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リンクお願いします。(無断リンク問題4)

無断リンクの問題をいろいろ考えてきましたが、この記事で結論を書こう。

自社のサイトに他のサイトからリンクされること(被リンク)は、
基本的に大歓迎されることである。

このことは、今日、ウェブ管理者なら常識である。
熱意あるウェブ管理者なら、リンクされるのを待つだけでなく、積極的に、

優良な被リンクをいかに増やすかに心を砕き、日々努力している。

それはなぜか。なぜ被リンクが大切なのか。もう一度おさらいしてみよう。

①個人サイトはともかく、企業サイトはアクセス数が成果の重要なバロメーターである。
②アクセスは、検索エンジンを含むすべての被リンク元からしかない。

③現在最も重要な被リンク元は検索エンジンであり、大多数のアクセスはこの経路からくる。
④検索結果のランクはアクセスされるかどうかに決定的に重要だ。
⑤ページの人気が高いほど、高ランクをつけるという仕組みになっている。
⑥人気度のバロメーターは、被リンク数を基本としている。

企業サイトを公開し、それによって何らかの成果を望むなら、
好感を持たれるサイト、情報価値のある内容のサイトにしなければならない。
それによって、他のサイトからリンクされる可能性が高くなります。

まったく想像もしなかったようなサイトからリンクされれば、
想像もしなかったような市場の顧客をつれてきてくれる可能性があります。

アンゾフ・モデルは製品/市場マトリックスでシンプルにマーケティング戦略を示した古典ですが、その中の「新市場開発」に最も適したのがウェブマーケティングなのです。

ウェブサイトを使って、自社製品・サービスの新しい市場、新しい顧客を探し、
育成することこそウェブマーケティングの目標です。

この目標に照らしたとき、「リンクは事前に連絡を」とか「無断リンクお断り」とかの
判断は大きな誤りであることは明らかです。
被リンクは大歓迎する。これが基本中の基本です。

ホームページの人気投票に一票入れてもらったと考えること。
(署名なしの投票はお断りですか?)


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