(初出:『かわくらメルマガ』vol.28 千葉雅也が語る『動きすぎてはいけない』とは?)
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2013年10月の記事一覧
(初出:『かわくらメルマガ』vol.28 千葉雅也が語る『動きすぎてはいけない』とは?)
今回より、営業部から河出クラブの皆さんに全国の書店さんをご紹介するというコーナーを始めます。
第一回目の今回は河出クラブにご加入いただいている方で、名古屋方面にお住まいの方ならきっとご存じのお店、"ちくさ正文館本店"。
大きな道2本にはさまれたこちらのお店、それぞれの大通りに面して2つの入り口があります。
一方の入り口から入ると、雑誌やビジネス書などが置かれた一見して普通の町の本屋さん。
もう一方の入り口から入ると思わず深呼吸したくなるような、しんとした、けれども静かな熱気に満ち満ちた空間が広がります。絶対に手が届かないであろうところまで、みっしり詰められた本・本・本。名古屋界隈で文学・人文・芸術好きを自認する方ならおそらく知らない方はいないであろう名店です。
名店たる所以はその圧倒的な品揃えと、何をおいてもこのお店をこのお店たらしめている名物店長の古田さん。
本屋さんは、本を売るだけの場所じゃない、本来町の情報発信地であるべきとは、古田さんの言葉ですがその言葉どおり、店内中に今後刊行される注目新刊のチラシ、公開間近の映画のポスター、演劇、ライブの情報が所狭しと張ってあり、それを眺めているだけでもどんどん時間がたってしまいます。
そして今回私のお邪魔した日は、店内で名古屋造形大学の学生さんが授業で作成したという豆本の展示が行われており、その様子を作成者の学生さんと大学の先生を呼んでお店からCBCラジオが生中継で放送という日。夕方の放送に向け、店の脇ではラジオ局の方がせっせとアンテナを設営しておりました。
まさに、本を買う場だけではない、町の発信基地!近所にあったら三日に一回は行ってしまうのだろうなというお店です。名古屋界隈にお住みの方、名古屋観光で時間がある方、是非とも足を運んでみてください。必ずや新しい発見と、思わぬ出会いがあるでしょう。うっかり散財と予期せぬ時間の経過にはご用心。
今後も営業部より全国各地の面白い書店、名物書店員さんを紹介していきたいと思います。どうぞお付き合いください。
(営業部・白井靖子)
愛知県名古屋市千種区内山3-28-1
JR中央線千種駅より徒歩3分
地下鉄東山線千種駅4番出口より徒歩3分
tel: 052-741-1137
営業時間 10:00 〜 21:00(日・祝日は20:00まで)
(初出:『かわくらメルマガ』vol.11 2013/5/14)
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