安堂ホセ著『DTOPIA(デートピア)』が、第172回芥川龍之介賞を受賞いたしました。
鈴木結生さんの「ゲーテはすべてを言った」(小説トリッパー秋季号)と2作同時受賞となります。
『DTOPIA』は、恋愛リアリティ―ショー「デートピア」を舞台に繰り広げられるスリリングかつ、重層的なストーリーを予測不能な角度から描き切った、自他ともに認める最高傑作。
昨年10月、第46回野間文芸新人賞候補作にも選ばれ、選考委員各氏より高い評価を得た、著者第3作です。
第59回文藝賞を受賞したデビュー作『ジャクソンひとり』(第168回/2022年下半期)、第2作『迷彩色の男』(第170回/2023年下半期)に続く、3作、3年連続での芥川賞候補入りで、ついに栄冠を射止めました。