カテゴリー「ウェブログ・ココログ関連」の記事

「企業ウェブ、使い勝手の良さベスト100」の調査結果は興味深い。

「企業ウェブ、使い勝手の良さベスト100を公開!1位となったのは?」(RBB TODAY 2009/9/16)

トライベック・ストラテジーは16日、全15業界・100サイトのユーザビリティ(使い勝手や安全性など)を評価した結果を、「主要企業Webユーザビリティランキング2009<企業サイト編>」として公表した。・・・・・

主要企業100サイトのランキングでは、「NTTドコモ」のサイトが1位となった。アクセス性、明快性、ナビゲーションの使いやすさなど、ほぼすべてのポイントが高評価で、バランスのとれている点が1位に結び付いたものと見られる。2位は「みずほ銀行」のサイトで、アクセス性が低いものの、サイト全体の明快性が高く評価された。3位の「三菱商事」はナビゲーションの使いやすさとコンテンツの適切性で高い評価を得た。以下4位「出光興産」、5位「三井住友銀行」となっている。

トライベック・ストラテジーでは、「忙しい中アクセスしてくれたユーザーに対し、サイト全体にどういったコンテンツやサービスが存在するかを明確に示しつつ、企業側のメッセージを効果的に伝えるという意味において、特にトップページの構成は重要なポイントになる」としつつ、「単なるイメージ訴求に大きなスペースを使用していたり、大量のお知らせや新着情報を掲載していたり、外部サイトか内部コンテンツか区別もつかないバナーがトップページに区画もなく並んでいるサイトが多く存在した」と指摘。企業側の事情を優先するのではなく、顧客のニーズを考慮してサイト構築・改善を行っていくことが重要だと、レポートで結論づけている。

引用した記事の最後の部分に重要な情報があるので整理してみました。

トラベリック・ストラテジーは、
「トップページの構成は重要なポイントである」と考えている。その理由は、
忙しい中アクセスしてくれたユーザーに対し、
①サイト全体にどういったコンテンツやサービスが存在するかを明確に示しつつ、
②企業側のメッセージを効果的に伝えるという機能があるからです。

トラベリック・ストラテジーが今回行った調査では、
100サイトのトップページで、以下のようなサイトが多く存在した。
①単なるイメージ訴求に大きなスペースを使用していたり、
②大量のお知らせや新着情報を掲載していたり、
③外部サイトか内部コンテンツか区別もつかないバナーがトップページに区画もなく並んでいる。

ホームページの「ユーザビリティ」は、運営者が最重視すべき事と思いますが、
大企業でも基本も知らない会社(担当部署)が多いようです。

有名な代理店を使い、お金をかけて作成しているはずなのにどういうこと?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

nifty投票

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Yahoo!検索エンジンの不可解さについて(その3)TDPの原因と対策

Yahoo!検索エンジンの不可解さについての第3回目です。
Yahoo!検索エンジンの不可解さについてこれまで2回にわたりご報告しましたが、
概要をおさらいしますと、

TDP(トップダウンペナルティ)といわれている現象に、「乾燥機の黒田工業」が見舞われたのが、2008/7/17でした。以来、今日にいたるも消滅したままです(でした?)

■TDPとは?
ある日突然、サイトのトップページ(index.htm)が、検索ページから消滅する現象です。
Yahoo!だけにみられる現象で、Googleではないようです。少なくとも当社のサイトではおきていません。

■TDPの原因についての説
その1:過剰SEOに対するYahooのペナルティであるといわれています。しかし、あれほどの英知を結集して
公平な検索結果を出せるようなアルゴリズムを常に維持しているGoogleで、過剰SEOとされないサイトならば、
過剰SEOサイトとはいえないはず。と私は考えています。そもそもindex.htmページだけ排除されるというのもおかしい?

その2:Yahoo!インデックスアルゴリズムは2つないし、3つあり、それを周期的に運用しているだけ。という説。
今回の前にも、TDPがあり、そのときは約一ヶ月で復旧しました。私はこちらの説が正しいと思っています。

昨日(2008/9/25)、キーワード「乾燥機」において、当社トップページがページランク7位で復旧しました復旧まで70日かかりましたが、ともかく元の鞘におさまりました。やはり、TDPの原因は過剰SEOではありませんね。

--------------------------------------------------------------------
重要な教訓~TDPの原因と対策について~

Yahoo!検索サイトで、ある日突然御社のトップページが検索されなくなるかもしれません。
ビックリあわてて、なにが原因でペナルティにひっかかたのだろうかと、思い込まないことです。
ましてや、あれこれページを弄り回さないことです。

Yahoo!がアルゴリズムを更新しているというのは、本当に改良していることもあるでしょうが、
単に違う結果が出せるアルゴリズムと交換するだけ。ということもありえるのです。事実はこちらのほうが正しいように見えます。

というわけでTDP対策としては、▼が一番というのが私の結論です。
何もしない。いずれ回復されるので、それまでジッと待つ!

| | トラックバック (0)

検索サービス利用実態調査結果

Yahoo!やGoogleなどの検索サービスをユーザーはどのように利用しているのか?

ウェブ管理者がとても知りたいことの一つですが、そうした要望にこたえてくれる調査ありました。調査結果の要約は、十分予測できるものですがが、それを裏付けるデータがあるとないとでは大違いです。

ウェブマーケティングガイド^検索サービスの利用実態(2008年版)
以下にその要約の要約を引用します。

■キーワードと検索ページ
①80%弱のユーザーは、3ページ目までしか検索ページを見ていない。
パソコンで検索した際に検索結果画面を何ページ目まで見るかを尋ねたところ、「1ページ目まで」は13.1%、「2ページ目まで」は28.1%、「3ページ目まで」は36.3%である事が明らかになった。
②Yahoo!ユーザーは単一キーワード、Googleユーザーは複数キーワードで検索する傾向にある。
③ はじめに単一キーワードで検索し、見つからなければキーワードを追加して再度検索するユーザーは70.6%いる。パソコンで検索をする際、キーワードを最初にいくつ入力するかを尋ねた。「1つ」と回答された方が50.9%、「2つ」という方は43.7%という結果となり、90%以上のユーザーは検索ワードを2つまでしか入力しない事がわかった。

■スポンサーサイトの閲覧
①60%以上がスポンサーサイトを見ている。
②スポンサーサイトと自然検索結果の2つが表示された場合、57.8%は自然検索結果、25.8%はスポンサーサイトをクリックする。
③半数近くのユーザーが、お目当ての商品を検索して、数日経ってから購入を決める。

★検索結果画面で「スポンサーサイト」と表示される部分について尋ねた。スポンサーサイトを「見る」と答えたユーザーは31%、「見ない」と答えたユーザーは60%、「スポンサーサイトを知らない」と答えたユーザーは7.5%となった

★スポンサードサイトでは「上位」と「横」のどちらを見るかという質問には、「上位部分」と答えたユーザーは Yahoo!で73.3%、Googleで60%となった。Yahoo!において「上位部分」は「右部分」よりも約3倍高い結果となったおり、多くのユーザーは検索結果を「上から」見ていく傾向にある事がわかった。

■スポンサーサイトを見る理由(トップ3)
①目立つようになっているから
②検索結果の関連サイトなら探しているものがあるかも知れないので
③検索結果を上から下まで見るのが面倒だから

■スポンサーサイトを見ない理由(トップ3)
①スポンサーサイトがスポンサーの広告のようで、自分が検索しているのと一致しなさそうだから
②自分の求めているものとは違うだろうし、見たら見たで余計な時間を使ってしまいそうだから
③スポンサーサイトに登録しているサイトがいいサイトとは限らないから

●検索エンジン別利用者像
①90%弱のユーザーが、1日1時間以上インターネットを利用している。
②Yahoo!には、ライト・ミドルユーザー(ネット利用時間が短い)や女性、若年層が多い。
③Googleには、ヘビーユーザー(ネット利用時間が長い)や男性が多い。
④百度の利用率は1.2%と、日本市場でシェアを伸ばしつつある。

▼以下は調査会社の推測

検索ワードを1つしか入力しないユーザーに関しては次のような事が考えられる。
・検索リテラシーが低いユーザーがまだまだ多い
・具体的なイメージが決まっていない
・検索目的がはっきりしているユーザーが多い(企業名、商品名など)
・昨今のトレンドである「○○と検索」が非常に浸透している 。広告メディアでの「○○と検索」の利用経験率は43.3%(過去記事)

検索ワードを「2つ」入力するというユーザー(43.7%)は、検索エンジンやその行動自体に慣れていると考えられるが、その割合は半数以下(40%強)であり、検索エンジンをうまく活用できているユーザーはまだ少ないと推測される。
また、まずは検索語を1語入れて数ページ斜め読みをし、目的のページが見からなければ、すぐに他の検索キーワードを追加して、再度検索し直すということも考えられる。

| | トラックバック (0)

「できる社長はネットで売らない」レビュー

ウェブマーケティング総合研究所の吉本俊宏氏が、書かれた本が発売されました。
できる社長はネットで売らない----Web化社会の営業革新」です。

41qk8wipoal_aa240_

大いに期待して読みました。う~ん。レビューのタイトルとしては、▼です。
中小企業経営者向けにウェブサイト運営に必要な知識が詰め込まれた必読本
タイトルにはピンとこなかったのですが、つまり、

できる社長はネットで(売ろうとせずに)集客だけにする」という意味なんですね。

これが本書の最も重要なメッセージです。
私がすでに2004年に「新規開拓型ホームページ」で発表している主張です。(エヘン)
こちらからダウンロードできます。「新規開拓型ホームページ実践ハンドブック.pdf」

ネットで集客できること。
このことにどれほどの価値があることか。はやく気づいた経営者が勝ち。
ということなんですが、一番むずかしいことでもあります。

このシンプルで革新的方法は、これまでの集客方法(営業手法)の常識を覆すもので、
ベテランの営業マン・経営者ほど信じがたい。

知りもしない客から、いきなり、「これは御社でやれますか?」などという、
飛んで火にいる虫のようなことは、通常の営業ではありえないことですからね!

本書では、このことを理解してもらうために、ロングテールからアイドマ、
新しい購買プロセス、Web化社会という概念など、たくさん盛り込まれていますが、
経営者には、焦点がぼけてしまったような感じもあります。

いささか批判めいたことを書きましたが、本書の価値を損なうものでは全くありません。
これまでの類書とは一線を画する、ウェブの有効な使い方を教えてくれる良書です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

情報化サロン講演会(ひろしま産業振興機構にて)

(財)ひろしま産業振興機構さまが事務局の異業種交流会「情報化サロン」で、
会員さまを対象に7月14日(金)講演させていただきました。

テーマは前半部が「新規開拓型ホームページの視点からみた企業サイト診断」。
後半部が「ウェブ2.0の視点から見たウェブ1.0企業の課題」でした。
講演のレジュメはこちら(slide2006-7-14.pdf)です。

20060714

講演会で難しいのは、ご参加いただいている皆様のホームページ経験度(?)がどの程度かを想定することです。今回は、中小企業経営者の皆さまが中心ということをお聞きしましたので、先入観がありました。

結論からいえば、私の想定よりも皆さまはだいぶレベルが高かった!私が考えていたよりも、現実のほうが進んでいました!

企業ホームページは「問合せを獲得するもの」というのはもはや常識になったのです。
ホームページにおける問合せの意味をお伝えした2004年当時が懐かしい。

今日のサイト運営上の課題は、「いかなる問合せが欲しいのか?」だと思います。
この問は、ウェブ担当者だけでは答えられないレベルの問題。経営戦略の問題です。

講演の前半部ではそのこととキーワードの重要性について重点的にお話しました。
後半部については別の記事で書きます。

ご参加いただいた情報化サロンの皆さまありがとうございました。ひろしま産業振興機構の事務局の皆さまお世話になりました。私も大いに勉強になりました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

企業ホームページ無料診断

このブログの本家は「新規開拓型ホームページ」です。このサイトでは「企業ホームページ無料診断」をオファーの一つとして提供しています。

サイトの運営は、中小企業ウェブマーケティング研究会(非営利組織)です。企業ホームページ診断は無料です。しかも診断内容は良心的(!)。当節、「タダほど高いものはない」というのは健全な社会常識です。それに反して、何の見返りも期待せずやっている当研究会は非常識ですが、本気です。

「ホームページ無料診断」というキーワードは超激戦区。ホームページ作成業者やSEO業者が上位を占めています。キーワード広告もたくさんあります。こんな状況では、非力な当サイトが上位表示されるのは困難です。

というわけで、幸い(?)にも申込みは殺到することもありません。それでも、現在までに、サイト診断の実績は50社程度あります。

残念なことに、1/4の企業さまからは、診断書をお送りしても、返信をいただけません。不徳のいたすところでしょう。そんな中にあって、本日は嬉しいことがありました。

本日(日曜日)に報告書をお送りしたら、即、返信をいただきました。以下のような内容です。ご本人さまの承諾をえましたので、ご紹介します。

▼以下は、サイト診断先企業の社長さまからいただいた返信メールの全文です。
-----------------------------------------------------------------

お世話になっております。****の**です。このたびはお忙しい中、サイト診断ありがとうございました。

本質的なところをいろいろご指摘いただき大変感謝しております。これまではもっぱら検索エンジン最適化に配慮してきたのですが、その過程でコンテンツにもっと迫力、魅力、信頼性を付与しなければと薄々は感じておりました。

今回サイト診断していただいたことで、問題点がはっきりと自覚できました。また、具体的なアイデアをご提供いただきありがとうございました。

現在、私1人だけの会社につき、開発、製造、営業、経理その他すべてをこなしております。であればこそ、ホームページをより充実したものにしなければなりません。

実際、問い合わせがあったときにホームページに記載していないことを細かに追加説明することが多く、ホームページに記載しておればと思う内容もあります。

元々、大手***メーカーとまともに競い合う経営方針ではありませんが、用途を絞れば大手***メーカーよりも大きなメリットをお客様に提供できるとの自信があります。訪問して下さったお客様にそのメリットを感じ取ってもらえるよう、頑張って取り組んでいきたいと思います。

新規開拓型ホームページを改めて読ませていただき、ハンドブック共々参考になる情報がたくさんあることが分かりました。折にふれ参考にさせていただきます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

-------------------------------------------------------------------
こんなメールをいただくと、サイト診断をしていてよかったと心から思います。これからも、できるだけ応援したくなるではありませんか。

こちらの企業さまは発展するに違いありません。きっと皆さまも同意なさるでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

企業サイトに「社長のご挨拶」はつきものですが、

企業サイトに「社長のごあいさつ」はつきものです。私はサイトを訪れると、大抵みます。型どおりのものが多いですが、中には琴線に触れるようなものに出会うこともあります。

そんな挨拶の企業サイトは、例外なく、「ほ~」と感心するような内容です。サイトの出来栄えもありますが、企業自体の質の高さ、志の高さ、に感心するのです。

今回、偶然に出会ったこのサイトでも感じました。
株式会社 KIDA 
社長からのメッセージ

これを読んで、つまらないメッセージだと感じる人がいるでしょうか?
私は感動しました!(皆さんには感動屋といわれてますけど)

ちょっとした工夫で、もっと良いものができないだろうか?という発想が土台になっています。・・・人の良心を信じて行けば、全てが好転しました。

こんな社長の思想を共有する社員の働く企業。発展しないわけがありません。

企業サイトで最も大切なことは「信頼性」だと思います。社長のあいさつも信頼できる会社かどうか判断できる材料になるのです。決して、ありきたりですましてはいけません。

とはいえ、実体の企業を反映したものが企業サイトです。思想(心に響く言葉)をもたない社長では、挨拶もうつろな建前にならざるを得ないかもしれません。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

大阪製作所 後藤社長の講演はすごい内容!

2005年10月24日にひろしま産業振興機構と福山商工会議所の主催でITセミナーがありました。「町工場が目指すIT経営戦略とは?」と題し、大阪製作所の後藤社長が講演されました。

以前から大阪製作所のサイトは注目していましたが、2005年経済産業省のIT経営百選 優秀賞に選ばれたと聞き、ぜひお話を聞いて見たいと思い参加しました。

大変すばらしい内容でした。社長は今後時間が許す限り講演活動をされるそうです。機会があればぜひ聞いていただきたいお話です。絶対のお奨めです。

どこがすごいのか?それは私が新規開拓型ホームページを提唱し、そのコンセプトの可能性と問題点について考えていることを、すでに戦略的に実行されていたからです。

●単なる営業ツールとしてのホームページから、自社の目指す中期経営計画の実現を目指すためのホームページへ、そしてオンリーワンに向けたブランド戦略へ、そして、(狙った市場の情報を引寄せるツールとしてブログやサイトを活用することにより)技術開発、製品開発を行い、新市場を創造する。

中小企業にとって経営計画とは銀行向けのご都合合わせの作文。と考える経営者が多いのは事実です。彼らにとって、後藤社長の言葉は大風呂敷としか聞こえないでしょう。たかがホームページで大袈裟な!(このような会社のネット担当者は絶望的に苦労しますね。同情に耐えません!)

●ネットからの引合いが増えてくれば、担当者は見積りと製造計画に忙殺されます!この新しい問題の解決には、情報共有がキーワードだと気付き、画像ファイリングシステムによる生産管理を独自開発されたそうです。

技術的には高度だが、がちがちの融通の効かないシステム(べらぼうに高く、すぐ陳腐化する)よりも、決して高度ではないが、誰でもがすぐ使え、融通の利くシンプルなシステム(安いので惜しげなく廃棄できる)のほうが、実戦では、はるかに役にたつことは、最前線の兵士なら誰でも理解していることです。でも、ことコンピューターの世界となると、専門家と称する視野の狭い人の言いなりになることが多いのは何故でしょう?

社長の実践から得た以下の結論は、私の思いと同じでした。貴方もきっと同感する方だと思います。

●大企業では狙えない、中小企業だけが狙える市場が世界中にある。インターネットでなら中小企業が市場を創造できる

講演が待ちどおしくなりましたか?ブログ微細・微小・超精密加工技術の大阪製作所サイト内のページで、社長のお考えを知ることができます。

実際にお話を聞けば、大阪製作所のサイトは中小製造業サイトとして考え抜かれた最高のお手本であることに、納得するされるでしょう。

自分の考えにいまいち確信が持てないとき、先達のお話を聞けば、安心立命を得ることができます。

ネットでたいていの情報は入手できる時代になりましたが、それでも講演会のように対面で直接お話が聞ける情報の価値は非常に大きい。と、改めて感じました。

主催の皆さまと後藤社長に厚くお礼申し上げます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

SEOは手段で、目的ではありません!

中小製造業のネットビジネスコンサルタントはかなりいらっしゃいます。しかし、経験と実績、それに熱意、誠実さ、志(とても大切ですね)という点では、㈱創の村上肇先生は群を抜く存在だと、かねがね思っています。

発行されているメルマガビジネス知恵の輪の最新号は「SEOなんかいらない!」という刺激的なタイトルでした。

検索エンジンサービスを提供する会社は「我々インターネット利用者がそれぞれ求める情報を、膨大な情報の中から、的確に素早く、価値の高い必要情報へ誘導すること」。これを目指しているのである!

検索エンジンでどうやって上位に上がるか。ばっかり考えるのではなく、「上位表示に値する情報を発信しているかを、自己反省するくらいの意識が必要なのではないでしょうか。」特に、ビジネスでインターネットを活用している我々は、本当に、十分に心しておきたいところです。

穏やかに結論を書かれていますが、極めて大切なご指摘だと思いました。
私もサイト診断などでよく尋ねられます。

「サイトから注文はもちろん問合せがありません。アクセスを増やしたいのですが、SEOは効果がありますか?」

ビックリしたのは、以下のご質問です。
「アクセス数が平日600件あるのに、なぜ問合せがほとんどないのでしょう?」

われわれ中小企業2Bサイトの目的は「見込み客を集めること」です。それは「問合せの獲得ではじめて目に見えます。問合せしてもらえる確率は、最大でもアクセス数の3%程度(注)です。ですから、ビジターをある程度以上確保しなければ、コンスタントに問合せも獲得できない計算になります。

そこで、ターゲットとしているビジターを出来るだけサイトに集める手段としてSEOがあります。しかしSEOでアクセス数を確保しても、問合せ率が1%以下ということなら

それはサイトが役に立っていない。ビジターにとって利用価値が低い。あるいは、ターゲットとしているビジターではないビジターがほとんどであるといえましょう。

検索ランキングの上位表示に値するサイトかどうかは、問合せ率が指標になると私は考えています。村上先生が言われるところの「自己反省」の客観的基準としていかがでしょう?

注)アクセス数とはトップページのユニークアクセス数で、問合せ率=問合せ数÷アクセス数。また問合せ率3%は統計値ではなく、私の仮説値です。


| | コメント (2) | トラックバック (0)