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サイボウズ・メディアアンドテクノロジーが毎年行っている女性サイト比較調査で、総合評価や満足度で堂々ダントツの1位を誇り、新興市場をリードする優良銘柄、料理レシピサイトの
クックパッド (Cookpad)。
ゼロベースの石橋さんのつぶやき経由で知った
楽:技林ブログの記事によると、クックパッドでは個別のレシピページへのリンク、いわゆる
ディープリンクを禁止してるんですって。
ディープリンクを禁止しているサイト(実は asahi.com とか、いろんなサイトでフツーに禁止してる)の話になると「リンクするのはネット利用者に保証された自由だ」とかいった論旨で「リンク禁止サイト=古くさくってネットのルールが分かってない旧態依然の悪者」みたいなことを脊髄反射のように叫ぶ原理主義みたいな議論になりがちなんだけど、このケースは別の意味で興味深いと思う。
なんたって、いろんな施策において、ネットを知り尽くして確信的に独自路線を貫いているように見えるクックパッドがやってることですもんね。どんな思惑があるんだろう?
今日的な一般常識で言うと、外のサイトから個別のページについて言及してもらったり、リンクしてもらったりするのは歓迎するのが普通なわけです。
アテンションエコノミー(注目経済)の原則から言ってもアテンション獲得機会の増大だし、生々しい SEO の観点でもインバウンドリンクは金払ってでも欲しいという人も多い。
一方、
7月号の Wired の記事に詳しく書いてあるけど、Facebook のように外からリンクされないページを増やすことが基本戦略の根幹になっている事業もある。Facebook の場合、「外からリンクされない=Google に検索されない独自の閉じた空間をどんどん拡大して、自分が完全に支配できるネット経済圏を作り上げること」という戦略。
さて、クックパッドはどこへ向かおうとしているのかな?まさか、前世紀の遺物みたいな新聞サイトと同様の偏狭で子供じみた排他的行動では決してないと思うのだけど……。
kimitakeさんのコメント:
批判続出で急遽方針を変えたんでしょうか?