、Apple IDとパスワードのどちらかが間違っていると解除できません。忘れてしまった場合はApple IDやパスワードのリセットや再設定を行いましょう。
なお、複数回間違えるとロックがかかる可能性があるため注意が必要です。
中古のiPhoneをフリマアプリやネットオークションで購入した場合、アクティベーションロックがかかっている場合があります。
以前の持ち主が売主と異なる場合は、売主に問い合わせてもApple IDやパスワードが分からず、解除できません。また、以前の持ち主と売主が同一人物でも、売主と連絡が取れない場合はアクティベーションロックを解除できません。
中古品を購入する場合は、アクティベーションロックが解除されていることを必ず確認しましょう。
なお、アクティベーションロックがかかっていた場合の、フリマアプリやネットオークションのキャンセルポリシーも確認してから購入すると良いです。
アクティベーションロックがかかっているiPhoneを解除するためには、Apple IDとパスワードのほかに、iCloudとの接続が必要です。
内蔵しているSIMカードやiPhone自体にトラブルが起きている、もしくはシステムが「デバイスが盗難被害に遭っている」と認識してネットに繋がらない場合、Apple IDとパスワードが分かっていても解除できません。
iCloudとの接続状況が悪い場合は、iPhoneを再起動したり、代わりに安定したWiFiに接続したりしてみましょう。
牧村さん
どうしてもアクティベーションロックを解除できない場合は、iTunesを通じて初期化する方法や専用ソフトウェアを使った方法で強制解除する方法もあります。
アクティベーションロックを解除するためにはApple IDとパスワードが必要です。
Apple IDはパソコンや別の端末、メールなどから確認できますが、パスワードは確認する方法がありません。そのため、Apple IDのパスワードが不明な場合は、下記の方法でリセットしましょう。
手元にアクティベーションロックがかかっていないiPhoneやiPadなどがあり、同じApple IDでサインインしているなら、「アクティベーションロックの設定方法」で紹介した方法でパスワードをリセットできます。
「設定」をタップする
「【ユーザー名】」をタップする
「パスワードとセキュリティ」をタップする
「パスワードの変更」をタップする
画面の案内に沿ってリセットする
手元に新しいApple製デバイスや、Apple IDでサインインしていないApple製デバイスがあり、「パスワードをお忘れか Apple ID をお持ちでない場合」が表示されているなら、画面の指示に従うことでパスワードのリセットが可能です。
家族や友達などの信頼できる人物からiPhoneやiPadを借りている場合、Apple サポートアプリでApple IDのパスワードをリセットできます。手順は下記の通りです。
App StoreからApple サポートアプリをダウンロードする
サポートツールの「パスワードのリセット」をタップする
「別のApple ID」をタップする
Apple IDを入力する
「次へ」をタップして、画面の案内に従ってパスワードをリセットする
Apple IDがわからない場合は、メールアドレスや電話番号を入力して、試してみましょう。
ネットでApple IDのパスワードをリセットできます。手順は下記の通りです。
画面の指示に従って操作する
多少の時間はかかりますが、Apple製デバイスを持っていない方は、ネットでApple IDのパスワードをリセットしましょう。
アクティベーションロックがかかっているiPhoneを中古で購入した場合、あるいは他人から譲られたものでApple IDやパスワードが不明な場合は、サポートに解除の依頼を行いましょう。
Appleのサポートに依頼する手順は下記の通りです。
「アクティベーションロックをオフにする」にアクセスする
「サポートが必要な場合は」の「開始する」をクリックする
画面の指示に従って手続きを行う
Appleのサポートでアクティベーションロックを解除する場合、iPhoneがご自身の所有物である証明が必要です。
そのため、手続きを行う際に、製品のシリアル番号やIMEI、またはMEIDが記載されている書類を準備しましょう。
アクティベーションロックはiPhoneを第三者に使われないように保護する仕組みです。iPhoneの設定で「探す」機能が有効になっていれば、別のデバイスやiCloudで紛失したiPhoneにアクティベーションロックをかけることができます。
アクティベーションロックがかかっているiPhoneは、解除されるまで利用できません。そのため、iPhoneを中古で購入した場合はアクティベーションロックがかかっていないか確認し、前の所有者のアカウントと紐付けられている場合は解除する必要があります。
従って、Phoneを中古で購入する場合は、アクティベーションロックがかかっているか確認するか、信頼できる業者から購入すると良いです。
UQモバイルのオンラインショップでは、auが認定した高品質なリユーススマホ「au Certified(認定中古品)」※1を販売しています。
データを完全に初期化し、専門業者の厳しい品質検査※2をクリアしたiPhoneを販売しているので、安心して購入可能です。iPhoneに不具合があった場合は、購入日より30日間無償で交換する保証が付くことも安心できるポイントになります。
iPhone SE(第3世代)
(認定中古品★)
iPhone 13 mini(認定中古品★)
また、UQモバイルでは、Apple公式の保証サービス「AppleCare Services」と「iCloud+ 50GBストレージ付き」がセットになった「故障紛失サポート ワイド with AppleCare Services & iCloud+」を端末購入と同時であれば有料のオプションサービスとして付けることが可能です。
「故障紛失サポート ワイド with AppleCare Services & iCloud+」はApple公式の保証サービスAppleCare Servicesとして製品保証、テクニカルサポート、修理サービスを提供します。また、紛失・盗難時には新品同等品が受け取れる保証です。
オプションサービスに含まれている「iCloud+ 50GBストレージ付き」では、iCloudのオンラインストレージ容量が50GB増えます。iCloudにはiPhoneの画像や動画、データなどを保存しておくことが可能です。
「故障紛失サポート ワイド with AppleCare Services & iCloud+」の月額料金は下記の通りです。
月額料金 | |
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iPhone 13 | 1,470円 |
iPhone SE(第3世代) | 1,270円 |
UQモバイルの「自宅セット割」(最大1,100円/月割引)※3を活用すると、スマホの月額料金がおトクに利用できます。
「トクトクプラン」の場合、「自宅セット割」(1,100円/月割引)※3・「au PAY カードお支払い割適用」(187円/月割引)で、基本使用料3,465円(税込)/月※4のところデータ使用量が1GBまで990円(税込)/月※4・1GB超~15GBまで2,178円(税込)/月※4と、使った分で料金が変動するのでおススメです。
自宅セット割(最大1,100円/月割引)※3は最大10回線まで対象のため、家族のスマホのご利用料金がおトクになるので、スマホの通信費を節約したい方におススメです。
また、キャリアメール※5を利用したい方や、スマホの通信費を節約したい方は、UQモバイルへの乗り換えを検討してみましょう。
UQモバイルは「au Certified(認定中古品)」のiPhoneを購入でき、トラブルが起きた時に対応してもらえる「故障紛失サポート ワイド with AppleCare Services & iCloud+(有料)」に加入できます。
iPhoneを購入したいと考えている方は、UQモバイルがおススメです。
牧村さん
今やスマートフォンは生活の必需品です。紛失や盗難に遭うと、情報が盗まれるだけでなく、犯罪に利用される恐れもありますので、アクティベーションロックは必ず設定しておきましょう。一方、Apple IDやパスワードを忘れると解除が困難になることがありますので、適切に管理することが大切です。
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