カテゴリー「5:リスティング広告の問題点」の記事

リスティング広告の配信対象外サイトに「アービトラージサイト・データベース」

アービトラージサイトとはポイントサイトとも呼ばれているサイトです。
こちらに解説があります。

最新アビトラージサイトのデータベースを公開されている貴重なサイトがありました。
アービトラージサイトデータベース
「10/06/21 現在、 269 サイトを掲載中。」とあります。(謝謝)

リストはコピーできますが、Yahoo!リスティング広告の配信外サイトに登録出来るのは、
確か250サイトまでです。すでにオーバーします!

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PPC広告の運用代行サービスを依頼する企業に未来は?

yahoo!リスティング広告の運用代行サービスを提供している会社がたくさんあるんですね。
その中の一つにこんなページがありました。

【注意】リスティング広告(PPC広告)を出稿する前に知っておきたい3つのポイント

効果的なリスティング広告の出稿で、開始2週間後にはお問い合わせ数が3.7倍に増加!
リスティング広告成功3つのポイント
1. キーワード数:弊社の場合には、1つのターゲットキーワードに対して500~1000程の有効キーワード候補を出します。量より質もよいのですが「まず最初に量」なのがリスティング広告なのです。
2. 最適化(PPC広告のメンテナンス・調整):出稿から3日ほどで最初の最適化を行い、その後は2日ごとに最適化・調整を繰り返しました。そうすることで、リスティング広告出稿からたった2週間で4倍近くの成果を出すことが出来たのです。
3. 業者の活用と選び方:リスティング広告の運用代行費用は、業者によって異なりますが平均的に運用コストの20%~30%ほど。20万円のリスティング費用であれば4万円の運用費用。

会社自体もそうですが、煩雑で手間のかかる仕事は外注に出してしまい、自社は自社のビジネスに集中をすることが全体最適化に繋がるのです

こんなセールスに簡単に乗るような企業に未来があるとは思えません。
ウェブマーケティングの仕事は、たとえ煩瑣で手間がかかろうと自社で行うべき領域だと信じています。人材がいなければ育成しなければ、自社のマーケティングを他人任せにしたままになります。

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Yahoo!リスティング広告の「配信対象外」に設定できないサイト!

以前の記事で、配信対象外サイトとして「ポイントサイト」をご紹介しましたが、
ヤフー・オークションにもスポンサーサイトが表示されていることを最近知りました。

Auction

オークション閲覧者が、該当キーワード製品の購買者になる可能性は、
消費財ならゼロではありませんが、生産財ではかなり低いと思われます。
(もちろん製品によってことなるでしょうから、一概にはいえませんが)

■配信できないようにしたいですが、広告主はそれが可能でしょうか?

Yahoo!リスティング広告の、スポンサーには専用の管理画面が用意されます。
その中の「アカウント管理」で、配信対象外サイトの登録・編集ができます。

配信対象外サイトを設定するには.
スポンサードサーチの広告を表示させたくないサイトのドメインまたはサブドメインを指定します。

以下のような設定が可能です:
•指定したドメインを含むサイト全体を配信対象外にする。(例: example.com)
•指定したサブドメインを含むすべてのサイトを配信対象外にする。(例: shop.example.com、news.example.comなど)
•指定したディレクトリ以下のすべてのサイトを配信対象外にする。2階層まで指定可能。 (例:www.example.com/news/money/)

この配信外対象サイトに、「Yahoo!オークション」を登録しようとすると、
以下のようなメッセージがでて登録できません。ひどい!

Yahoo!ドメインなど一部のサイトは配信対象外に設定できません

Yahoo!リスティング広告で一番問題なのは、
Yahoo!リスティング広告がスポンサーに配信先を公開しないことです。
スポンサーは、どんな媒体(ウエブ)に配信しているのか全くわからず、
トラフィック全体量しか知らされないことです。

これでもYahoo!リスティング広告を使う日本の広告主。
知名度の高い企業は善意で行動していると、無条件で信じます。
楽天といい、Yahoo!といい日本だけでのみ存在できる不思議な企業です。


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「配信対象外サイト」に登録すべきサイト(Yahoo!リスティング広告)

Yahoo!リスティング広告のスポンサー(広告主)にご注意のシリーズ3回目です。

この記事は、善良なる広告主にご注意を喚起するために書いています。
インターネットは世界の公共資産という「理念」に共感しているものだからです。
このウェブ・ビジネスのやり方はフェアじゃありません。

重要 ポイントサイトから「被害」にあうのは
スポンサー広告で表示される上位5サイトです

鷹揚な広告主は、リスティング広告でアクセスが増えたと喜ぶかもしれません。
が、貴社サイトをクリックしてくれた何割かが、ポイント欲しさの人と知ったら?

たとえ1クリック@100円でもドブに捨てているわけですから、
毎月の経費では莫大な損失です。水道の漏水どころではありません。

Yahoo!リスティング広告は、広告配信先を少なくとも広告主に公開すべきです。
そして、広告主が配信先を選択出来るようにすべきです。

クレームが多かったのかベータ版のサービスですが
「配信対象外サイト」をアカウントから登録できるようになりました。

ポイントサイトを自分でみつけ、マニュアルで配信対象サイトに登録する以外に
有効な防御策はありません。(登録すれば直ちに表示されなくなります。)

しかし、ポイントサイト側は類似サイトをいくらでも増やせますので、防御は完全ではありません。アクセス解析を導入し、個別ログを定期的にチェックする以外思いつきません。一体こんなことまでして、リスティング広告をする必要があるのか?サイトのSEOを検討されることをお勧めします。

これまでに発見したポイントサイトを以下にご紹介します。
配信対象外サイトに登録するかどうかは、ご自分で判断してください。

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ポイントサイトとその検索ページURL

▼Research Panel
http://research-panel.jp
http://search.research-panel.jp
▼Triple Point
http://search.triplepoint.jp
▼Info-Cash
http://search.info-cash.com
▼永久不滅リサーチ
http://aqfr.net
▼CMサイト
http://search.cmsite.co.jp
▼Point Cafe
http://search.pointcafe.jp
▼Pex
http://pex.jp
▼ポイントインカム
http://pointi.jp/
▼Gポイント
http://www.gpoint.co.jp/
▼Prize
http://search.prize-prize.com/
▼Getmoney
http://search.dietnavi.com/
http://dietnavi.com/
ピクミー
http://picmy.jp
ホットポイント
http://search.hot-p.net
ライフマイル
http://search.lifemile.jp
Qvoice
http://search.q-voice.net

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関連記事
「Yahoo!リスティング広告」と「ポイントサイト」はWin-Winの関係。広告主がその餌食!

スポンサードサーチをBingに表示させない方法には主要提携パートナーおよび、アービトラージサイトの一覧があります。

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「Yahoo!リスティング広告」と「ポイントサイト」はWin-Winの関係。広告主がその餌食!

「Yahoo!リスティング広告」の広告主にご注意(1)という記事を下に書きました。
この記事はその(2)です。記事(1)をまずお読みください。

ポイントサイトなるものができています。
このサイトの会員がポイントサイト専用「Web検索」を利用して検索すると、
ポイントが貯まる仕組みになってます。

たとえば、「永久不滅リサーチ」は会員にこう約束しています。

「ウェブ検索」で、1日最大15リサーチポイントを獲得できるようになりました。 (「ウェブ検索」とは、ログイン後のマイページもしくは「永久不滅リサーチmini」で行うインターネット検索サービスです。)

▼ポイント交換サービスのPex(ペックス)は検索ごとに1P、一日最大10回で10p獲得出来るそうである!IEなどの専用検索プラグインまで用意しています!

Pex

ポイントサイト運営会社は、会員に支払われるポイントの原資を何から得ているのでしょう?
それはどう考えてもリスティング広告のスポンサーですね。彼らは1クリック最低でも9円支払います。こんな価格の検索語はありません。消費者向けサイトなら1クリック100円も珍しくありません。

ポイントサイトのビジネスモデルがわかると
額に汗して、こつこつモノを作るビジネスなんか馬鹿らしくてやってられませんね。
黙っていても、仕組みだけでどんどん儲かるおいしいビジネスモデルです。

このモデルの収益源は仕組みをしらない善良で鷹揚な広告主です。
リスティング広告のアカウントから合法的に掠めとられているのに気がつきません!


▼関連記事
Yahoo!リスティング広告で「配信対象外サイト」に登録すべきポイントサイト 
「Yahoo!リスティング広告」と「ポイントサイト」はWin-Winの関係。広告主がその餌食!

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Yahoo!リスティング広告(旧Overture)の広告主はご注意!

「Yahoo!リスティング広告」の配信先をご存知ですか?
「Yahoo!検索」だけではないのです。では他のどこに?
しかし、Yahoo!は何故か配信先リストを公表していません。
(必死で探せばページがあるのかもしれませんが・・・)

配信先の一つにこんなサイトがあります。ポイントサイトというのだそうです。
リサーチパネル・ウエブ検索

Reseachpanel

ご覧いただくとわかりますが、
実に素晴らしい仕組みになっていて、Yahoo!さんにはほとほと感服いたしました!
その仕組はシンプルです

①こちらの検索結果はYahoo!検索の結果リストと同一ですが、
表示方法に細工があります。スポンサーサイトとの表示を曖昧にしています。
小さなことですが効果は絶大。
検索利用者にはウェブ検索結果のようにしか見えません

②リサーチパネルの登録者が、リサーチパネル・ウエブ検索を利用すると、
クリックごとにポイントがたまるような仕組みになっています
登録者はためらうことなく、リストの上位から次々クリックするだけです。
それだけでポイントがたまるのですから。

③上の結果、スポンサーサイトは直帰率100%のアクセスがどんどん増えます
上位表示させる努力したスポンサーほど効果が高くなります。(被害にあいます)

アクセスが増えたらそれだけで喜ぶような、ナイーブなスポンサーもいるでしょうが、
広告主に重要な情報を知らせない営利主義と言われても反論できないのでは?

Yahoo!リスティング広告は広告主に、すべての配信先を公開すべきです。
さらに広告主に配信先を選択出来るようにすべきではないでしょうか?
配信対象外サイトを登録できるようにはなりました。最低限のサービスです。

また、すべてのアクセスログを利用者に公開すべきです。
(ログがなければ、当然インプレッション数も信頼できない)
もしアクセス解析を設置されていれば、個別アクセスログを調べてください。
上のほかにもポイントサイトがあるようです。ご用心!

貴社も対策されないと、Yahoo!に無駄弾を撃たされます。

Yahoo!リスティング広告のスポンサーサイト広告の罠さんも参考になります。

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ネットショップ。キーワード広告の目的は?

ブログdeホームページ経営塾」というためになるメルマガを拝読しています。
今週号に、興味ある質問が掲載されていました。

ネットショップ経営者からの質問です。

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■Q:ネットの広告費を削減するには?

ホームページの売上は月100~150万円です。
しかしながらアドワーズ広告やオーバーチュアの広告費が毎月30万円近くかかり、
従業員や自分の給料を差し引くと微妙な赤字額となります。

なんとかしてネットでの広告費を下げたいです。なにかアドバイスお願いします。

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質問者のショッピングサイトがどのようなものかわかりませんが、
もっともありうる仮定を含め、以下に損益をまとめてみました。

●一般消費者向け商品を売るショッピングサイト
●売上が毎月100万~150万円ありますが、ここでは平均130万円とします。
●キーワード広告費が毎月30万円
●このサイトが楽天のテナントなら、固定の管理料(4万程度)のほかに売上の3%回収されています。
●どんな商品かわかりませんが、荒利は多くても40%ではないでしょうか?ここでは40%と仮定します。
●送料・梱包料は実費を回収しているものとします。

荒利:130万円(売上)×0.4=52万円
経費:30万円+4万円+4万円=38万円

人件費を含んだ利益:52万円-38万円=14万円 !

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●さて、このショッピングサイトの経営者は
「ネット広告費を下げて利益を確保したい」と考えていますが、
果たして正しい戦略でしょうか?

ここは戦術的な手段として、
確かに、キーワードの選定を見直すなどして広告コストを下げる手段は
十分残されています。

しかし、現在のビジネスモデルには戦略的に問題があります。
広告費をかけ集客し、売上をそこそこ上げるようになっているのに、
新規客だけに依存するという、なんとも非効率なマーケティングをやっていることです。

一回の買物あたり何円の広告費をかけているか考えた方がいいです。
これではいくらやっても儲かりません。

●ネットでの平均購入率(購入者÷アクセス数)は1%程度らしいですから、
クリック単価の100倍を、商品原価に含んでおく必要があるということです。
(クリック単価は最低でも@9ですから、900円かかります。)

単価の安い商品では、利益を出すことは不可能でしょう。

では、ネット広告をやめるべきか?
やめれば、そもそもこのビジネスが成立しないと思います。
縮小路線はジリ貧の道、拡大路線しかありません。

どうするか?

●ネット広告で集客し、買物をさせるのは、顧客リストを集める手段と考えるべきです。
儲けるのは、集めた顧客リストのお客さんからにするのです。

買物客のリストが手元にあるのですから、それを有効に活用することを考えるべきです。
リストを使って、メルマガで直接販売すれば、商品には広告コストが一切かかりません。
荒利40%がそのまま残ります。(10%特別割引してもよい)

そのためには、取扱う商品が、リピート性のある(例えば化粧品)ものか、
購入客の好みにあった、別の高額商品であることが必要です。

●ネットショッピングのビジネスモデルとしてはシンプルです。

①ネット広告で集客しアドレスを集める。そのために単価の安い商品をまず買わせる。
③次回は、収集したアドレスを使い、メルマガで販売する。割引価格で提供してもよい

●今回のネットショップは、アドレスを既に入手できているのですから、
おおきく飛躍できそうな感じがします。

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