『ゆるゆりSS』 京子「あなたは私を見ていてくれた」





帰り道

京子「・・・・」

結衣「明日は何する?」

ちなつ「土曜日ですしどこかお買い物に行きましょうよー!」

あかり「あっ、あかりも行きたいところあるんだぁー」エヘヘ

京子「・・・それじゃー新しくできたレストラン行こうぜー!」

結衣「はいはい・・・じゃー明日は早めに出かけようか」

「おー!」「うん!」「はい!」

京子(・・・・)



孤独だなぁ。


 
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:02:52.10 ID:418AkIFz0
帰り道

京子「・・・・」

結衣「明日は何する?」

ちなつ「土曜日ですしどこかお買い物に行きましょうよー!」

あかり「あっ、あかりも行きたいところあるんだぁー」エヘヘ

京子「・・・それじゃー新しくできたレストラン行こうぜー!」

結衣「はいはい・・・じゃー明日は早めに出かけようか」

「おー!」「うん!」「はい!」

京子(・・・・)



孤独だなぁ。





2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:04:03.97 ID:418AkIFz0
そう感じるようになった。
昔、みんなに守られていた私は、守られるだけじゃなくて強くなろうと思った。
そして、泣き虫だった私とさよならした。
今の私は、昔の私より強くなった。
これで誰にも心配かけない。
これでよかった。 

よかったのに。



結衣「京子」

京子「」ビクッ

結衣「なにしてんだ・・・ほら今日も泊まるんだろ?」

京子「へ?・・・今日はやめとく!!」

結衣「へえ、珍しいな」





4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:04:57.59 ID:418AkIFz0
京子「京子ちゃんにだって一人の時間は必要なんです!」

結衣「それは私もだ」

京子「というわけでまた明日なー!」

結衣「あぁ、またな」

京子「・・・」

京子(結衣・・・・)


ひとりだと感じ始めてから改めて思う。
昔みたいに、守られたいって気持ちがあるのかなぁ。
こういう付き合い方になってから結構経つのに。
なんでだろう、寂しい。
恋しい感じがする

京子「・・・・ばか」





5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:06:06.84 ID:418AkIFz0
土曜日

ちなつ「結衣先輩!これ、かわいーですー!!」グイグイ

結衣「ちなつちゃん、引っ張りすぎだよ・・・」

あかり「あっ、クマさんのストラップだー、可愛いなぁ」

京子「あかりは自分大好きなんだな!」

あかり「あかりはクマさんじゃないよぉ!?」

千歳「あっ歳納さん達やー」

綾乃「えっ!?」

京子「おっ!千歳と綾乃もここ来たんだ!」

千歳「オープン間もないから、うちらも気になってんよ。なー、綾乃ちゃん?」

綾乃「そ、そうよ!いいじゃない別に!!」





6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:07:56.40 ID:418AkIFz0
結衣「綾乃もこういうの好きそうだよね」

綾乃「まぁ、可愛いものは欲しいじゃない・・・近くにファンシーショップみたいなものなかったし」

京子「そうそう!これで学校帰りにも寄れるし!」

綾乃「ちょっと!校則違反は罰金バッキンガムよ!!」クワッ

結衣「」ブッ

千歳「あはー」ドクドク

京子「えー、いーじゃんちょっとくらいー」

綾乃「駄目に決まってるでしょうが!」

京子「ちぇー」





7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:09:09.57 ID:418AkIFz0
レストラン

千歳「何かバッタリ会うただけやのにご飯まで一緒してもうて、お邪魔やったかなぁ?」

結衣「そんなことないよ、むしろ賑やかで楽しい」

ちなつ(さらっと気遣いのできる結衣先輩・・・流石です!!)キラキラ

京子「綾乃は何食べんのー?」

綾乃「まだ決めてないわよ・・!」///

千歳「あぁ・・」ドクドク

あかり「池田先輩、はい」つティッシュ

千歳「いつもありがとなー赤座さん」ツメツメ





8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:10:26.00 ID:418AkIFz0
結衣「店員、呼んで大丈夫?」

京子「あー私まだー!」

結衣「・・・早くしろよ」

綾乃「千歳はもう決まった?」

千歳「うん、ほなこれしよかな」

綾乃「じゃあ私コレにしよっと」

結衣「すいませーん」





9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:11:54.36 ID:418AkIFz0
帰り道

ちなつ「今日は楽しかったですー!(結衣先輩と二人ならもっとよかったけど)」

結衣「そっか、それはよかったね」ニコ

ちなつ(笑顔が素敵過ぎです・・・・!!!!!)

綾乃「ごめんなさいね一緒させてもらって」

結衣「いーよ、本当に楽しかったし」

千歳「ありがとうなー、うちらも楽しかったわー」

千歳「あと赤座さん、いつもティッシュありがとー」

あかり「いえー、あかりいつも多めに持ち歩いてるんで大丈夫です!」

京子「・・・」

京子(やっぱ私だけこういう扱いなんだよなぁ・・)

京子(そういうキャラだから仕方ないけどさ)

京子(もうちょっと私にデレてもいーじゃん皆!)





10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:13:40.95 ID:418AkIFz0
綾乃「と、歳納京子!」

京子「ん、なにー?」

綾乃「・・・はい」サッ

京子「えっ・・・」

綾乃「ち、千歳が言ってたのよ!!あなたに似合いそうって!!」

綾乃「だから・・・歳納京子にあげようかなって・・・」

京子「あ・・・ありがとーあやのー!!//」ダキッ

綾乃「ちょっ、ちょっとあなた!!!////」アワワワワ

千歳「」ブーーーーーーーーーーーーーーー

あかり「池田先輩が!?」ガーン!

結衣「おっ、おい千歳!!」

京子(あー・・・・)

京子(ちょっとデレをいただいちゃいましたvv)ウフフ





11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:15:43.07 ID:418AkIFz0
京子宅

京子「・・・綾乃かぁ・・・」

京子「綾乃と付き合ったら、毎日楽しいかもなぁー」

京子「・・・でも、結衣はどう思うのかなぁ」

京子「・・・まあいっか、考えてても仕方ない」

京子「綾乃のあのリアクションを見る限り」

京子「綾乃は私のことが好きだ、間違いない!!」

京子「んー私から行っちゃうかなぁ」





12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:17:15.29 ID:418AkIFz0
数日後の放課後


京子「綾乃・・・」

綾乃「何よこんなところで、歳納京子!」

京子「綾乃ってさぁ・・・私のこと、嫌い?」

綾乃「えっ・・・・」

京子「私は好きだよ・・綾乃」

綾乃「なっ!?//////////////」

京子「・・・・本気だよ」

京子「綾乃・・・・私と付き合ってくれる?」

綾乃「えっ////////いや!ちょ、ちょっと/////////////まって///////////」





14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:18:49.99 ID:418AkIFz0
京子「綾乃・・・」スッ

綾乃「あっ・・・」ギュ

京子「私ドキドキしてる・・・綾乃も・・・ドキドキしてる、ね・・・」

綾乃「あっ・・・・あぁ・・・・」

京子「・・・・言って欲しいなぁ、綾乃の口から」

綾乃「・・・・・・・」

綾乃「・・・・・す・・・・ぃ」

京子「・・・・うん」

綾乃「私も・・・歳納京子が!その、す・・・すっ・・・好き・・・ょ////」

京子(よしっ)

京子「えへへ//////」





15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:19:46.50 ID:418AkIFz0
こうして、私と綾乃は恋人として付き合い始めた。
最初は今までどおりの反応だったけど、
だんだんと優しくなる綾乃を見て、私は幸せだなーって、思った。

うん、幸せだと感じてるよ。
けど・・・





17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:21:32.80 ID:418AkIFz0
京子「綾乃、あーん」

綾乃「もぅ・・・あーん・・・んっ・・・おいし・・・」

京子「でしょー、たまには自分で作ってみたんだー!!」

綾乃「へぇー京子も料理できるのね」

京子「京子ちゃんにできないことはないのだ!」

綾乃「それならもうテスト前に泣きついてくることも無いのかしら?」クスッ

京子「えー!?テストとか宿題は手伝ってよぉ」ブー





19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:22:50.82 ID:418AkIFz0
綾乃「しょうがないわねぇ・・・」

京子「わーい!綾乃大好き!!」ダキッ

綾乃「ちょっと////ここ教室よっ!///」


あやの だいすき
うん、大好きだよ・・・・
大好き・・・・

なのに、なんでだろう

京子(・・・・結衣)





21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:24:21.11 ID:418AkIFz0
部活動中

京子「おいーっす!」ガラ

ちなつ「・・・・」イライラ

京子「・・・・どったの?」

あかり「ちなつちゃん、今日ずっとこんな感じなの・・・」

京子「お、あかりーおいーっす」

あかり「えっ!?今なのぉ!?」ガーン

京子「で、これは何が理由なんですかい?」ボソボソ

あかり「多分結衣ちゃん絡みだと思うんだけど、よくわからないよぉ」ボソボソ

あかり「それと結衣ちゃんは?」ボソボソ

京子「何か用事があるって、後で行くって言ってた」ボソボソ





23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:25:57.94 ID:418AkIFz0
ちなつ「・・・あ゛ー・・・」イライラ

京子(ちょっと真面目に聞いてみるか・・・)

京子「ちなちゅー、今日はどうちたの?」キャピッ

ちなつ「・・・はぁ・・・」

京子(駄目かな・・・)

ちなつ「・・・最近の結衣先輩、何か楽しそうなんですよ」

京子「へっ?」

あかり「楽しそう?」

ちなつ「そう、楽しそう」

京子「機嫌がいいなら、ちなつちゃんもいいんじゃないの?」

ちなつ「・・・どうも、誰かと遊んでる感じがするんですよ」

あかり「誰か?私たち以外の誰かってこと?」





26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:27:38.76 ID:418AkIFz0
京子「つまり、結衣は私たち以外の誰かと仲良くなってて機嫌がいい、と」

あかり「それがちなつちゃんには・・・」

ちなつ「・・・・どうしてなんですか結衣先輩」ブツブツ

あかり「うーん・・・結衣ちゃんも別に友達が少ないってわけじゃないよねぇ」

京子「でも特別仲がいい知り合いとか私も聞いたことないなぁ」

ちなつ「そーですよ!何で私以外と遊んですっごく楽しそうにしてるんですか!!!」ガァァァ

あかり「お、落ち着いてちなつちゃん!!」

京子「ち、ちなつちゃん、相手は誰か知ってる?」

ちなつ「それが・・・どうにもわからないんですよ」

あかり「へっ?じゃあなんで誰かと遊んでるってわかるの?」

ちなつ「結衣先輩を見かけるとき、たまに誰かと待ち合わせしてるんですよ廊下とかで」

ちなつ「それで結衣先輩の方から見ると近くまで行かないと相手が見えないような位置でいつも待ち合わせてるんですよー!」





27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:29:10.86 ID:418AkIFz0
あかり「あはは・・・後ろ追ってるんだ・・・」

ちなつ「だって結衣先輩だよ!!そりゃ追っちゃうよ!!」

京子(・・・)

京子(結衣がちなつちゃんに見られたくないようにわざわざそうしてる気がする)

京子(・・・ちなつちゃんも知ってる人・・・?)

あかり「京子ちゃんも気になってる?」

京子「そりゃー気になるよー」

京子「結衣が贔屓にするような友達でしょ」





28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:30:53.61 ID:418AkIFz0
あかり「・・・そっかー」

京子「ん?」

あかり「なんでもないよ。でも本当、結衣ちゃん珍しいよねー」

京子「そんな知り合いいたかなぁ?」

あかり「どんな人だろうねー」

京子「そうだなぁ・・・」

ちなつ「今度こそ誰か突き止める・・・・」ゴゴゴ

京子「あははは・・・」

あかり「・・・・」チラッ

京子「ははは・・・」

あかり(・・・気になる・・・・・か)





32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:34:08.92 ID:418AkIFz0
3年中頃

京子「あーやの」ギュッ

綾乃「きゃっ!もう、いきなりはダメっていってるじゃない・・・」

京子「そういえば綾乃は志望校どこにするの?」

綾乃「えっ・・・えーと南七森かな・・・」

京子「へー、もうちょっと上狙えそうじゃない?八森とか」

綾乃「流石に八森は・・・今の成績じゃちょっとね」

京子「うーん・・・」

確かに悪くはないんだけど、綾乃は2年生の時に比べると少し成績が落ちていた。
たまに、千歳より下だったりもしたなぁ・・・





33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:35:57.37 ID:418AkIFz0
京子「なんか最近、ちょっと綾乃らしくない感じだよね」

綾乃「え゛っ!?」

京子「ん?」

綾乃「・・・そ、そんなことないわよー」

京子「そうかなー」ギュー

綾乃「そうよ」ギュッ

京子(抱き返してくれてる・・・嬉しい)

綾乃「・・・こんなこと、家じゃなきゃしてないんだから」

京子「わかってるってー!」

綾乃「・・・見られたら大変だもの・・・・・・」

京子「相変わらず恥ずかしがり屋だなぁ・・・」

綾乃「・・・・・・・・」

綾乃「・・・そうね」クス

京子「?」





35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:38:33.93 ID:418AkIFz0
二学期末頃
学校

千歳「もうすぐ入試やねー」

綾乃「もうそんな時期なのね・・・」

京子「まぁ京子ちゃんには綾乃と千歳という頼もしい2人がいるからな!!」

綾乃「少しは自分で頑張りなさいよ、もう・・・」

結衣「そうだぞ京子、綾乃に迷惑ばかりかけちゃダメだろ」

京子「ぶー・・・」

京子「そういや結衣の志望校、聞いてなかったなぁ」

結衣「私は南七森にした」

京子「おっ?一緒のとこ来てくれるの!?」

結衣「まぁ・・・一応頑張ってみる」

2年の終わりごろには「一緒の所は無理かもしれない」なんて言ってたのに・・・





36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:40:13.38 ID:418AkIFz0
京子「よかったぁ・・・」

綾乃「結衣も一緒ならまた3年間同じクラスだといいわね・・・」

千歳「せやなぁ、また綾乃ちゃんが、ごらく部を廃部にしようとするんやろなぁ」ニヤニヤ

綾乃「そっ、そんなことしないわよ!!っていうか、ごらく部を勝手に作らないで・・・」

京子「そんな殺生な・・・・」

結衣「勝手に茶道部の部室占拠してただけだしな」

京子「ゆ、結衣まで・・・」ガクッ

なんだろう。
このとき、何か違和感を感じた。
それが何なのか、その時にはわからなかったけど。





37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:41:54.65 ID:418AkIFz0
高校1年生5月中頃

京子「お待たせ―!」

千歳「おはよー歳納さん」

京子「おろ?綾乃はー?」

千歳「ちょっと用事あるから先行くって言うてたで」

京子「えー、ぶーぶー」

千歳「まぁまぁ、学校行ったら会えるやん」

京子「それもそっか・・・我慢我慢」

千歳「・・・・」

京子「よっし、じゃあ結衣を迎えに行こうかー」





38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:43:54.99 ID:418AkIFz0
結衣の自宅付近

京子「おっ、おはよー」

結衣「!」

綾乃「!?」

千歳「・・・」

京子「あれ?綾乃?」

綾乃「きょ、京子!」

結衣「お、おはよ京子、千歳」

京子「何で綾乃が結衣といるの?」

綾乃「そっそれは・・・」

結衣「・・・綾乃にノート返してたんだよ」サッ





39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:45:40.65 ID:418AkIFz0
京子「へー結衣にしては珍しい」

結衣「たまにはそういうこともあるよ」

綾乃「まぁy・・・船見さんにノートを貸すなんて、滅多にないことよね」

京子「勉強ついていけなかったらいつでも京子さまを頼るが良い」

京子「綾乃以上に面白く教えてやろう!」

結衣「面白くしてどうするんだよ」ビシッ

千歳「・・・そろそろいかな遅刻するでぇー」

綾乃「やばっ、急ぎましょう!」

京子「あーん、まってあやのー。今日まだぎゅーしてなーい!」

綾乃「あっ後でしてあげるから急ぎなさいよ!!///」カァァァ

結衣「・・・・ふぅ」





40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:47:20.13 ID:418AkIFz0
放課後

京子「あれー綾乃?」キョロキョロ

千歳「・・・なぁ歳納さん、たまにはうちと帰らへん?」

京子「むー・・・・まぁ土曜日にまたデートいこっと・・」

千歳「綾乃ちゃんやなくてごめんなー」

千歳(ホンマ、歳納さん・・・)

(ごめんな・・・・)





42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:48:32.12 ID:418AkIFz0
日に日に、違和感が大きくなっていた。

綾乃が私と一緒に居ないことが増えた。
よく思い返してみると、避けているというよりも・・・

どこかに行ってる
まるで、誰かと約束でもしているように。

多分・・・誰かと会ってる。

そう思った。

あのとき、ごらく部でちなつちゃんが言っていたことを思い出した

京子(綾乃・・・・)



そんな風に、この1年・・・恋人とは思えないくらいに疎遠になっていった。
そして・・・





43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:50:19.69 ID:418AkIFz0
高校2年生冬頃
学校屋上

京子「何・・・綾乃、こんなところで」

綾乃「・・・・話があるの」

京子「うん・・・私も聞きたいことがあるよ」

京子「どうして一緒にいてくれないの」

京子「寂しいよ、私は綾乃が好きなのに・・・辛いよ」

京子「一体、どこで何をしてるの?何で私と一緒に居てくれないの?」

綾乃「・・・・」

京子「・・・・答えて、くれないんだ」

綾乃「・・・・」





45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:51:52.36 ID:418AkIFz0
綾乃「・・・私が・・・一緒に居たい人といるから」

京子「・・・!?」

綾乃「私の話に戻すわね」

京子「・・・・」ドッドッドッドッドッ


胸騒ぎとかそういう問題じゃない。
確定してしまっている。
いやだ・・これ以上は、聞きたくない・・・!


綾乃「・・・京子」

言わないで!!!!!!


綾乃「・・・私たち」





47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:53:24.74 ID:418AkIFz0
 「別れましょう」





52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:56:26.69 ID:418AkIFz0
京子「―――――」フラッ


どうして

どうしてなの?


京子「・・・・・・」フルフル

綾乃「・・・」

綾乃「ごめんなさい。私・・・最低だわ」

京子「・・・・?」


 「他の人を好きになってしまったの」


京子「!!」


あたまが、まっしろになった。





53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:58:02.60 ID:418AkIFz0
どういうこと?

あやのは、わたしがすきだっていってくれた。

なのに・・・どうして?


京子「そ、そんな・・・私にかけてくれた言葉は!」

京子「嘘だったっていうの!!!!!!!」

綾乃「・・・」

綾乃「嘘じゃないわ・・・・・・」

京子「・・・・じゃあ・・・どうして!?」

 「あなたより、好きなってしまったのよ」



まるで、体を切りつけられるかのような衝撃。

・・・私は、膝を落とし綾乃を見ながら崩れ落ちた。





54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/25(土) 23:59:28.87 ID:418AkIFz0
綾乃「・・・・・」

綾乃「私はあなたを裏切った」

綾乃「そして」

綾乃「あなたを裏切っていた、もう一人」

京子「・・・・?」



扉に目を向けると、想像もしていなかった人が来た。

・・・そんな風に疑ったりなんて微塵もしなかった。

その人を見た瞬間―――

もう・・・立ち上がれそうになかった。





55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:01:24.82 ID:NqSfLckp0
京子「・・・・・・・ゆ、ゆい・・・?」

結衣「・・・・」

結衣「京子」

結衣「私は・・・もう京子の友達じゃ・・・いられない」ツカツカ

結衣「ねっ・・・・綾乃」

綾乃「・・・・結衣」


いしきが、とだえた





56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:03:07.58 ID:NqSfLckp0
気がついた時には、私は保健室で横になっていた。
何故 何故
どうして
それに なんで
私に 見せつけた


千歳「・・・歳納さんに見せつけたかったんやと思うで」

京子「!!?」ビクッ





58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:05:26.31 ID:418AkIFz0
京子「・・・千歳?」

千歳「船見さん・・・ずっと前から綾乃ちゃんのこと好きやったみたいなんよ」

千歳「船見さんの方から告白したらしいで・・・歳納さんと付き合ってた、綾乃ちゃんに」

千歳「それからずーっとずっと、綾乃ちゃんに好きになってもらうためにがんばっとった」

千歳「・・・・・誰が悪いかって・・・・そういう話にしたないけどな・・・」

千歳「恋って人を死に至らしめる病、そんな感じの表現もあるくらいで」

千歳「・・・残酷や」

京子「千歳は・・・それを知ってて黙ってたの・・・・・?」

千歳「私には、介入でけんかった」

京子「何で教えてくれなかったの!!!?」グイッ





59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:07:20.98 ID:NqSfLckp0
千歳「っぐ・・・・誰も・・・・誰も悪くないんや・・・」

千歳「・・・でも・・・強いて言うなら、ウチが悪人・・・やな」

京子「・・・・・」グググッ

千歳「・・・船見さんの気持ちを踏みにじる権利なんて、ウチにはない」

千歳「・・・手ぇなんか、出せんよ・・・!」ポロポロ

京子「・・・じゃあ!!」

京子「私は、不幸になっていいっていうの!?」

千歳「・・そんなことは・・・言うて、へん」





60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:08:23.68 ID:NqSfLckp0
千歳「ウチは、公平な・・・状態のままにしてただけや・・・」

千歳「ウチは歳納さんら3人の、誰にも恋愛感情はなかった」

千歳「そんなんに口を出したら・・・どっちかの手助けやん」

千歳「どっちも幸せにしたいけどかなわへん」

千歳「そんなん・・・成り行きにまかせるしかないやろ・・・」グスッ

京子「・・・・・」

千歳「ごめんな・・・歳納さん、許してくれなんて言わへん」

千歳「思いっきり、打ってええで・・・うちが言わんかったから、こうなってもうたんや・・・」





62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:09:37.54 ID:NqSfLckp0
わたしは・・・
考えが甘かったのかもしれない

綾乃は、ずっと私のことを好きでいるのが
当たり前だと思ってた

でもそうじゃない

人の心は動くし、揺らぐ。

結局、私は・・・結衣に負けたのだ

好きだった人に、好きになった人を奪われた
好きだった人は、私に振り向いてくれなかった。
好きになった人は・・・私に恋をしなくなった

じゃあ私は?
私はこれから、どこにいくの?

私は、ばかだったのだ。
人の心はうつりかわる。
私は・・・思いあがっていたのだ。

一緒にいた人は私に恋してると思ってた
私は一緒にいる人に恋してた

私は・・・どうして、伝えなかったんだろう。





63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:11:03.14 ID:NqSfLckp0
京子「う・・・うわああああああああああああああぁぁぁぁぁ・・・・」

京子「うあぁぁぁぅううぅぁぁ・・・うぁぁあああ」

泣いた。
泣いた。
涙が出なくなるまで泣いた。

私の恋は終わった。
そして友達との関係も――――歪んだ。





64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:12:20.54 ID:NqSfLckp0
あれから半年


廊下

京子(・・・・)スタスタ

櫻子「あっ!」

櫻子「歳納せんぱーい!!!」

京子「・・・・?」

櫻子「どうもー!」テヘヘ

京子「・・・櫻子ちゃん・・・どうしたの?」

櫻子「いやー勉強の仕方教えてくれて助かったんですけどー」





65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:14:30.98 ID:NqSfLckp0
櫻子「何か日本史勉強するのにいい参考書ってないですか?」

京子「・・・そうね・・私は七森出版の『すっげえわかりやすい日本史B』を使ってるわ」

櫻子「ほうほう」メモメモ

京子「でも櫻子ちゃんにあった参考書もあるかもしれないよ?」

櫻子「いえ、歳納先輩のチョイスはすっごい合うので買ってみます!!」キラキラ

京子「ふふふ、ありがとう」

櫻子(歳納先輩、すごい綺麗になったなぁ・・・・///)ポー

櫻子「こちらこそ、ありがとうございます!!!」ビシッ





67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:17:20.48 ID:NqSfLckp0
櫻子「受験に向けて頑張ってください!!!」

京子「まだ少し先の話じゃない」

櫻子「でも京子先輩、模試で全国順位一桁ですよ!!!すごすぎ!!!」

京子「もう・・・煽てても何もでないわよ・・・」クスッ

櫻子(私もこんな風になれれば・・・・また向日葵も一緒にいてくれるかなぁ・・・)

櫻子(向日葵と対等でいれるように・・・)

京子「・・・どうしたの?」

櫻子「・・・えへへ、何でもないです!」

櫻子「それじゃ、失礼します!!!」タタッ

京子「またね」フリフリ





69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:18:36.84 ID:NqSfLckp0
なんだか・・・昔の自分に戻ってしまったような気がした。

あれから、結衣とも綾乃とも、千歳とも気まずくなってしまった。
みんなと一緒にいることがなくなった。

もう何も失いたくない。
そんな気持ちでいたからだろうか。
あれからの私は、全てに力を注いだ。

もっと強くあれば。
もっと自分を磨けば。
・・・もう、何も自分の周りから失わずにいられる。
そう、信じたかった。


京子「ふぅ」

京子「頑張って・・・何でもできちゃう京子ちゃんになろう」グッ





71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:19:38.94 ID:NqSfLckp0
下校時

京子(みんなが受けないところって言ったら、国立だよね・・・)

京子「K大かなぁ・・・・」

ちなつ「・・・あれっ?京子先輩?」

あかり「あっ、ホントだ!!!京子ちゃーん!!」ブンブン

京子「えっ、ちなつちゃん・・・あかり・・?」





73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:20:54.67 ID:NqSfLckp0
喫茶店

あかり「ホント久しぶりだねー!!」ニコニコ

ちなつ「去年あってませんでしたから、相当あってなかったんですねー!」

京子「そうだねー」

ちなつ「それで、京子先輩は杉浦先輩とはどうなんですか?」

京子「」

あかり「ち、ちなつちゃんストレートだね・・・・」

京子「・・・結衣から話、聞いてないの?」

ちなつ「結衣先輩から?・・・・月3回ぐらいは連絡とってますけど・・・」

ちなつ「何の話ですか?」


私も辛いけど・・・ちなつちゃんにもエグい話になりそうだなぁ。
本当は結衣の口から言って欲しかったけど
黙ってたら妙な想像をされそうだし、仕方ない・・・

そういえば。
いつの間にか、私は自分のことを二人に話せるようになっていた。
過ぎた時間が傷を癒すって、本当なんだな。





75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:22:25.05 ID:NqSfLckp0
ちなつ「―――――――――――――」ガクガクガクガク

あかり「ちなつちゃん!?し、白目剥いて泡吹いてるよぉ!!!?」

京子「ち、ちなつちゃんしっかり!?」


信じられないことに、ちなつちゃんは結衣に直接メールした。
まぁ、これで私が話しちゃったのがバレバレになるけど・・・いいよね。
それより、ちなつちゃんが大変なことに・・・





76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:23:18.79 ID:NqSfLckp0
京子「まぁ・・・そういうことがあったんだ」

ちなつ「シンジマセンウソデスシンジマセンウソデスシンジマセンウソデス」ブツブツ

あかり「ごめんね・・・京子ちゃんたちがそんなことになってたなんて、知らなくて」

京子「うん、大丈夫だよ・・・もう終わっちゃったことだし」

京子「立ち直ってる・・・とは言い難いけど、だいぶ改善したから」





78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:25:25.63 ID:NqSfLckp0
あかり「・・・・」ジワッ

京子「なんであかりが泣くのさー」ナデナデ

あかり「だ、だって・・・」ヒッグ

京子「・・・ありがとう・・・泣いてくれるだけでもすごく嬉しいよ」ヨシヨシ

あかり「・・・・」グスッ

京子「さ、あかりもちょっとは美人さんになったんだ!泣いてちゃ台無しだよ!」ポン

あかり「・・・ちょ、ちょっとって!酷いよぉ!」

京子「あれ、元に戻ったかも」ケラケラ

あかり「もー!」

ちなつちゃんとあかりに会えて、私はホッとした。
まだ、昔のままでいられる場所がある。
そう思うと、涙が出そうになった。





79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:27:12.11 ID:NqSfLckp0
本屋

京子(さて・・・他の大学の赤本も、参考程度に見ておこうかしら・・・)

京子「すみません、O大とY大の赤本ってどちらにありますか?」

店員?「はーい、ええとそちらでしたら・・・」キョロ

店員?「この左上のところと・・・あった、この右中段のところです」

京子「どうもありがとう」ニコリ

店員?(すごく上品で綺麗な方ですわ・・・・)ウットリ

店員?(櫻子と同じ制服で・・・上級生の方かしら)

店員?(お、おもわず笑顔に見とれてしまいましたわ)

京子「どうしましたか?」

店員?「いっ、いえ・・失礼します」ソソクサ

京子(確実に受かりたいし・・・何回かあるけど全部受験しとこうかな)





80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:28:50.41 ID:NqSfLckp0
本試験数日前

京子「・・・・」
ヴーヴー

京子「メール・・・?」

―――――――
差出人:あかり


勉強してる時にごめんね><

明日か明後日、よかったら遊びに行ってもいいかな?

―――――――

京子「・・・急だなぁ」

京子「まぁ最近息抜きできてなかったし」

京子『いいよ、明日も明後日もきんしゃい!!』

京子「・・・っと」ポチ





81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:30:07.80 ID:NqSfLckp0
翌日

あかり「こんにちわー」

京子「あかりーいらっしゃーい」

あかり「おじゃましまーす!」

――
京子「珍しいね、何でまた急に?」

あかり「・・・大学にいっちゃったらさ」

あかり「京子ちゃんに、ますます会えなくなっちゃうから」

あかり「今のうちにお家に遊びにいっとかなきゃーって思ったの」

あかり「あかり、昨日は結衣ちゃんの家にいったんだよぉ」

京子「結衣・・・」

あかり「・・・ホントは結衣ちゃんとちなつちゃんも一緒に来たかったんだけどね」

京子「・・・私のせい、かな」





87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:33:37.15 ID:NqSfLckp0
あかり「ううん、違うよ。みんな・・・大人になっちゃたんだよ、きっと」

京子「・・・?」

あかり「大人になっちゃうとね、仲直りが難しくなっちゃうって」

あかり「お姉ちゃんから聞いたことがあるんだ」

京子「・・・・」

あかり「でもきっと、きっと仲直りできるよ!」

あかり「いつかまたみんなで遊ぼうよ」

京子「・・・・・・うん!」

あかり「そういえば・・・京子ちゃんどこの大学うけるの?」

京子「んっとね、K大」

あかり「へー・・・え゛ぇ!!?け、K大!?」

京子「うん、K大」

あかり「す、すごいよ・・・」

京子「いやあ、まだ受かってないし」ケラケラ





90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:35:22.54 ID:NqSfLckp0
あかり「・・・・・・・・・・・・」

京子「あかり?」

あかり「・・・うん!」

あかり「ごめんね京子ちゃん、あかり帰るね」

京子「へっ?もう?」

あかり「うん、ちょっと用事が出来ちゃった」ニコ

京子「そっか・・・・それじゃまたね」

あかり「・・・・うん・・・・またね」





93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:37:20.15 ID:NqSfLckp0
合格発表当日

ガヤガヤ

京子「・・・・・」ジーッ

京子「・・・!」

京子「・・ふぅ」

京子(あった・・・)

私は無事K大に受かった。
どうやら、ウチの高校からは私一人だけがここに受かったらしい。

・・・ここからリセットするんだ。

新しく生まれ変わった自分をはじめよう。


ヴーヴー


京子「・・・メール?」

―――――――
差出人:あかり

今日も遊びに行ってもいい?





95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:38:24.26 ID:NqSfLckp0
京子「・・・最近多いなぁ」

試験前あたりから、あかりがよく遊びに来ていた。
でも1,2時間ほど話をしたらすぐ帰ってしまう。
・・・近頃、あかりのことがよくわからない。

京子「・・・いいよ、っと」ポチ

――

あかり「こんにちわー」

京子「おーいらっしゃい」

あかり「今日もお話がしたくって!」

京子「私も、あかりとお話してると癒されるわ」

あかり「えへへ、ちょっと嬉しいな・・・」





98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:39:48.75 ID:NqSfLckp0
あかり「まだ受ける試験はある?」

京子「全部終えたよ。やっと肩の荷が下りたーって、そんな感じね」

あかり「・・・受かってるといいねぇ」

京子「うふふ、受かったわよ」

あかり「へぇー・・・・」

あかり「・・・・えっ」

京子「合格したわ、K大」

あかり「えー!!も、もう発表出てたの!?」

京子「今日だったのよ」クスッ

あかり「何で教えてくれなかったの―!?」

京子「あっはは、ごめんね」

あかり「ごっ・・・」

あかり「ごめんじゃないよぉ!!!!!!!」グワッ

京子「」ビクッ





99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:41:28.26 ID:NqSfLckp0
あかり「ひ、酷いよお。今日来なかったらお祝いできなかったよぉ!!」

京子「ご、ごめんなさい。そんなに怒ると思わなかったわ・・・」

あかり「・・・・・おめでとう京子ちゃん」

京子「ありがとう、あかり」

あかり「・・・・」ムスー

京子(何かものすごく機嫌が悪くなってる)

あかり「・・・・京子ちゃんは・・・あかりと一緒にいるのは嫌?」

京子「まさか、嫌なはず無いでしょう」

あかり「・・・」





100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:43:56.13 ID:NqSfLckp0
京子「・・・あかり?」

あかり「そっかぁ・・・」

あかり「ちょっと早いけどあかり帰るね」スッ

京子「えっ、もう?」

あかり「うん、帰るって決めたもん」

京子「・・・あかり?」

あかり「それじゃ、お邪魔しましたー」

京子「・・・?」


それきり、あかりはうちに遊びに来なくなった。

また嫌われちゃったのかもしれない。
私って人付き合い下手なのかもなぁ・・・





102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:45:26.20 ID:NqSfLckp0
大学1年の初夏

京子「・・・」トコトコ

京子(線形と2限の概論と・・・)

学友A「あ、歳納さんだ」

京子「あらAさんこんにちはー」

学友A「ねぇねぇ、歳納さんって専門英語Ⅰ取ってる?」

京子「ごめんなさい、私は別の外国語とってるの」

学友A「そっかーこっちこそごめんね」

京子「・・・わからないところあるんなら相談にはのるよ?」

学友A「本当?助かるわー!お昼にでもどう?」

京子「いいわよ」ニコ

学友A「ありがとー!」





103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:46:41.81 ID:NqSfLckp0
・・・私、割とうまくやっています。
友達は・・・割と多い方だと思う。
まあ、真面目に勉強するのが学生の本分ですし。
充実してる・・・よね。

それでもなんだか・・・刺激が足りないところはあるかなぁ・・・

学友B「歳納さんってきれいだよねー」

学友C「おっとりしてるけど勉強もできるしすごいよね」

学友D「あぁ・・・」ウットリ

学友A「うわあ・・・Dが自分の世界に行っちゃったよ」





104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:47:54.97 ID:NqSfLckp0
学友B「まぁ正直歳納さんだったら付き合いたい気持ちもわかるけど」

学友C「そりゃそうでしょ、遊びに行った時もあのまんまだったわけですし」

学友A「素もあんな感じ?」

学友B「少なくとも、作ってるって感じはしなかったよー」

学友C「・・・たまに、なんか遠い目してたけど」

学友D「そこがまた・・いい・・・・はぁ・・・」トローン

学友ABC(駄目だコイツ)

・・・こういう会話を耳にしたこともある。
うーん、私ってモテるのかなぁ。
そういう自覚はないけど、ここ最近視線を感じることもあるし。
まぁ、好意的に見てもらえてるんならありがたいかな。





105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:48:57.07 ID:NqSfLckp0

授業後の講義室

学友D「歳納さん、よかったら私と付き合いませんか?」

京子「えっ」

学友D「ずっと・・・入学した時から見てました、歳納さん」

京子「・・・・」

学友D「私・・・一目惚れって、初めてで・・・」スッ

京子「!?」キュッ

京子(か、肩・・・つかま・・・・)フルフル





107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:49:52.27 ID:NqSfLckp0
学友D「・・・」クイ

京子「きゃっ!」ポフ

学友D「あぁ・・・」ドキドキ

京子(ど、どうしよう)

学友D「歳納さん・・・・」ジーッ

京子「!!」ゾクッ

京子「ごっ、ごめんなさいっ!!」パッ

ダッ

学友D「あっ!歳納さん!!!」


思わず逃げ出してしまった。

怖かった。
すごく・・・友達が怖くなった。
後日Dちゃんにはきちんと謝った上でお断りさせてもらった。

・・・その後も、告白みたいなのがこの件を含めて3回もあった。
嬉しい気持ちより、正直困ると思ったことの方が多かった。

京子(今の私は、昔の臆病な私にすごく似てる・・・)
京子(私は・・・何も変わってないのかも知れない)





108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:51:44.59 ID:NqSfLckp0
2年の春。

無事進級もした私は、勉強ついでに資格も取ろうかなぁ、なんて考えていた。
私もいろんなことを考えるようになりました。

京子「・・・桜だ」

「きれい・・・」

「きれいだね・・・・・」


聞き覚えのある声だった





112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:53:52.56 ID:NqSfLckp0
あかり「京子ちゃん、おはよー」

京子「・・・・あ、あかり・・・!?」

あかり「えへへ」


えっ、状況が全然わからないんだけど
一体どういうことなんだろう


あかり「ほら、もうすぐ1時間目がはじまっちゃうよぉ」


1時間目?
・・・ああそっか、あかりも大学に受かってるんなら授業があるよね。


京子「そうね、じゃあ急ごっか」

あかり「うん!」

たったったったっ





113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:55:02.29 ID:NqSfLckp0
京子「・・・」

あかり「・・・・どうしたの?」

京子「何でついてくんの?」

あかり「えー!ひ、酷いよ京子ちゃん!!!!」


「あかりもK大に通うんだよぉ!!」


京子「・・・・・・・・」

あかり「・・・・・・・・」

京子「・・・本当に?」

あかり「本当だよぉ」サッ

ほ、本当だ・・・
学生証の名前・・・赤座あかり、そしてうちの大学名だ・・・!

あかり「ほら、急ごうよぅ!!!」

京子「う、うん」





115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:57:45.09 ID:NqSfLckp0
夕方

あかり「京子ちゃーん」

京子「あ、あかり」

あかり「えへへ、授業終わった?」

京子「ええ、今日はもうおしまい」

あかり「そっかぁ、じゃいっしょに帰ろうよ!」

京子「・・・ええ」

テクテク


また同じ方向・・・?





116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 00:59:00.68 ID:NqSfLckp0
アパート

京子「・・・もしかして、あかりも同じアパート?」

あかり「うん。あかりも京子ちゃんの近くがよかったから」

京子「私、一人暮らししてるってあかりに言ったっけ?」

あかり「ううん? 教えてくれないからおばさんに聞いたよ」ブー

京子「・・・・」

どうしたものか

あかり「京子ちゃんの部屋、いってもいい?」

京子「えっ?えっと」

あかり「・・・駄目、かな?」

京子「・・・ちょっと片づけてくるから少し待ってて」

あかり「わぁい♪」





117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 01:00:02.75 ID:NqSfLckp0
京子「どうぞ」ガチャ

あかり「・・・おじゃまします」スッ

京子(とりあえず・・・話、しなきゃ・・・・)

京子(わかんないことだらけだよ)

あかり「・・・・迷惑だった?」

京子「えっ?」

あかり「あかり、迷惑だったかなぁ」

京子「ど、どうして?」

あかり「あかり、京子ちゃんのところに押しかけてばっかりだもん」

京子「・・・・そんなこと・・・」


そんなことはない。

私はそう、ハッキリと思った。
あかりのことを迷惑だなんて、思ったことない。
でも、口に出なかった。





118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 01:01:44.10 ID:NqSfLckp0
あかり「・・・京子ちゃん」

あかり「あかりから、お話があります」

京子「・・・」

あかり「すぅー・・・・はぁー・・・」ドキドキ


京子(・・・なんか緊張してる?)





127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 01:15:46.80 ID:NqSfLckp0
あかり「あかりは」

あかり「きょうこちゃんが」

あかり「だいすきです」





132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 01:19:22.79 ID:NqSfLckp0
あかり「だからあかりは」

あかり「あかりは・・・京子ちゃんの傍に居たいです」

あかり「好きって、言ってくれなくてもいい」

あかり「・・・友達のままでもいいの」

あかり「あかりの傍に・・・ううん、違う」

あかり「あかりを、京子ちゃんのそばにいさせてください」

あかり「・・・そのために頑張って一緒の大学にきたんだよ」

あかり「だってあかりは・・・京子ちゃんとずっと一緒にいたいから!!」





134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 01:21:46.97 ID:NqSfLckp0
京子「・・・・・・」


これは・・・あかりからの、告白・・・?


京子「えっ、あ、あの」

あかり「でも・・・迷惑だったかもしれないね」

あかり「京子ちゃん、あんまり私のこと見てくれたことなかったし」

あかり「遊びにいっていい?って聞いて、いいよって返事くれたとき」

あかり「あかり、すっごく嬉しかったんだよ」

あかり「でも・・・京子ちゃんは我慢してくれてたんだよね」

あかり「ごめんね」


何であかりが勝手に謝ってるんだよ。
なんで・・・私の口から言葉が出てこないんだよ。





135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 01:23:39.93 ID:NqSfLckp0
あかり「近くには居させてくれるだけでいいの」

あかり「・・・一緒の学校に行くくらいは迷惑じゃないよね・・・?」

あかり「・・・・」


あかりが、今にも泣きそうな顔していた。
ど、どうしよう!?


京子「あ、あかり!」

あかり「は、はい!」ビクッ

京子「私は・・・あかりのことを迷惑だなんて、思わない!」

あかり「・・・・」

あかり「じゃ、じゃあ・・・」

あかり「京子ちゃんは、あかりのこと・・・どう思ってる?」

京子「えっ・・・」





136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 01:25:25.33 ID:NqSfLckp0
か、考えたことなかったかも・・・。
昔からの友達・・・かな。
うん、幼馴染だ。

あかり「友達?」

京子「うん・・・そう、かも」

あかり「・・・・・そっか」

京子「・・・・・」


・・・と、いうか・・・
すごく今更なんだけど、もしかしてさっきの告白って友達のそれじゃなくて
わ、私のことを・・・?


あかり「あかりはね、京子ちゃんのこと」

あかり「好きだよ・・・すごく、好き」


そっか・・・やっぱりそうなんだ・・・





137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 01:27:18.00 ID:NqSfLckp0
京子「・・・うん」

あかり「でも、京子ちゃんは違うんだよね」

あかり「あかりの好きと京子ちゃんの思いは・・・違うんだね」


どう、答えていいのかわからない。
・・・うんって、返事しちゃいけない気もする。
私は・・・どうしたらいいんだろう。


京子「・・・・」

あかり「・・・・あーあ!」

京子「?」

あかり「あかり、フられちゃったよぉ!」

京子「!」

あかり「あはは」

あかり「・・・でも」

あかり「京子ちゃんは、これからもあかりと仲良しでいてくれるよね?」ニコ

京子「・・・・」ズキッ





138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 01:28:59.82 ID:NqSfLckp0
あかり「あーあ、初恋って実らないんだなぁ」クルッ

あかり「あはは・・・はは・・・はぁ・・・」フルフル

京子「!」

あかり「・・・・うぅ・・・ひぐ」フルフル

京子「あ、あかり・・・」

あかり「ごめ・・・ん、きょう・・・こちゃ・・・」グス

あかり「・・・・がま・・ん・・・・でぎなくって・・・うぅ」グス

京子「あ、かり」


ギュゥ





141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 01:30:47.03 ID:NqSfLckp0
あかり「・・・京子ちゃん?」グス

京子「・・・あかり」ギュゥゥゥ

あかり「きょ、京子ちゃん!」


気が付けば・・・私はあかりを抱きしめていた。
これは、哀れみ?
同情?

いや・・・きっと、どれも違う


京子「・・・謝んなきゃ・・・ごめんあかり」

あかり「・・・あやまらなくて、いいよ」

京子「ちがう・・・ちがうんだよ、あかり・・・」


自然と言葉がでた。





143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 01:32:43.60 ID:NqSfLckp0
京子「いつからだったのか、わかんない」

京子「でもあかりは、私のこと好きだったんだね」

京子「そ、その・・・愛してるっていう方の」

あかり「・・・・・うん」

京子「ずっと前からだったんだね」

あかり「・・・そうだよぉ」

京子「それじゃあ、やっぱり謝らないといけないのは私だよ」

京子「あかりを苦しめてたんだもん・・・全然気持ちには気付かなくて」

京子「・・・ごめんね、あかり」ギュッ

あかり「京子ちゃん・・・」





145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 01:34:09.46 ID:NqSfLckp0
京子「・・・迷惑なんかじゃないよ」

京子「あかりは、ずっと私を見ててくれたんだ」

京子「私、バカだよ」

京子「愛されたいなんて思っていながら、愛してくれてた人に気がつかないなんて」

京子「最っ低だよ・・・・!」

あかり「・・・・駄目だよ京子ちゃん、そんなこと言っちゃ」

京子「でも・・!」

あかり「あかり、自分の好きな人のこと最低だなんて言われるの嫌だよぉ!」

京子「・・・あかり」

あかり「嫌だよ・・・そんな風に、いわないで・・・」ポロポロ

京子「あかり・・・」

京子「ありがとう」


京子「愛してくれて、ありがとう」





149: 忍法帖【Lv=20,xxxPT】 :2012/02/26(日) 01:41:29.90 ID:NqSfLckp0
京子「とっても・・・嬉しい」

あかり「・・・えへへ」ポロポロ

京子「あかりが望むならもちろんさ


京子「一緒に・・・いよう」

あかり「・・・・うん!!」


あかり「あかりも・・・京子ちゃんと一緒にいたい・・!」

京子「でも、私はあかりのことをこれから愛していくことになるよ・・」

京子「まだ、わからないことがいっぱいだよ」

あかり「じゃあ・・・」

あかり「最初に、今のあかりを愛してほしいなぁ・・・///」

京子「」ズギューン





155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 01:48:16.81 ID:NqSfLckp0
あかり、本当に綺麗になったよね。こんなに綺麗になったって言うのに・・・この可愛さだもんなぁ。
私にはもったいないよ。ホント・・・もったいない。

京子「・・・あかり」

あかり「?」

京子「嘘じゃないよ」

あかり「・・・え?」

京子「今ので私・・・完璧に惚れちゃったよ」ドキドキ

あかり「えええええ!///」

京子「あ、あかりずるいよぉ!こんなに可愛いなんて!」ギュゥゥ

あかり「わわわ///」

京子「・・・・そうだった」スッ

あかり「・・・どうしたの?」

京子「返事がまだでした」

京子「あかりちゃんと付き合いたいです、よろしくお願いします」

あかり「・・・うぅ・・・うわぁぁああん!!」ギュゥ

京子「あかり・・・!」ギュゥゥ





157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 01:50:11.10 ID:NqSfLckp0
京子「落ち着いた?」

あかり「・・・・うん///」

京子「・・・・よろしくね、あかり」ニコッ

あかり「・・・・えへへ、よろしく京子ちゃん」パァァ

京子「そーだ、せっかく恋人になったし今日の記念をつくろっか?」

あかり「記念?」

京子「あかり・・・おいで」

あかり「・・・?」ススッ

京子「・・・ちゅって、しよっか」

あかり「!////」





158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 01:53:04.48 ID:NqSfLckp0
京子「ほらほらー肩の力ぬいてー」

あかり「な、なんでそんなに余裕なのぉ!?」

京子「あははは・・・」

京子「・・・・するよ」

あかり「・・・んっ・・・んー」ドキドキ

京子(必死に目瞑ってる・・・かわいい・・・)

ちゅっ

あかり(ふわぁ・・・京子ちゃんとちゅっって)





160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 01:54:59.35 ID:NqSfLckp0
京子「・・・・」チュー

京子「・・・」ニュル

あかり「!?」ビクッ


あかり(し、舌!?)


京子「」ガシッグイッギュゥ

あかり「んー!んぅ・・・ん・・・ふぅ////」

あかり「んー・・・んぅ・・・///」トローン


あかり(うわぁ・・・・どきどきするけど)

あかり(すごくきもちいいよぉ・・・・)

あかり(ちゅーもいいなぁ)トローン





161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 01:56:44.60 ID:NqSfLckp0
京子(薄目あけてうっとりしてる・・・かわいい)ドキドキ

京子(あかり・・・あったかいなぁ・・・)

京子(やや細身・・・でもついてる所はついてる・・・)

京子(・・・さわっちゃえ)フニ


あかり「・・・ふひゃあ!!!」ビクン

京子「あっ、ご、ごめん!!」

あかり「・・・京子ちゃんのえっち・・・////」

京子「・・・・」

京子(かわいい)





164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 01:58:41.39 ID:NqSfLckp0
数日後

京子「あかりーごはんだよー」

あかり「わーい!あかり、京子ちゃんのごはんだいすきぃ」

京子「えーわたしはー」

あかり「えへへ、京子ちゃんはもっとすきー」

京子「ふふ、ありがとう」

京子「それじゃ食べようか」

あかり「うん!」


「いただきまーす」


結局、私の部屋で一緒に住むことになりました。

昔じゃ考えられないよね。
でも、これは現実。

幸せな現実。





166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 02:00:49.55 ID:NqSfLckp0
京子「ねえ、あかり」

あかり「なぁに?」

京子「あかりはいつから私が好きだったの?」

あかり「うーん、京子ちゃんが杉浦先輩と付き合って少し経ったくらいに気がついたよぉ」

京子「!?」


これは・・・
ずいぶん辛い思いをさせてたらしい。





168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 02:02:40.64 ID:NqSfLckp0
あかり「だからね、今あかりは夢みたいな気分なんだよぉ」トローン

京子「あかり」

あかり「?」

京子「これからは、私があなたを見ててあげる」

あかり「・・・うん」


京子「愛してくれてありがとう」

京子「大好きだよ」


おしまい










55からいしきが、とだえた





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3013: ゆり名無し

結京、京綾が好きな俺にとってこれは辛い…
まあ、ハッピーエンドだったから良いけど。
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3015: 名無しさん

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3016: 名無し

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  • 2012/02/27 02:20

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なんか・・・つらいなwwww
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つらいなwwww
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  • 2012/02/27 20:58

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ちなつ、結衣、綾乃、千歳は大学に入ってからどうなったのか
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10267: ゆり名無し

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