『ゆるゆり』 向日葵&櫻子「ようやく嬉しい卒業式」
…私達も後3日で卒業だね。
卒業した3日後に受験…もう、みんな進路は決まっちゃったんだよね。
先輩たちは一年前、同じ高校に行った。
歳納センパイは最後の追い込みで合格しちゃったよね。
仲間だと思ってたのに…。
あかりちゃんと、ちなつちゃんも同じ高校に行くし…うらやましい。
…ねぇ、向日葵。すごいね、偏差値トップの高校なんだよね。生意気っぱい。
…私は、バカだから。これで、お別れだね。
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 00:26:02.69
ID:ndQ4LJWy0
…私達も後3日で卒業だね。
卒業した3日後に受験…もう、みんな進路は決まっちゃったんだよね。
先輩たちは一年前、同じ高校に行った。
歳納センパイは最後の追い込みで合格しちゃったよね。
仲間だと思ってたのに…。
あかりちゃんと、ちなつちゃんも同じ高校に行くし…うらやましい。
…ねぇ、向日葵。すごいね、偏差値トップの高校なんだよね。生意気っぱい。
…私は、バカだから。これで、お別れだね。
卒業した3日後に受験…もう、みんな進路は決まっちゃったんだよね。
先輩たちは一年前、同じ高校に行った。
歳納センパイは最後の追い込みで合格しちゃったよね。
仲間だと思ってたのに…。
あかりちゃんと、ちなつちゃんも同じ高校に行くし…うらやましい。
…ねぇ、向日葵。すごいね、偏差値トップの高校なんだよね。生意気っぱい。
…私は、バカだから。これで、お別れだね。
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 00:30:06.94
ID:ndQ4LJWy0
会長の私としては、バカな生徒の教育は仕事ですから…
今まで、あなたの家庭教師をしてきましたけど…はぁ。やっぱりバカみたいですわね。
…途中から自分の勉強が忙しくなって、家庭教師をやめてしまった事は申し訳ないと思ってますの。
…まぁ、これで…
今度こそ終わりですわね。あなたと私の腐れ縁も…。
…せいせいしますわ。家が隣とはいえ、学校が違えば生活も変わる…。
…あと3日…ですわね。
今まで、あなたの家庭教師をしてきましたけど…はぁ。やっぱりバカみたいですわね。
…途中から自分の勉強が忙しくなって、家庭教師をやめてしまった事は申し訳ないと思ってますの。
…まぁ、これで…
今度こそ終わりですわね。あなたと私の腐れ縁も…。
…せいせいしますわ。家が隣とはいえ、学校が違えば生活も変わる…。
…あと3日…ですわね。
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 00:33:52.32
ID:ndQ4LJWy0
~朝~
向日葵(…進路が決まってからいつも、こんな調子ですわ…)ドキドキ
向日葵(いつも通りですわよ…)ドキドキ
向日葵「櫻子ー?学校に遅れてしまいますわよー?」
・・・・・・
撫子「上がっていいよー櫻子なら部屋で寝坊決め込んでるはずだから」
向日葵「…お邪魔しますわ」ガチャ
向日葵(…おそらく、家に上がることも減るんですわね…卒業したら)
向日葵(…進路が決まってからいつも、こんな調子ですわ…)ドキドキ
向日葵(いつも通りですわよ…)ドキドキ
向日葵「櫻子ー?学校に遅れてしまいますわよー?」
・・・・・・
撫子「上がっていいよー櫻子なら部屋で寝坊決め込んでるはずだから」
向日葵「…お邪魔しますわ」ガチャ
向日葵(…おそらく、家に上がることも減るんですわね…卒業したら)
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 00:36:18.64
ID:80PELrEE0
既に胸が苦しい
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 00:36:42.10
ID:ndQ4LJWy0
~櫻子の部屋~
向日葵「…櫻子…?」
櫻子「~!?」ガタッ
向日葵「…あなた、起きていたんですの!?返事ぐらいしなさいな!」
櫻子「うっ、うるさいなぁ!朝の勉強してたんだよっ!」
向日葵「…多分、大丈夫ですわよ。櫻子なら受かるはずですわ…」
櫻子「…あーあ。余裕だね向日葵は。私の方が偏差値低いってのにさぁ」
向日葵「…何か言いまして?」イラッ
向日葵「…櫻子…?」
櫻子「~!?」ガタッ
向日葵「…あなた、起きていたんですの!?返事ぐらいしなさいな!」
櫻子「うっ、うるさいなぁ!朝の勉強してたんだよっ!」
向日葵「…多分、大丈夫ですわよ。櫻子なら受かるはずですわ…」
櫻子「…あーあ。余裕だね向日葵は。私の方が偏差値低いってのにさぁ」
向日葵「…何か言いまして?」イラッ
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 00:40:05.56
ID:ndQ4LJWy0
櫻子「いやいや、会長の座も取って、偏差値トップの高校に入学する向日葵様には」
櫻子「頭が上がりませんよーっだ!」
向日葵「…あなた、前まで家庭教師をしていてあげた事、もう忘れましたの?」
櫻子「…そっちこそ覚えてる?最後に残した言葉が…」
「櫻子では、無理ですわ…。ごめんなさい」
櫻子「なんだよ!櫻子では、って!誰でも腹立つよ!!無神経すぎ!!」
向日葵「…そ、それは何度も謝ったじゃありませんの…」
櫻子「頭が上がりませんよーっだ!」
向日葵「…あなた、前まで家庭教師をしていてあげた事、もう忘れましたの?」
櫻子「…そっちこそ覚えてる?最後に残した言葉が…」
「櫻子では、無理ですわ…。ごめんなさい」
櫻子「なんだよ!櫻子では、って!誰でも腹立つよ!!無神経すぎ!!」
向日葵「…そ、それは何度も謝ったじゃありませんの…」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 00:42:55.75
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「それに、私だって一生懸命…」
櫻子「…分かってるって…っ」
櫻子「…それは、分かってるんだよ…」グスッ
向日葵「…櫻子?」
櫻子「だからっ!!期待に答えれなくてっ!!悲しくてっ!!朝から泣いてたんじゃぁん!!」ポロポロ
向日葵「…!!」
櫻子「しかも最後は…櫻子では無理…っ…そんなの、分かってたっつーの…っ」ポロポロ
向日葵「さ、櫻子…」
櫻子「…分かってるって…っ」
櫻子「…それは、分かってるんだよ…」グスッ
向日葵「…櫻子?」
櫻子「だからっ!!期待に答えれなくてっ!!悲しくてっ!!朝から泣いてたんじゃぁん!!」ポロポロ
向日葵「…!!」
櫻子「しかも最後は…櫻子では無理…っ…そんなの、分かってたっつーの…っ」ポロポロ
向日葵「さ、櫻子…」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 00:47:31.83
ID:ndQ4LJWy0
櫻子「…」ポロポロ
向日葵「…」
櫻子「…あーあ…朝からケンカとか泣けるわー…」グスッ
向日葵「櫻子、私は…その。家庭教師をきたのは…」
櫻子「このケンカも、もうすぐ終わりかー。あーうれしっ!」フキフキ
向日葵「…何ですってぇ?」イラッ
櫻子「…さ、行こっか巨大っぱい」
向日葵(…!…櫻子…)
向日葵「まったく…ホント、失礼な子ですわね…」
向日葵「…」
櫻子「…あーあ…朝からケンカとか泣けるわー…」グスッ
向日葵「櫻子、私は…その。家庭教師をきたのは…」
櫻子「このケンカも、もうすぐ終わりかー。あーうれしっ!」フキフキ
向日葵「…何ですってぇ?」イラッ
櫻子「…さ、行こっか巨大っぱい」
向日葵(…!…櫻子…)
向日葵「まったく…ホント、失礼な子ですわね…」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 00:49:27.95
ID:ndQ4LJWy0
~登校~
櫻子「…」テクテク
向日葵「…」テクテク
櫻子「…っ」テクテク
向日葵「…」テクテク
櫻子(き、気まずい…)
向日葵(いつもはバカみたいにうるさいのに…変なところで繊細な子ですわね)
向日葵&櫻子「…」テクテク
櫻子「…」テクテク
向日葵「…」テクテク
櫻子「…っ」テクテク
向日葵「…」テクテク
櫻子(き、気まずい…)
向日葵(いつもはバカみたいにうるさいのに…変なところで繊細な子ですわね)
向日葵&櫻子「…」テクテク
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 00:52:08.01
ID:ndQ4LJWy0
~教室~
向日葵&櫻子「…」ガラッ
あかり「あ!二人ともおはよ~」
ちなつ「おはよー」
向日葵「…ちょっと櫻子、机が近いですわ」
櫻子「仕方ないじゃん隣なんだから」
向日葵「とことん邪魔な子ですわね」
櫻子「…あーそうですかっ!」ガタンッ
あかり「…け、険悪ムード…?」
ちなつ「少し前からこうだけど、卒業が近づいてから特にひどいね…」
向日葵&櫻子「…」ガラッ
あかり「あ!二人ともおはよ~」
ちなつ「おはよー」
向日葵「…ちょっと櫻子、机が近いですわ」
櫻子「仕方ないじゃん隣なんだから」
向日葵「とことん邪魔な子ですわね」
櫻子「…あーそうですかっ!」ガタンッ
あかり「…け、険悪ムード…?」
ちなつ「少し前からこうだけど、卒業が近づいてから特にひどいね…」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 00:57:20.43
ID:ndQ4LJWy0
~卒業式の練習~
「会長の挨拶。古谷向日葵、前へ」
向日葵「はい!」ガタッ
櫻子「…」ギロッ
向日葵「!」
向日葵(何ですの…自分が会長になれなかったからって…)
「古谷?早く前へ出ろ」
向日葵「あっ、はい!」テクテク
「本番では失敗は許されないから気をつけろよー」
向日葵(櫻子のせいですわ…!とことん邪魔をする子ですわね…!)
「会長の挨拶。古谷向日葵、前へ」
向日葵「はい!」ガタッ
櫻子「…」ギロッ
向日葵「!」
向日葵(何ですの…自分が会長になれなかったからって…)
「古谷?早く前へ出ろ」
向日葵「あっ、はい!」テクテク
「本番では失敗は許されないから気をつけろよー」
向日葵(櫻子のせいですわ…!とことん邪魔をする子ですわね…!)
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 01:01:19.23
ID:ndQ4LJWy0
~昼休み~
向日葵「ちょっと櫻子っ!卒業式のあなたの態度、何ですの!?」
櫻子「…は?何のこと?」
向日葵「あなた、ニラんできたじゃありませんの!集中が途切れましたわ!」
あかり「ま、まぁまぁ…落ちついt」
櫻子「あーあ…そんな事してないのになぁ。そんなに私って邪魔?」
向日葵「そっ…そうではなく…ニラんできたから…!」
櫻子「…なに、朝から。今日は当たりがキツイね?」
向日葵「なっ…大体、あなたは何でそんなに冷静ですの!気持ち悪い!」
向日葵「ちょっと櫻子っ!卒業式のあなたの態度、何ですの!?」
櫻子「…は?何のこと?」
向日葵「あなた、ニラんできたじゃありませんの!集中が途切れましたわ!」
あかり「ま、まぁまぁ…落ちついt」
櫻子「あーあ…そんな事してないのになぁ。そんなに私って邪魔?」
向日葵「そっ…そうではなく…ニラんできたから…!」
櫻子「…なに、朝から。今日は当たりがキツイね?」
向日葵「なっ…大体、あなたは何でそんなに冷静ですの!気持ち悪い!」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 01:04:14.03
ID:ndQ4LJWy0
櫻子「…なんかケンカするのバカらしくなってさ」
向日葵「…!!」
櫻子「向日葵も普段から言ってたじゃん。疲れるって。ウンザリだって」
向日葵「そ…それは…そういう意味ではなくて…」
櫻子「ふーん。じゃ、どういう意味?」
向日葵「…そ、それは…それは…っ」プルプル
櫻子「…あのさ、向日葵。もう、私に構わなくていいから」
向日葵「な、ななな…構う!?何を言っt」
櫻子「…だってそうじゃん」
向日葵「…!!」
櫻子「向日葵も普段から言ってたじゃん。疲れるって。ウンザリだって」
向日葵「そ…それは…そういう意味ではなくて…」
櫻子「ふーん。じゃ、どういう意味?」
向日葵「…そ、それは…それは…っ」プルプル
櫻子「…あのさ、向日葵。もう、私に構わなくていいから」
向日葵「な、ななな…構う!?何を言っt」
櫻子「…だってそうじゃん」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 01:08:23.68
ID:ndQ4LJWy0
櫻子「自分の時間を削ってまで家庭教師して」
櫻子「毎朝ウンザリした顔で迎えに行って」
櫻子「…私みたいなバカに足引っ張られてるんだ。そりゃウンザリするよね」
向日葵「ちょ、ちょっと…櫻子?様子がおかしいですわよ?」
櫻子「…昨日から考えててさ。やっぱりこの方がいいと思う」
櫻子「絶交しよ。私といても迷惑なだけだしっ」
向日葵「…絶交……どういう意味ですの…?」
櫻子「まんまの意味だけど」
櫻子「毎朝ウンザリした顔で迎えに行って」
櫻子「…私みたいなバカに足引っ張られてるんだ。そりゃウンザリするよね」
向日葵「ちょ、ちょっと…櫻子?様子がおかしいですわよ?」
櫻子「…昨日から考えててさ。やっぱりこの方がいいと思う」
櫻子「絶交しよ。私といても迷惑なだけだしっ」
向日葵「…絶交……どういう意味ですの…?」
櫻子「まんまの意味だけど」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 01:13:41.32
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「…縁を切る、という意味ですの?」
櫻子「そうだよ。向日葵ならすぐわかる事じゃん」
ちなつ「ちょ、ちょちょちょっとストーップ!シャレになんないよ櫻子ちゃん!?」
櫻子「私、今回は本気なんだよね。今まで、ヘラヘラ生きてきて」
櫻子「そのせいで会長にもなれなくて、勉強もできなかったけど」
櫻子「…今回は…本気なんだよ…向日葵…?」ジッ
向日葵(…そうですわ。どうせ別の道を歩むのだから…構わない…ですわ)
向日葵(…しょせん櫻子ですし!!!)
櫻子「そうだよ。向日葵ならすぐわかる事じゃん」
ちなつ「ちょ、ちょちょちょっとストーップ!シャレになんないよ櫻子ちゃん!?」
櫻子「私、今回は本気なんだよね。今まで、ヘラヘラ生きてきて」
櫻子「そのせいで会長にもなれなくて、勉強もできなかったけど」
櫻子「…今回は…本気なんだよ…向日葵…?」ジッ
向日葵(…そうですわ。どうせ別の道を歩むのだから…構わない…ですわ)
向日葵(…しょせん櫻子ですし!!!)
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 01:17:34.50
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「…はいはい。櫻子ですものね」
櫻子「…?」
向日葵「バカはこういう強引な別れ方しか出来ない…そういう事ですわ!!」
櫻子「…!!またバカって言いやがってぇ…!!家庭教師の時もそうだよ!!」
櫻子「いっつもバカにして!!私を申し訳ない気持ちにするんだぁ!!」ダンッ
向日葵「助けてもらっといて…何ですの!?ワガママにも程がありますわっ!!」
櫻子「…あーもういい聞きたくない。給食の時、机離してね」プイッ
向日葵「そうするつもりでしたわよっ!!櫻子のバカっ!!」プイッ
櫻子「…?」
向日葵「バカはこういう強引な別れ方しか出来ない…そういう事ですわ!!」
櫻子「…!!またバカって言いやがってぇ…!!家庭教師の時もそうだよ!!」
櫻子「いっつもバカにして!!私を申し訳ない気持ちにするんだぁ!!」ダンッ
向日葵「助けてもらっといて…何ですの!?ワガママにも程がありますわっ!!」
櫻子「…あーもういい聞きたくない。給食の時、机離してね」プイッ
向日葵「そうするつもりでしたわよっ!!櫻子のバカっ!!」プイッ
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 01:21:51.32
ID:ndQ4LJWy0
~放課後~
櫻子「…」ブッスー…
向日葵「…」ムスッ
あかり「あ、あはは…もうすぐ卒業なんだから仲良くしようよ~」
ちなつ「…あかりちゃん。そっとしとこうよ。帰って勉強しよ?」
あかり「そ、そうだね…またね二人とも!」
ガラガラ…ピシャ
櫻子「…」スクッ
向日葵「!…どこに行きますの?」
櫻子「帰るんだけど。てゆーか話しかけるの禁止。あ、あとおっぱいも」
向日葵「…うるさいわね」
ガラガラ…ピシャ
櫻子「…」ブッスー…
向日葵「…」ムスッ
あかり「あ、あはは…もうすぐ卒業なんだから仲良くしようよ~」
ちなつ「…あかりちゃん。そっとしとこうよ。帰って勉強しよ?」
あかり「そ、そうだね…またね二人とも!」
ガラガラ…ピシャ
櫻子「…」スクッ
向日葵「!…どこに行きますの?」
櫻子「帰るんだけど。てゆーか話しかけるの禁止。あ、あとおっぱいも」
向日葵「…うるさいわね」
ガラガラ…ピシャ
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 01:26:11.52
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「…いいですわよ。どうせ私は挨拶の練習がありますし…」スクッ
向日葵「…?何か足に…?」
向日葵「…これ…落し物ですわ」
向日葵「生徒手帳…?誰のもの…」ペラッ
向日葵「…!…私と櫻子の写真…?」
向日葵「…櫻子は本当にバカですわ。卒業間近に生徒手帳を落とすなんて…」
向日葵「…ひ…」
向日葵「卑怯…ですわ…っ!」ポロポロ
向日葵「…あああぁ…櫻子ぉ…っ」ポロポロ
向日葵「…?何か足に…?」
向日葵「…これ…落し物ですわ」
向日葵「生徒手帳…?誰のもの…」ペラッ
向日葵「…!…私と櫻子の写真…?」
向日葵「…櫻子は本当にバカですわ。卒業間近に生徒手帳を落とすなんて…」
向日葵「…ひ…」
向日葵「卑怯…ですわ…っ!」ポロポロ
向日葵「…あああぁ…櫻子ぉ…っ」ポロポロ
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 01:30:27.72
ID:ndQ4LJWy0
~櫻子の部屋~
櫻子「…あーあ。疲れた」ボフッ
櫻子「ったく…誰のせいだよ…バーカ」
櫻子「…あーもう!卒業も間近だし、珍しく掃除でもしよっかな!気分転換になるし!」ムクッ
櫻子「よーし!後で向日葵に自慢…いやいや、家族に自慢しよう!」ゴソゴソ
櫻子「うっわー…きたねぇー…ここら辺もヒドイな…整理整頓は大事だねー…」ゴソゴソ
櫻子「…あーあ。疲れた」ボフッ
櫻子「ったく…誰のせいだよ…バーカ」
櫻子「…あーもう!卒業も間近だし、珍しく掃除でもしよっかな!気分転換になるし!」ムクッ
櫻子「よーし!後で向日葵に自慢…いやいや、家族に自慢しよう!」ゴソゴソ
櫻子「うっわー…きたねぇー…ここら辺もヒドイな…整理整頓は大事だねー…」ゴソゴソ
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 01:37:37.20
ID:ndQ4LJWy0
~~~~
櫻子「…ん。これ向日葵に借りてたシャーペンだ」ゴソゴソ
櫻子「うわ、小学校のアルバム!やたら向日葵とペアで映ってるんだよねー…」ゴソゴソ
櫻子「あ、これ向日葵にもらった手袋だ。引き出しにしまってたかぁー…」ゴソゴソ
櫻子「これも向日葵の…げっ、私と向日葵の写真…」ゴソゴソ
櫻子「…あーコレ懐かしい…向日葵と取り合ったっけ…」
櫻子「…ん?てゆーか私の部屋なのに向日葵の私物多すぎでしょ…」
櫻子「くっそー…あ、そうだ」
櫻子「…向日葵のものは全部捨てちゃおう!もう関係ないし!」
櫻子「…ん。これ向日葵に借りてたシャーペンだ」ゴソゴソ
櫻子「うわ、小学校のアルバム!やたら向日葵とペアで映ってるんだよねー…」ゴソゴソ
櫻子「あ、これ向日葵にもらった手袋だ。引き出しにしまってたかぁー…」ゴソゴソ
櫻子「これも向日葵の…げっ、私と向日葵の写真…」ゴソゴソ
櫻子「…あーコレ懐かしい…向日葵と取り合ったっけ…」
櫻子「…ん?てゆーか私の部屋なのに向日葵の私物多すぎでしょ…」
櫻子「くっそー…あ、そうだ」
櫻子「…向日葵のものは全部捨てちゃおう!もう関係ないし!」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 01:41:10.40
ID:ndQ4LJWy0
櫻子「今からゴミ出したら明日の朝に回収されるはず…よ~し…」
櫻子「捨ててやる!向日葵のもの全部!!」
櫻子「燃えてきたぁ!燃えるゴミだけにっ!!」グッ
櫻子「…」シーン
櫻子「ツッコミが欲しい…いやいや」
櫻子「とにかく、集めて集めて…」ゴソゴソ
・・・・
・・・
・・
櫻子「捨ててやる!向日葵のもの全部!!」
櫻子「燃えてきたぁ!燃えるゴミだけにっ!!」グッ
櫻子「…」シーン
櫻子「ツッコミが欲しい…いやいや」
櫻子「とにかく、集めて集めて…」ゴソゴソ
・・・・
・・・
・・
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 01:46:06.85
ID:ndQ4LJWy0
~向日葵の部屋~
ガチャ…バタン
向日葵「やはり挨拶の練習は疲れますわー…」
向日葵「どうしましょう…この手帳…わたすに渡せませんわ…」
向日葵「…そういえば、私と櫻子の写真ってこれ以外にありましたっけ…」
向日葵「…そう、これは整理整頓…必要な行為ですわ」ゴソゴソ
向日葵「…あ、これ櫻子の0点の答案。なぜ私の部屋に…」ゴソゴソ
向日葵「…これは一緒に遊園地に行った時に一緒に買ったキーホルダー…気持ち悪くて付けてませんけど」ゴソゴソ
向日葵「…えっ!?私と櫻子のアルバムっ!?こんなに大量に写真が…」ゴソゴソ
向日葵「…って、私の部屋なのによくもまぁ、こんなに櫻子の私物が…不愉快ですわ」ゴソゴソ
ガチャ…バタン
向日葵「やはり挨拶の練習は疲れますわー…」
向日葵「どうしましょう…この手帳…わたすに渡せませんわ…」
向日葵「…そういえば、私と櫻子の写真ってこれ以外にありましたっけ…」
向日葵「…そう、これは整理整頓…必要な行為ですわ」ゴソゴソ
向日葵「…あ、これ櫻子の0点の答案。なぜ私の部屋に…」ゴソゴソ
向日葵「…これは一緒に遊園地に行った時に一緒に買ったキーホルダー…気持ち悪くて付けてませんけど」ゴソゴソ
向日葵「…えっ!?私と櫻子のアルバムっ!?こんなに大量に写真が…」ゴソゴソ
向日葵「…って、私の部屋なのによくもまぁ、こんなに櫻子の私物が…不愉快ですわ」ゴソゴソ
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 01:49:17.62
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「…そうですわ!絶交した人の私物や写真があるなんて不自然ですわっ!」
向日葵「…そういえば明日の朝にゴミ回収だったはず…ちょうどいいですわ」
向日葵「捨てるべきですわ…関係ない人の私物なんて…」ゴソゴソ
向日葵「…根こそぎ捨ててやりますわ…」ゴソゴソ
・・・・・
・・・
・・
向日葵「…そういえば明日の朝にゴミ回収だったはず…ちょうどいいですわ」
向日葵「捨てるべきですわ…関係ない人の私物なんて…」ゴソゴソ
向日葵「…根こそぎ捨ててやりますわ…」ゴソゴソ
・・・・・
・・・
・・
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 01:54:27.28
ID:ndQ4LJWy0
~翌日、向日葵の部屋~
向日葵「…」ムクッ
向日葵「うーん…昨日は大量にゴミを運んだから疲れましたわ…」
向日葵「…8時に回収…という事は、あと一時間で処分…」
向日葵「せいせいしますわね…」
ヒュッ…ペラッ
向日葵「…あ。生徒手帳の写真…いっそこれも捨てれば良かったかも…」
向日葵「…?裏に何か書いてある…?」
「向日葵と私のベストショット!いえーい!!」
向日葵「…」
向日葵「な…なんですの?この知性のかけらもない文は…」
向日葵「…」ムクッ
向日葵「うーん…昨日は大量にゴミを運んだから疲れましたわ…」
向日葵「…8時に回収…という事は、あと一時間で処分…」
向日葵「せいせいしますわね…」
ヒュッ…ペラッ
向日葵「…あ。生徒手帳の写真…いっそこれも捨てれば良かったかも…」
向日葵「…?裏に何か書いてある…?」
「向日葵と私のベストショット!いえーい!!」
向日葵「…」
向日葵「な…なんですの?この知性のかけらもない文は…」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 01:59:13.90
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「わ、わざわざベストショットだなんて…」
向日葵「…でも確かに、この時は楽しかったですわね…」
向日葵「…別に、思い出を残すぐらいは良いのかもしれませんわね…」
向日葵「…」
向日葵「…自分で自分が良く分かりませんわ…櫻子以上にバカかも…」
向日葵「…はぁ。急ぐべきですわね…!」タッ
ガチャ…バタン
向日葵「急いで着替えて…まだ行けるはずですわ…!!」バタバタ
向日葵「…でも確かに、この時は楽しかったですわね…」
向日葵「…別に、思い出を残すぐらいは良いのかもしれませんわね…」
向日葵「…」
向日葵「…自分で自分が良く分かりませんわ…櫻子以上にバカかも…」
向日葵「…はぁ。急ぐべきですわね…!」タッ
ガチャ…バタン
向日葵「急いで着替えて…まだ行けるはずですわ…!!」バタバタ
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 02:02:33.89
ID:ndQ4LJWy0
~櫻子の部屋~
櫻子「…むにゃ?」パチッ
櫻子「おおう…ぐっすり寝ちゃった!時間は…!?」
櫻子「…なーんだ。まだ七時か…ん?」
櫻子「ああっ!!ゴミ出すの忘れてたっ!!」
櫻子「うおー急いで着替えてゴミを回収してもらわないと!!」ガシッ
櫻子「…うっ、ゴミ重っ…向日葵めぇ…!」
櫻子「うおおお…!!」
櫻子「…むにゃ?」パチッ
櫻子「おおう…ぐっすり寝ちゃった!時間は…!?」
櫻子「…なーんだ。まだ七時か…ん?」
櫻子「ああっ!!ゴミ出すの忘れてたっ!!」
櫻子「うおー急いで着替えてゴミを回収してもらわないと!!」ガシッ
櫻子「…うっ、ゴミ重っ…向日葵めぇ…!」
櫻子「うおおお…!!」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 02:06:44.26
ID:ndQ4LJWy0
~ゴミステーション~
向日葵「はぁっ…まだ回収は…はぁっ…されてないですわね…!」
向日葵「…」ゴソゴソ
向日葵「く、臭いですわ…ゴミを漁る事になるなんて…」ゴソゴソ
向日葵「…?」ゴソゴソ
向日葵「…ない…ないですわ…!確かこの辺りに放り投げたのに…!!」ゴソゴソ
向日葵「はぁっ…はぁっ…」ゴソゴソ
向日葵「うっ…櫻子ぉ…」ポロポロ
向日葵「櫻子っ…!!どこですの…!?」ポロポロ
向日葵「櫻子ぉ…っ」ゴソゴソ
櫻子「…はぁ…はぁ…うわ。ゴミ荒らしが居る…」
向日葵「はぁっ…まだ回収は…はぁっ…されてないですわね…!」
向日葵「…」ゴソゴソ
向日葵「く、臭いですわ…ゴミを漁る事になるなんて…」ゴソゴソ
向日葵「…?」ゴソゴソ
向日葵「…ない…ないですわ…!確かこの辺りに放り投げたのに…!!」ゴソゴソ
向日葵「はぁっ…はぁっ…」ゴソゴソ
向日葵「うっ…櫻子ぉ…」ポロポロ
向日葵「櫻子っ…!!どこですの…!?」ポロポロ
向日葵「櫻子ぉ…っ」ゴソゴソ
櫻子「…はぁ…はぁ…うわ。ゴミ荒らしが居る…」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 02:10:38.35
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「はぁ…何で無いんですの…!!」ポロポロ
櫻子「…あのー…すみませーん…どいてくれませんかー…?」
向日葵「櫻子ぉ…っ!!櫻子ぉ…っ!!」
ポロポロ
櫻子「…ちょ…もしかして向日葵…?何してんの…?」
向日葵「どこ…どこ…!!」ゴソゴソ
櫻子「聞いてねー…仕方ないなぁ」
向日葵「ない…ない…!!櫻子ぉ…っ!!」
櫻子「…向日葵さーん!!櫻子ならココに居ますけどぉーー!!!」
櫻子「…あのー…すみませーん…どいてくれませんかー…?」
向日葵「櫻子ぉ…っ!!櫻子ぉ…っ!!」
ポロポロ
櫻子「…ちょ…もしかして向日葵…?何してんの…?」
向日葵「どこ…どこ…!!」ゴソゴソ
櫻子「聞いてねー…仕方ないなぁ」
向日葵「ない…ない…!!櫻子ぉ…っ!!」
櫻子「…向日葵さーん!!櫻子ならココに居ますけどぉーー!!!」
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:36:50.98
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「来てしまいますわ…!!回収車…!!」ゴソゴソ
櫻子「なっ…向日葵さーん!!会長の向日葵さーん!!!」
向日葵「嫌…思い出まで消えてしまうのは…嫌ですわ…!!」ゴソゴソ
櫻子「…もういいや。とりあえず放り投げて学校行っちゃお…」ポイッ
向日葵「…櫻子…櫻子…」ゴソゴソ
櫻子「…気持ち悪っ…」ダッ
ブルルルルル…
櫻子「…あ。回収車だ…」
向日葵「…!!!」ゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソ
櫻子「ちょ、ちょいちょい…」
櫻子「なっ…向日葵さーん!!会長の向日葵さーん!!!」
向日葵「嫌…思い出まで消えてしまうのは…嫌ですわ…!!」ゴソゴソ
櫻子「…もういいや。とりあえず放り投げて学校行っちゃお…」ポイッ
向日葵「…櫻子…櫻子…」ゴソゴソ
櫻子「…気持ち悪っ…」ダッ
ブルルルルル…
櫻子「…あ。回収車だ…」
向日葵「…!!!」ゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソ
櫻子「ちょ、ちょいちょい…」
194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:41:43.64
ID:ndQ4LJWy0
ブルルルルル…キッ。ガチャ…バタン
向日葵「あっ…」
回収員1「…?あの、何してるんですか?」
向日葵「い、いえ。これは…その」
櫻子(…いいもん。こんな所に隠れてないで学校行っちゃえばいいんだ…)コソコソ
回収員2「…おい。これ…ゴミ荒らしだろ…どう見ても」ボソッ
回収員1「…すみません。何をしていたかだけ、お答え頂ければ…」
向日葵「そ…その。間違えてゴミを捨ててしまいまして…」
回収員1「…でも、関係ないゴミまで、めちゃくちゃになっているようですが?」
向日葵「あっ…」
回収員1「…?あの、何してるんですか?」
向日葵「い、いえ。これは…その」
櫻子(…いいもん。こんな所に隠れてないで学校行っちゃえばいいんだ…)コソコソ
回収員2「…おい。これ…ゴミ荒らしだろ…どう見ても」ボソッ
回収員1「…すみません。何をしていたかだけ、お答え頂ければ…」
向日葵「そ…その。間違えてゴミを捨ててしまいまして…」
回収員1「…でも、関係ないゴミまで、めちゃくちゃになっているようですが?」
197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:46:42.85
ID:ndQ4LJWy0
櫻子(…これは…そうだ!向日葵の困り顔を拝みたいだけ…)ドキドキ
向日葵「はぁ…夢中になってしまいまして…」
回収員2「…あのさぁ。正直に答えてくれよ。ゴミ荒らしだろ?」
向日葵「い、いえ!そんな事は!」
回収員1「おい。落ち着け…」
回収員2「早く帰りてーんだよ!おい、小娘。お前ただのゴミ荒らしだろーが?ん?」
向日葵「…本当に自分のゴミを探していただけですの!」
回収員2「あーはいはい。それだけで、ここまでならないから」
回収員2「もう8時。制服を見る限り…中学生だろ?ダメだな~学校をサボってゴミ荒らしだなんてさぁ」
櫻子(…なに?あのオッサン…向日葵は違うって言ってんじゃん…)イラッ
向日葵「はぁ…夢中になってしまいまして…」
回収員2「…あのさぁ。正直に答えてくれよ。ゴミ荒らしだろ?」
向日葵「い、いえ!そんな事は!」
回収員1「おい。落ち着け…」
回収員2「早く帰りてーんだよ!おい、小娘。お前ただのゴミ荒らしだろーが?ん?」
向日葵「…本当に自分のゴミを探していただけですの!」
回収員2「あーはいはい。それだけで、ここまでならないから」
回収員2「もう8時。制服を見る限り…中学生だろ?ダメだな~学校をサボってゴミ荒らしだなんてさぁ」
櫻子(…なに?あのオッサン…向日葵は違うって言ってんじゃん…)イラッ
201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 18:51:36.24
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「違いますのに…!」
回収員2「ゴミ荒らしって、けっこうアウトなんだぞ」
回収員1「…その通り。申し訳ないですが、ゴミを回収したら学校に連絡させてもらいますね」
向日葵「…!!」
回収員2「あーあ。それじゃー積み込…」
向日葵「やめてください!!」ガシッ
回収員2「…あ?」ギロッ
向日葵「私と櫻子の思い出が詰まったゴミ袋がどこかにありますの!それを見つけるまで…!!」
櫻子「…えっ…?」
回収員2「あのさぁ…ゴミ荒らしさんよ。ワガママが過ぎるから。ほら、学校行ってタップリ怒られてきな?」
回収員2「ゴミ荒らしって、けっこうアウトなんだぞ」
回収員1「…その通り。申し訳ないですが、ゴミを回収したら学校に連絡させてもらいますね」
向日葵「…!!」
回収員2「あーあ。それじゃー積み込…」
向日葵「やめてください!!」ガシッ
回収員2「…あ?」ギロッ
向日葵「私と櫻子の思い出が詰まったゴミ袋がどこかにありますの!それを見つけるまで…!!」
櫻子「…えっ…?」
回収員2「あのさぁ…ゴミ荒らしさんよ。ワガママが過ぎるから。ほら、学校行ってタップリ怒られてきな?」
206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 19:00:28.61
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「お願いします!!」ペコリ
回収員2「…なんだっけ?サクラコちゃんとの思い出?そんなの知るか」ゴソゴソ
向日葵「お願いします!!お願いします!!」ペコペコ
回収員1「…黙って仕事しろよ2…」
回収員2「こんなバカな小娘が必死になるヤツなんて…そいつもバカなんだろうな!」ケタケタ
向日葵「…何か言いまして?」ピクッ
回収員2「だってバカなヤツって固まるもんだろぉ!?そんなヤツらの思い出なんてどーでもいいから。どいてろ!」ケタケタ
向日葵「…あなた、櫻子のこと何もご存知ないくせに…」ワナワナ
櫻子「な、なに熱くなってんの。あのおっぱいは…」
回収員2「…なんだっけ?サクラコちゃんとの思い出?そんなの知るか」ゴソゴソ
向日葵「お願いします!!お願いします!!」ペコペコ
回収員1「…黙って仕事しろよ2…」
回収員2「こんなバカな小娘が必死になるヤツなんて…そいつもバカなんだろうな!」ケタケタ
向日葵「…何か言いまして?」ピクッ
回収員2「だってバカなヤツって固まるもんだろぉ!?そんなヤツらの思い出なんてどーでもいいから。どいてろ!」ケタケタ
向日葵「…あなた、櫻子のこと何もご存知ないくせに…」ワナワナ
櫻子「な、なに熱くなってんの。あのおっぱいは…」
209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 19:06:18.84
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「…櫻子は、勉強出来なくて暴れん坊でワガママで…」ワナワナ
回収員2「…ほー。お前みたいなヤツなんだなぁ…」ケタケタ
向日葵「…そのクセ、変に繊細で気遣いばっかりで手を焼かされて…」ワナワナ
回収員2「…そこ邪魔なんだけど。どけバーカ」
向日葵「…櫻子は…優しい子ですわ。一生見守りたくなるような…」ワナワナ
回収員2「…さっきから聞いてもないのにペラペラペラペラ…うっせーなぁ!」ドンッ
向日葵「きゃっ…」ドサッ
櫻子「…ひ、向日葵…」
櫻子「~!いやいや…へへ、良い気味だ…は、ははは…」
回収員2「…ほー。お前みたいなヤツなんだなぁ…」ケタケタ
向日葵「…そのクセ、変に繊細で気遣いばっかりで手を焼かされて…」ワナワナ
回収員2「…そこ邪魔なんだけど。どけバーカ」
向日葵「…櫻子は…優しい子ですわ。一生見守りたくなるような…」ワナワナ
回収員2「…さっきから聞いてもないのにペラペラペラペラ…うっせーなぁ!」ドンッ
向日葵「きゃっ…」ドサッ
櫻子「…ひ、向日葵…」
櫻子「~!いやいや…へへ、良い気味だ…は、ははは…」
214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 19:11:12.62
ID:ndQ4LJWy0
回収員2「ん…お、これじゃねーの?お前が言ってた袋…」ゴソ
回収員2「アルバムみたいなの、いっぱい入ってるし」
向日葵「…そ、それですわ!返してください!!」スクッ
回収員1「…」ゴソゴソ
回収員2「どーっしよかなぁ。あ、土下座しろよ。そしたらゴミ荒らししてた事も黙っといてやるよ!」ケタケタ
向日葵「なっ…」
櫻子(…プライド高いからなぁ向日葵は…するわけ…)
向日葵「…お願い、します…っ」ペタン
櫻子(…しやがったぁ!?向日葵がぁ!?)
回収員2「アルバムみたいなの、いっぱい入ってるし」
向日葵「…そ、それですわ!返してください!!」スクッ
回収員1「…」ゴソゴソ
回収員2「どーっしよかなぁ。あ、土下座しろよ。そしたらゴミ荒らししてた事も黙っといてやるよ!」ケタケタ
向日葵「なっ…」
櫻子(…プライド高いからなぁ向日葵は…するわけ…)
向日葵「…お願い、します…っ」ペタン
櫻子(…しやがったぁ!?向日葵がぁ!?)
237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 19:55:57.26
ID:ndQ4LJWy0
回収員2「…ど、土下座しやがった」
向日葵「お願いします…お願いします…」
回収員2「…あーあ。つまんねー…ほらよ」スッ
向日葵「!…ありがとうごz…」
回収員2「…なーんてな」ポイッ
櫻子(…!?)
ドゴシャッ…メリメリ…
向日葵「…?」ポカーン
回収員2「見たか?お前の思い出ってヤツ…もう回収車の中でぐちゃぐちゃになってるけど?」ケタケタ
向日葵「え…カイシュウシャ…?オモイデ…グチャグチャ…?」ポカーン
回収員2「けっ…ショックで固まってやがんのか?」ケタケタ
櫻子「…あ・の・ク・ソ・ハ・ゲぇ…」ワナワナ
向日葵「お願いします…お願いします…」
回収員2「…あーあ。つまんねー…ほらよ」スッ
向日葵「!…ありがとうごz…」
回収員2「…なーんてな」ポイッ
櫻子(…!?)
ドゴシャッ…メリメリ…
向日葵「…?」ポカーン
回収員2「見たか?お前の思い出ってヤツ…もう回収車の中でぐちゃぐちゃになってるけど?」ケタケタ
向日葵「え…カイシュウシャ…?オモイデ…グチャグチャ…?」ポカーン
回収員2「けっ…ショックで固まってやがんのか?」ケタケタ
櫻子「…あ・の・ク・ソ・ハ・ゲぇ…」ワナワナ
240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 19:59:39.37
ID:ndQ4LJWy0
回収員1「2…お前遊びすぎ。ラストスパートかけるぞ」ゴソゴソ
回収員2「へいへい…」ゴソゴソ
向日葵「…あれ…袋は…?回収員さん!返して下さるんでしょう?」
回収員2「あ…?言っただろーが。回収車の中でグチャグチャだって!」
向日葵「…?…!…っ…ウソ…櫻子…絶交して…もう私には…」
向日葵「あれしかないのに…」ペタッ
向日葵「…」ボーゼン
櫻子「…っ!!向日葵…」
櫻子「向日葵…向日葵…っ!」ポロポロ
回収員2「へいへい…」ゴソゴソ
向日葵「…あれ…袋は…?回収員さん!返して下さるんでしょう?」
回収員2「あ…?言っただろーが。回収車の中でグチャグチャだって!」
向日葵「…?…!…っ…ウソ…櫻子…絶交して…もう私には…」
向日葵「あれしかないのに…」ペタッ
向日葵「…」ボーゼン
櫻子「…っ!!向日葵…」
櫻子「向日葵…向日葵…っ!」ポロポロ
242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 20:05:06.75
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「櫻子…櫻子…っ!」ポロポロ
櫻子「向日葵…向日葵…っ!」ポロポロ
回収員2「よーし…回収完了。次行くか」
向日葵「…待って下さい…返して…櫻子を…」ガシッ
回収員2「…」ピキッ
向日葵「返してもらうまで…私は許しませんわよ…」
回収員2「…っらぁ!!いい加減にしろクソガキぃぃぃっ!!」バキッ
向日葵「…」ドサッ…ムクッ
向日葵「…返してください」ガシッ
回収員2「ちっ…っらぁ!おらぁ!!離しやがれっ!!」バキッバキッバキッ
向日葵「…」ドサッ…ムクッ
櫻子(向日葵…っ!血出てるじゃんっ…やめてよぉ…お願いだからっ…!)ポロポロ
櫻子「向日葵…向日葵…っ!」ポロポロ
回収員2「よーし…回収完了。次行くか」
向日葵「…待って下さい…返して…櫻子を…」ガシッ
回収員2「…」ピキッ
向日葵「返してもらうまで…私は許しませんわよ…」
回収員2「…っらぁ!!いい加減にしろクソガキぃぃぃっ!!」バキッ
向日葵「…」ドサッ…ムクッ
向日葵「…返してください」ガシッ
回収員2「ちっ…っらぁ!おらぁ!!離しやがれっ!!」バキッバキッバキッ
向日葵「…」ドサッ…ムクッ
櫻子(向日葵…っ!血出てるじゃんっ…やめてよぉ…お願いだからっ…!)ポロポロ
249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 20:09:47.84
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「…っ…私はぁ…っ!!」ポロポロ
回収員2「…っ…おらぁ!!」バキッ
向日葵「櫻子がぁ…大好きだからぁ…っ!!あきらめたくないからぁ…っ!!」ポロポロ
櫻子「…ひま、わり…ひま…わりぃ…!!」ポロポロ
回収員2「さっきまでの上品な口調はどこいったんだぁ!?」バキッ
回収員1「…程々にしとけよ、2」
向日葵「1番好きだからぁ…!!」ポロポロ
回収員2「…っらぁ!!!!」バキッ!!
向日葵「っ…あ…ああ…」ドサッ
回収員2「はぁ…はぁ…やっと終わったか…」
櫻子「…ちょっと待ってよ…クソハゲぇ!!」スッ
回収員2「…っ…おらぁ!!」バキッ
向日葵「櫻子がぁ…大好きだからぁ…っ!!あきらめたくないからぁ…っ!!」ポロポロ
櫻子「…ひま、わり…ひま…わりぃ…!!」ポロポロ
回収員2「さっきまでの上品な口調はどこいったんだぁ!?」バキッ
回収員1「…程々にしとけよ、2」
向日葵「1番好きだからぁ…!!」ポロポロ
回収員2「…っらぁ!!!!」バキッ!!
向日葵「っ…あ…ああ…」ドサッ
回収員2「はぁ…はぁ…やっと終わったか…」
櫻子「…ちょっと待ってよ…クソハゲぇ!!」スッ
253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 20:15:59.86
ID:ndQ4LJWy0
回収員2「…あ!?まーた中学生かよ!?なんだよ、まったく…」ハァハァ
櫻子「…向日葵に謝れ!!」ズイッ
向日葵「…さく、らこ…?…だ、ダメ。来ちゃダメですわ…うっ…」ゲホゲホ
櫻子「向日葵…私、バカだから。向日葵の守りたいものぐらい分かるけどさ」
櫻子「止まれないのが私なんだ」キッ
向日葵「さく、ら…こぉ…っ。ダメ…たまには言うこと聞きなさい…」
回収員2「…はぁ。お前が噂のサクラコちゃん?流石、バッカみたいな面してんなぁ?」ケタケタ
櫻子「謝れ!!向日葵に謝れ!!」
回収員2「あ?向日葵ってこいつのこと?仕方ないだろ。仕事の邪魔するゴミなんだから」ケタケタ
櫻子「…向日葵に謝れ!!」ズイッ
向日葵「…さく、らこ…?…だ、ダメ。来ちゃダメですわ…うっ…」ゲホゲホ
櫻子「向日葵…私、バカだから。向日葵の守りたいものぐらい分かるけどさ」
櫻子「止まれないのが私なんだ」キッ
向日葵「さく、ら…こぉ…っ。ダメ…たまには言うこと聞きなさい…」
回収員2「…はぁ。お前が噂のサクラコちゃん?流石、バッカみたいな面してんなぁ?」ケタケタ
櫻子「謝れ!!向日葵に謝れ!!」
回収員2「あ?向日葵ってこいつのこと?仕方ないだろ。仕事の邪魔するゴミなんだから」ケタケタ
260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 20:21:07.78
ID:ndQ4LJWy0
櫻子「~っ!!いいから謝れよっ!!!!!!」
回収員2「…バーカ。行こうぜー1」
回収員1「お前が早く車に乗らないから待ちぼうけなんだけど…」
回収員2「今いk…あ?」
櫻子「謝るまで許さない!!」ガシッ
向日葵「櫻子…やめ…」
回収員2「…分かってやってるんだよな…?…っらぁ!!」バキッ
櫻子「っ…謝れ…」ムクッ
回収員2「ああ!?何でゴミに謝らなくちゃいけねーの!?」バキッバキッバキッ
櫻子「…ふぅーっ…ふぅーっ…謝れ…!」
向日葵「櫻子…!やめなさい…!」ポロポロ
回収員2「…バーカ。行こうぜー1」
回収員1「お前が早く車に乗らないから待ちぼうけなんだけど…」
回収員2「今いk…あ?」
櫻子「謝るまで許さない!!」ガシッ
向日葵「櫻子…やめ…」
回収員2「…分かってやってるんだよな…?…っらぁ!!」バキッ
櫻子「っ…謝れ…」ムクッ
回収員2「ああ!?何でゴミに謝らなくちゃいけねーの!?」バキッバキッバキッ
櫻子「…ふぅーっ…ふぅーっ…謝れ…!」
向日葵「櫻子…!やめなさい…!」ポロポロ
265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 20:26:01.87
ID:ndQ4LJWy0
回収員2「…」バキッ!!!!!
櫻子「っ…」ドサッ
回収員2「よっしゃ終了~…行くぞーあースッキリしたぜ~…」
櫻子(許さない…!!立たないと…!!)ヨロヨロ
向日葵「だめ…櫻子…いい加減に…」ポロポロ
櫻子(…あ。酒ビンの破片?すごい尖ってる…)
櫻子(…)スッ…
向日葵「ちょっと…櫻子?何を…」
櫻子「大丈夫。足を刺して動けなくするだけだから…死なせないから。謝るまで、さ」ハァハァ
向日葵「そ、そんなことしたら…受験がどうなるか分かってますのっ!?」
櫻子「っ…」ドサッ
回収員2「よっしゃ終了~…行くぞーあースッキリしたぜ~…」
櫻子(許さない…!!立たないと…!!)ヨロヨロ
向日葵「だめ…櫻子…いい加減に…」ポロポロ
櫻子(…あ。酒ビンの破片?すごい尖ってる…)
櫻子(…)スッ…
向日葵「ちょっと…櫻子?何を…」
櫻子「大丈夫。足を刺して動けなくするだけだから…死なせないから。謝るまで、さ」ハァハァ
向日葵「そ、そんなことしたら…受験がどうなるか分かってますのっ!?」
268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 20:30:38.35
ID:ndQ4LJWy0
櫻子「殺しはしないんだから…大丈夫大丈夫…」ハァハァ
向日葵「やめなさいっ…!!」スクッ…フラフラ
櫻子「…ごめん。私バカだから…おりゃあああああ!!」ダッ
回収員2「ちっ…まだ…」
ドスッ…
回収員2「…ってええええ!?」ガクッ
櫻子「向日葵に謝れよっ!!!!!!」フラフラ
回収員1「…あーあ。警察が見たら…どっちが悪く見えるんでしょうね?」
回収員1「足から血を流してる方…顔が多少腫れてる方…連絡しますね?」ピッ
櫻子「関係ない…!!謝れっ!!!」
向日葵「やめなさいっ…!!」スクッ…フラフラ
櫻子「…ごめん。私バカだから…おりゃあああああ!!」ダッ
回収員2「ちっ…まだ…」
ドスッ…
回収員2「…ってええええ!?」ガクッ
櫻子「向日葵に謝れよっ!!!!!!」フラフラ
回収員1「…あーあ。警察が見たら…どっちが悪く見えるんでしょうね?」
回収員1「足から血を流してる方…顔が多少腫れてる方…連絡しますね?」ピッ
櫻子「関係ない…!!謝れっ!!!」
271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 20:35:31.94
ID:ndQ4LJWy0
向日葵(…櫻子…そこまで…)
向日葵(こうなったら…)
向日葵「…櫻子。それ、貸しなさい」
櫻子「…?立てるの…?」
向日葵「ちょっと吹っ切れましたわ。ほら、貸しなさいな」パシッ
櫻子「ちょっ何する気」
回収員1「連絡しました。あと10分もかからないそうでs」
ドスッ…
向日葵「…ごめんなさい。ハゲの方をこれ以上刺したら死にそうですから…」
回収員1「っ…も、もう連絡したんですよ…?前科を増やしたいんですか…?」ガクッ
櫻子「向日葵…何で…!?」
向日葵(こうなったら…)
向日葵「…櫻子。それ、貸しなさい」
櫻子「…?立てるの…?」
向日葵「ちょっと吹っ切れましたわ。ほら、貸しなさいな」パシッ
櫻子「ちょっ何する気」
回収員1「連絡しました。あと10分もかからないそうでs」
ドスッ…
向日葵「…ごめんなさい。ハゲの方をこれ以上刺したら死にそうですから…」
回収員1「っ…も、もう連絡したんですよ…?前科を増やしたいんですか…?」ガクッ
櫻子「向日葵…何で…!?」
276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 20:40:30.75
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「…櫻子。私は…あなたが…好きって事ですわ」
櫻子「…!?///…な、ななな何言ってんのっ!?質問に答え…」
向日葵「櫻子…櫻子…」ギュッ
櫻子「~っ!!ちょ、苦し…」
向日葵「あら、抱きしめるぐらい良いじゃありませんの」
櫻子「…あのさ、今やることじゃな…」
向日葵「嫌ではない…という事ですわね?」ギュッ
櫻子「ちょ…あの…この…っ…」
櫻子「…向日葵…っ!!絶交とか言ってごめん…!!」ポロポロ
向日葵「…櫻子…!!」ギュウウウ
櫻子「…!?///…な、ななな何言ってんのっ!?質問に答え…」
向日葵「櫻子…櫻子…」ギュッ
櫻子「~っ!!ちょ、苦し…」
向日葵「あら、抱きしめるぐらい良いじゃありませんの」
櫻子「…あのさ、今やることじゃな…」
向日葵「嫌ではない…という事ですわね?」ギュッ
櫻子「ちょ…あの…この…っ…」
櫻子「…向日葵…っ!!絶交とか言ってごめん…!!」ポロポロ
向日葵「…櫻子…!!」ギュウウウ
280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 20:45:45.63
ID:ndQ4LJWy0
櫻子「私も好きだよ向日葵…っ!!」ポロポロ
向日葵「ふふ、知ってましたわよ…」ギュウウウ
櫻子「向日葵ぃ…!!」ポロポロ
向日葵「櫻子…本当に落ち着く…私の居場所はあなた以外にあり得ませんわ…」ギュウウウ
櫻子「…ごめん…私は、あっさり向日葵との思い出を捨てちゃってさ…向日葵はあんなに必死だったのに」
向日葵「…ホント、考える事は同じですわね…思い出なんて、これから作ればいいんですわ」ギュッ
櫻子「で…でも…私達にこれからなんて…ないじゃん…っ」ポロポロ
向日葵「ふふ、知ってましたわよ…」ギュウウウ
櫻子「向日葵ぃ…!!」ポロポロ
向日葵「櫻子…本当に落ち着く…私の居場所はあなた以外にあり得ませんわ…」ギュウウウ
櫻子「…ごめん…私は、あっさり向日葵との思い出を捨てちゃってさ…向日葵はあんなに必死だったのに」
向日葵「…ホント、考える事は同じですわね…思い出なんて、これから作ればいいんですわ」ギュッ
櫻子「で…でも…私達にこれからなんて…ないじゃん…っ」ポロポロ
283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 20:53:12.31
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「…何の為に私が刺したのか…分かってないようですわね」ギュッ
櫻子「…?」
向日葵「…足を刺した。そして、私達は未成年…おそらく私達は少年院行きですわ。」ギュッ
櫻子「…ど、どーいうこと?」
向日葵「まぁ、青少年保護育成条例の対象には外れてはいますけど…少年院行きは間違いありませんわ」ギュッ
櫻子「む、難しいんだけど」
向日葵「…私達は高校に行けないかわりに…一緒の所に行く。そういうことですわ」ギュッ
櫻子「…向日葵。よく分かんないけどさ…また私のために無茶したの…?」
櫻子「…?」
向日葵「…足を刺した。そして、私達は未成年…おそらく私達は少年院行きですわ。」ギュッ
櫻子「…ど、どーいうこと?」
向日葵「まぁ、青少年保護育成条例の対象には外れてはいますけど…少年院行きは間違いありませんわ」ギュッ
櫻子「む、難しいんだけど」
向日葵「…私達は高校に行けないかわりに…一緒の所に行く。そういうことですわ」ギュッ
櫻子「…向日葵。よく分かんないけどさ…また私のために無茶したの…?」
285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 20:57:18.99
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「…いえ。私の意思ですから」
櫻子「…バカっ!!そういうのやめてって言ったじゃん!!」
向日葵「な…なんですって!?私はあなたの事を思って…!!」ギャーギャー
櫻子「余計なお世話だよー!トップの高校あきらめんの!?」ギャーギャー
キキーッ!ガチャガチャ
警察「警察だ!!」
回収員2「き、来やがった…あいつらが刺してきたんだぁ…!」
警察「分かりました!!おい、お前ら!!大人しくしろ!!」
ギャーギャーギャーギャー
警察「…ん?」
櫻子「…バカっ!!そういうのやめてって言ったじゃん!!」
向日葵「な…なんですって!?私はあなたの事を思って…!!」ギャーギャー
櫻子「余計なお世話だよー!トップの高校あきらめんの!?」ギャーギャー
キキーッ!ガチャガチャ
警察「警察だ!!」
回収員2「き、来やがった…あいつらが刺してきたんだぁ…!」
警察「分かりました!!おい、お前ら!!大人しくしろ!!」
ギャーギャーギャーギャー
警察「…ん?」
289:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 21:01:56.08
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「大体あなたは、人の気持ちを考えるって事を知りませんわ!」
櫻子「あーそう!向日葵もねっ!!」
ギャーギャーギャーギャー
警察「おい!!大人しくしろ!!」
向日葵「あ…まさか少年院でも、この調子ですの!?」
櫻子「向日葵のせいでねっ!!」
ギャーギャーギャーギャー
警察「ちょ…お前ら!!!」
ギャーギャーギャーギャーギャーギャー
警察「…監視を続けろ。囲んでおけ。じきに降伏するだろう…凶器は酒ビンの破片だけだしな」
「はい!!!」
櫻子「あーそう!向日葵もねっ!!」
ギャーギャーギャーギャー
警察「おい!!大人しくしろ!!」
向日葵「あ…まさか少年院でも、この調子ですの!?」
櫻子「向日葵のせいでねっ!!」
ギャーギャーギャーギャー
警察「ちょ…お前ら!!!」
ギャーギャーギャーギャーギャーギャー
警察「…監視を続けろ。囲んでおけ。じきに降伏するだろう…凶器は酒ビンの破片だけだしな」
「はい!!!」
292:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 21:05:33.28
ID:ndQ4LJWy0
~1時間後~
向日葵「はぁはぁ…憎い子ですわ…」
櫻子「…はぁはぁ…」
警察「…ところで、回収員さん。なぜ、あの二人は顔が腫れているんですか?」
回収員2「あ?ああ…足を刺されたから正当防衛ってやつ?それでボコボコにしたんだよ」
警察「…ほう。足を刺されて歩けないのにボコボコ…すごいですねぇ」
回収員2「ああ!俺は強いからさぁ!あいつらの最終手段は、刺すしかなかったってワケだ」
回収員1「…死ね。2…」
警察「はぁ…ということは、ボコボコにしてから刺されたと…」
回収員2「おうよ!」ケタケタ
向日葵「はぁはぁ…憎い子ですわ…」
櫻子「…はぁはぁ…」
警察「…ところで、回収員さん。なぜ、あの二人は顔が腫れているんですか?」
回収員2「あ?ああ…足を刺されたから正当防衛ってやつ?それでボコボコにしたんだよ」
警察「…ほう。足を刺されて歩けないのにボコボコ…すごいですねぇ」
回収員2「ああ!俺は強いからさぁ!あいつらの最終手段は、刺すしかなかったってワケだ」
回収員1「…死ね。2…」
警察「はぁ…ということは、ボコボコにしてから刺されたと…」
回収員2「おうよ!」ケタケタ
295:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 21:10:01.88
ID:ndQ4LJWy0
警察「ところで、回収員さん。歩けない状態でボコボコにしたのか、歩ける状態でボコボコにしたのか」
警察「どっちですか?」
回収員1「それh」
回収員2「そりゃ、もちろん歩ける状態だわな!あのゴミどもを一掃だよ!」ケタケタ
回収員2「まさか刺されると思わなかったけどなぁっ!!」イライラ
警察「なるほどなるほど…では、正当防衛をしたのはあの子達…そういうことですか?」
回収員2「ああ!破片を使うなんて流石バカのやる事は…」
回収員1「2死ね2死ね2死ね2死ね2死ね2死ね2死ね2死ね2死ね2死ね2死ね2死ね2死ね」
警察「この仕事を長年続けるとね…大体分かるんですよ。どっちが悪いのか正しいのか…ね」
警察「どっちですか?」
回収員1「それh」
回収員2「そりゃ、もちろん歩ける状態だわな!あのゴミどもを一掃だよ!」ケタケタ
回収員2「まさか刺されると思わなかったけどなぁっ!!」イライラ
警察「なるほどなるほど…では、正当防衛をしたのはあの子達…そういうことですか?」
回収員2「ああ!破片を使うなんて流石バカのやる事は…」
回収員1「2死ね2死ね2死ね2死ね2死ね2死ね2死ね2死ね2死ね2死ね2死ね2死ね2死ね」
警察「この仕事を長年続けるとね…大体分かるんですよ。どっちが悪いのか正しいのか…ね」
299:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 21:15:36.22
ID:ndQ4LJWy0
警察「作戦変更!その子達はほっとけ!回収員どもを逮捕だ!」
「了解!」
回収員2「あっ!?何で…ちょ、近づくなゴミども…」ガチャン
回収員1「死ねよ2…」ガチャン
警察「それじゃー行くか。パトカー出してくれ」
回収員2「ちょ、何でだよ!?ああ!?」ドンドン
ブルルルルル…
向日葵「はぁはぁ…櫻子…いい加減やめません…?」
櫻子「はぁっ…はぁっ…わ、私もそうしようと思っていたところだ、ふふふ」
向日葵「ウソ言わない!」
櫻子「ウソじゃねーしっ!」
「了解!」
回収員2「あっ!?何で…ちょ、近づくなゴミども…」ガチャン
回収員1「死ねよ2…」ガチャン
警察「それじゃー行くか。パトカー出してくれ」
回収員2「ちょ、何でだよ!?ああ!?」ドンドン
ブルルルルル…
向日葵「はぁはぁ…櫻子…いい加減やめません…?」
櫻子「はぁっ…はぁっ…わ、私もそうしようと思っていたところだ、ふふふ」
向日葵「ウソ言わない!」
櫻子「ウソじゃねーしっ!」
303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 21:19:11.87
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「それにしても…あら?回収員が居ない…?」
櫻子「ホントだ。夢中で気づかなかった」
向日葵「…どうせなら、学校に行って皆さんに挨拶しましょう。どうせ少年院行きですし」
櫻子「…えー。遅刻だし嫌だ」
向日葵「ワガママ言いませんの!」
櫻子「へいへい…」
・・・・・・
・・・・
・・
櫻子「ホントだ。夢中で気づかなかった」
向日葵「…どうせなら、学校に行って皆さんに挨拶しましょう。どうせ少年院行きですし」
櫻子「…えー。遅刻だし嫌だ」
向日葵「ワガママ言いませんの!」
櫻子「へいへい…」
・・・・・・
・・・・
・・
307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 21:23:08.62
ID:ndQ4LJWy0
~昼休み~
向日葵「…結局、櫻子のせいで昼休みの侵入…」
櫻子「べっ、別にいいじゃん!犯罪者だし!?」
向日葵「…そうですわね。この方が、友達に会いやすいですし…」
あかり「…あっ」
ちなつ「ん?どうしたの…って二人とも!卒業式の練習、大分進んじゃってるよ!?」
向日葵「はぁ、まぁ…」
櫻子「えへへ」
あかり「笑ってる場合じゃないんだけど…あっ。向日葵ちゃん、西垣先生に呼び出しくらってるよ?」
向日葵「…行ってきますわ」
あかり「うん、また後でね!」ニコニコ
ちなつ「ちゃんと午後は来てねー」
向日葵「…結局、櫻子のせいで昼休みの侵入…」
櫻子「べっ、別にいいじゃん!犯罪者だし!?」
向日葵「…そうですわね。この方が、友達に会いやすいですし…」
あかり「…あっ」
ちなつ「ん?どうしたの…って二人とも!卒業式の練習、大分進んじゃってるよ!?」
向日葵「はぁ、まぁ…」
櫻子「えへへ」
あかり「笑ってる場合じゃないんだけど…あっ。向日葵ちゃん、西垣先生に呼び出しくらってるよ?」
向日葵「…行ってきますわ」
あかり「うん、また後でね!」ニコニコ
ちなつ「ちゃんと午後は来てねー」
308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 21:26:39.37
ID:ndQ4LJWy0
~理科室~
ガラッ
向日葵「何で櫻子まで…」
櫻子「いいじゃーん」
西垣「…少し黙れ。二人とも」
西垣「…古谷。お前、自分が何をしたか…分かってるか?学校に目撃情報がはいったんだが…」
向日葵「!…ええ。当然ですわ」
西垣「ほう。そのうえで堂々と遅刻か?」
向日葵「…はい」
西垣「…古谷。お前は仮にも会長だ。ゴミ荒らしをしたあげく遅刻なんて…」
向日葵「…ごめんなs」
西垣「素晴らしいじゃないかぁ!!」キラキラ
櫻子「ええー…」ドンビキ
ガラッ
向日葵「何で櫻子まで…」
櫻子「いいじゃーん」
西垣「…少し黙れ。二人とも」
西垣「…古谷。お前、自分が何をしたか…分かってるか?学校に目撃情報がはいったんだが…」
向日葵「!…ええ。当然ですわ」
西垣「ほう。そのうえで堂々と遅刻か?」
向日葵「…はい」
西垣「…古谷。お前は仮にも会長だ。ゴミ荒らしをしたあげく遅刻なんて…」
向日葵「…ごめんなs」
西垣「素晴らしいじゃないかぁ!!」キラキラ
櫻子「ええー…」ドンビキ
312:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 21:31:23.93
ID:ndQ4LJWy0
西垣「流石、松本や杉浦の後釜だ!この時期に学校をサボるなんて…素晴らしい!」
向日葵「…ああ、そうですか」
西垣「それだけだ!もうじき、ここは爆発するから出ていけ!」ニッ
向日葵(…?刺した事は報告されていないんですの…?)
櫻子「向日葵!行くよっ!!」ガシッ
向日葵「ああ…はいはい…」タッ
ドカーン
・・・・・・
・・・・
・・
向日葵「…ああ、そうですか」
西垣「それだけだ!もうじき、ここは爆発するから出ていけ!」ニッ
向日葵(…?刺した事は報告されていないんですの…?)
櫻子「向日葵!行くよっ!!」ガシッ
向日葵「ああ…はいはい…」タッ
ドカーン
・・・・・・
・・・・
・・
314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 21:34:56.42
ID:ndQ4LJWy0
結局…その日は卒業式の練習を放課後まで残ってこなして。
遅くまで待っていてくれた三人と下校。
赤座さんや…まさか吉川さんまで待っていてくれたとは意外でしたわ。
櫻子は…相変わらずでしたわね。
でも…なぜ、今すぐにでも問題が取り上げられないのか。
今頃、警察に事情聴取でも受けているべきでは?
…私は、不安ですわ。
遅くまで待っていてくれた三人と下校。
赤座さんや…まさか吉川さんまで待っていてくれたとは意外でしたわ。
櫻子は…相変わらずでしたわね。
でも…なぜ、今すぐにでも問題が取り上げられないのか。
今頃、警察に事情聴取でも受けているべきでは?
…私は、不安ですわ。
315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 21:39:23.69
ID:ndQ4LJWy0
今日は、悲しいような嬉しいような。
そんな日だった。
思い出を潰されて…その上、人まで刺して。向日葵まで…
その時はすごく嬉しかった。
でも…バカの私に付き合ってる向日葵にすごく、申し訳ない。
本当にこのままで良いのだろうか…互いの将来を潰してまで一緒に居ることが正しいのだろうか。
…約半日。バカの私が考えて捻り出した答えは…
やっぱり、こんなのおかしい…だった。
そんな日だった。
思い出を潰されて…その上、人まで刺して。向日葵まで…
その時はすごく嬉しかった。
でも…バカの私に付き合ってる向日葵にすごく、申し訳ない。
本当にこのままで良いのだろうか…互いの将来を潰してまで一緒に居ることが正しいのだろうか。
…約半日。バカの私が考えて捻り出した答えは…
やっぱり、こんなのおかしい…だった。
317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 21:43:30.77
ID:ndQ4LJWy0
~卒業式前日、向日葵の部屋~
向日葵「…はぁ。結局眠れやしませんでしたわ…」
向日葵「…まぁ、多分今日の内にはバレるでしょうね…大丈夫大丈夫…」ブツブツ
向日葵(…櫻子を迎えに行きましょう)
・・・・・
・・・
・・
向日葵「…はぁ。結局眠れやしませんでしたわ…」
向日葵「…まぁ、多分今日の内にはバレるでしょうね…大丈夫大丈夫…」ブツブツ
向日葵(…櫻子を迎えに行きましょう)
・・・・・
・・・
・・
318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 21:46:09.91
ID:ndQ4LJWy0
~櫻子の家~
向日葵「さくらk…」
撫子「寝坊決め込んでるから入っていいよ」
向日葵「…はぁ。お邪魔しますわ…」ガチャ
向日葵「…この家に上がるのも最後…ですわよね」
向日葵(そう考えると、何か重いものを感じますわね…)
向日葵「さくらk…」
撫子「寝坊決め込んでるから入っていいよ」
向日葵「…はぁ。お邪魔しますわ…」ガチャ
向日葵「…この家に上がるのも最後…ですわよね」
向日葵(そう考えると、何か重いものを感じますわね…)
319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 21:50:31.23
ID:ndQ4LJWy0
~櫻子の部屋~
ガチャ
向日葵「櫻子ー?」
櫻子「~!?」ガタンッ
向日葵「…また起きていたにも関わらず返事しませんでしたの?」
櫻子「あ、あはは…ちょっとね…」
向日葵「勉強、なんて言いませんわよね?いや、言わせませんわ」ズイッ
櫻子「ち、違う違う!ほら、離れてよ邪魔っぱい!」
向日葵「…な、泣いてましたの?」
櫻子「!!…泣いてねーよっ!!」
向日葵「いや、このまえも似たような事が…」
ガチャ
向日葵「櫻子ー?」
櫻子「~!?」ガタンッ
向日葵「…また起きていたにも関わらず返事しませんでしたの?」
櫻子「あ、あはは…ちょっとね…」
向日葵「勉強、なんて言いませんわよね?いや、言わせませんわ」ズイッ
櫻子「ち、違う違う!ほら、離れてよ邪魔っぱい!」
向日葵「…な、泣いてましたの?」
櫻子「!!…泣いてねーよっ!!」
向日葵「いや、このまえも似たような事が…」
321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 21:55:09.35
ID:ndQ4LJWy0
櫻子「いや、何でもないってば!」
向日葵「…正直に言わないと嫌いになりますわよ」
櫻子「えっ」
向日葵「私、ウソをついているかどうか分かるんですの…」
櫻子「う、ウソだぁ!」ヘラヘラ
向日葵「…」ジッ
櫻子「…う。は、話せばいいんでしょ…」
向日葵(やっぱりバカですわこの子)
櫻子「はー…まぁ落ち着いて聞いてね」
向日葵「…卒業式目前で遅刻するわけにはいきませんわ。少し急ぎましょう」
櫻子「心の整理がまだついてないのに…ゴホン」
向日葵「…正直に言わないと嫌いになりますわよ」
櫻子「えっ」
向日葵「私、ウソをついているかどうか分かるんですの…」
櫻子「う、ウソだぁ!」ヘラヘラ
向日葵「…」ジッ
櫻子「…う。は、話せばいいんでしょ…」
向日葵(やっぱりバカですわこの子)
櫻子「はー…まぁ落ち着いて聞いてね」
向日葵「…卒業式目前で遅刻するわけにはいきませんわ。少し急ぎましょう」
櫻子「心の整理がまだついてないのに…ゴホン」
322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 22:00:04.17
ID:ndQ4LJWy0
櫻子「…実はさ…昨日刺した事、全く警察は気にしてないらしいよ」
向日葵「…?どういう事ですの?」
櫻子「昨日の夜に警察が来てさー…言われた。セイトウボウエイ?だったかな」
向日葵「ちょ…何で私の家には来ませんでしたの!?真横ですのに!?」
櫻子「…私の口から伝えて欲しい…って言ってたけど」
向日葵「…」
櫻子「明日、問題なく卒業だね。私達」
向日葵「…!!!なんですって!?」
向日葵「…?どういう事ですの?」
櫻子「昨日の夜に警察が来てさー…言われた。セイトウボウエイ?だったかな」
向日葵「ちょ…何で私の家には来ませんでしたの!?真横ですのに!?」
櫻子「…私の口から伝えて欲しい…って言ってたけど」
向日葵「…」
櫻子「明日、問題なく卒業だね。私達」
向日葵「…!!!なんですって!?」
324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 22:06:22.33
ID:ndQ4LJWy0
櫻子「…だから、一晩中泣いてたんだ。それだけ」
向日葵「っ…今からでも、前科を作れば…っ!」
櫻子「…で、向日葵。ここからが本題なんだけど」
向日葵「何であなたは変な時に冷静ですの…!!!」
櫻子「私達、やっぱお別れだよ。向日葵の気持ちはありがたいけど」
向日葵「…いやいや、何を言ってますの。昨日はあんなにノリノリだったじゃありませんの」
櫻子「昨日からずーっと考えてたんだよっ!!」
向日葵「じゃあ、何でお別れなんて選択になりますの!?」
向日葵「っ…今からでも、前科を作れば…っ!」
櫻子「…で、向日葵。ここからが本題なんだけど」
向日葵「何であなたは変な時に冷静ですの…!!!」
櫻子「私達、やっぱお別れだよ。向日葵の気持ちはありがたいけど」
向日葵「…いやいや、何を言ってますの。昨日はあんなにノリノリだったじゃありませんの」
櫻子「昨日からずーっと考えてたんだよっ!!」
向日葵「じゃあ、何でお別れなんて選択になりますの!?」
327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 22:09:22.45
ID:ndQ4LJWy0
櫻子「向日葵の足を引っ張りたくないから!以上っ!!」
向日葵「足なんて引っ張ってませんの!!私の意思だって言ったでしょう!?昨日、決着はついたはずですわっ!!」
櫻子「…あのね、向日葵。好きな人のために自分の可能性を潰すのって…どうかと思うよ?」
向日葵「なっ…櫻子のクセに何を…」
櫻子「いくらバカでも分かるって。こんなの間違ってる」
向日葵「…な…なんですの…」
向日葵「何を言ってますのっ!!」ダンッ
櫻子「…」
向日葵「足なんて引っ張ってませんの!!私の意思だって言ったでしょう!?昨日、決着はついたはずですわっ!!」
櫻子「…あのね、向日葵。好きな人のために自分の可能性を潰すのって…どうかと思うよ?」
向日葵「なっ…櫻子のクセに何を…」
櫻子「いくらバカでも分かるって。こんなの間違ってる」
向日葵「…な…なんですの…」
向日葵「何を言ってますのっ!!」ダンッ
櫻子「…」
329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 22:14:37.96
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「お別れなんてウソだって…まだ、一緒に居られるって…」
向日葵「そう思ってましたのに!突然…あんまりじゃありませんの!?」
櫻子「…ごめん。もっと早く言うべきだった…」
向日葵「なっ…本当ですわ!櫻子のバカ!!」
櫻子「…うん。私、バカだから…決めたら、止まらないんだよね」
向日葵「…これじゃ、まるで私がワガママ言ってるみたいですわ…!!立場が逆ですわ…!!」ポロポロ
櫻子「…うっさいなぁ…せっかく大人に振る舞ってるのに…」ポロポロ
向日葵「…ごめんなさい…でも…っ」ポロポロ
櫻子「向日葵…高校、頑張ってね。ほとんど会えなくなるけど…」グスッ
向日葵「そう思ってましたのに!突然…あんまりじゃありませんの!?」
櫻子「…ごめん。もっと早く言うべきだった…」
向日葵「なっ…本当ですわ!櫻子のバカ!!」
櫻子「…うん。私、バカだから…決めたら、止まらないんだよね」
向日葵「…これじゃ、まるで私がワガママ言ってるみたいですわ…!!立場が逆ですわ…!!」ポロポロ
櫻子「…うっさいなぁ…せっかく大人に振る舞ってるのに…」ポロポロ
向日葵「…ごめんなさい…でも…っ」ポロポロ
櫻子「向日葵…高校、頑張ってね。ほとんど会えなくなるけど…」グスッ
330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 22:18:48.95
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「…もう、ダメなんですのね…決めてしまったんですのね…?」
櫻子「…ごめん。やっぱ、これが1番だと思うな…」
向日葵「…まぁ、バカの櫻子にしては、良いこと言ってますわよ」
櫻子「…バーカ。邪魔っぱい」
向日葵「…」
櫻子「…」
・・・・・・・・・・・
向日葵「…さて。学校、行きましょうか」スクッ
櫻子「!」
向日葵「どうしましたの?遅刻しますわよ?」
櫻子「あ…わ、分かってるもん!バーカバーカ!!」
向日葵「まったく…」
櫻子「…ごめん。やっぱ、これが1番だと思うな…」
向日葵「…まぁ、バカの櫻子にしては、良いこと言ってますわよ」
櫻子「…バーカ。邪魔っぱい」
向日葵「…」
櫻子「…」
・・・・・・・・・・・
向日葵「…さて。学校、行きましょうか」スクッ
櫻子「!」
向日葵「どうしましたの?遅刻しますわよ?」
櫻子「あ…わ、分かってるもん!バーカバーカ!!」
向日葵「まったく…」
331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 22:23:10.37
ID:ndQ4LJWy0
~~~~
向日葵「…」テクテク
櫻子「…?」テクテク
向日葵「櫻子。袖が乱れていますわよ」
櫻子「あっ…!?ああ、うん…」
向日葵「…まったく。気をつけなさいな」
櫻子「分かってるってー…」
櫻子(…もっと泣くと思ったのに。向日葵…)
向日葵「…」テクテク
櫻子(意外と冷静だなー…まぁ、私はこの方が良かったしー…)
櫻子(悔しくない悔しくない!悲しくない悲しくない!)
向日葵「…櫻子。また袖」
櫻子「ん!?あ、ああ…」
向日葵「…」テクテク
櫻子「…?」テクテク
向日葵「櫻子。袖が乱れていますわよ」
櫻子「あっ…!?ああ、うん…」
向日葵「…まったく。気をつけなさいな」
櫻子「分かってるってー…」
櫻子(…もっと泣くと思ったのに。向日葵…)
向日葵「…」テクテク
櫻子(意外と冷静だなー…まぁ、私はこの方が良かったしー…)
櫻子(悔しくない悔しくない!悲しくない悲しくない!)
向日葵「…櫻子。また袖」
櫻子「ん!?あ、ああ…」
333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 22:27:18.28
ID:ndQ4LJWy0
~放課後~
あかり「向日葵ちゃん櫻子ちゃん!一緒に勉強しない?」
向日葵「ああ…すみません。この後、挨拶の練習があるんですの…」
ちなつ「あ、そっか。向日葵ちゃんが居たらはかどるとおもったんだけどなー…」
櫻子「…」ムスッ
あかり「櫻子ちゃんはどう?」
櫻子「…向日葵を待つ」
ちなつ「ぷっ…そっか」クスクス
櫻子「笑わないでよ!」
ちなつ「ごめんごめん…まぁ、今日は二人にしてあげよっか」
あかり「そうだね~」ニコニコ
櫻子「そ、そんなんじゃないから!」
向日葵「…では、ごきげんよう」
ガラッ…バタンッ
あかり「向日葵ちゃん櫻子ちゃん!一緒に勉強しない?」
向日葵「ああ…すみません。この後、挨拶の練習があるんですの…」
ちなつ「あ、そっか。向日葵ちゃんが居たらはかどるとおもったんだけどなー…」
櫻子「…」ムスッ
あかり「櫻子ちゃんはどう?」
櫻子「…向日葵を待つ」
ちなつ「ぷっ…そっか」クスクス
櫻子「笑わないでよ!」
ちなつ「ごめんごめん…まぁ、今日は二人にしてあげよっか」
あかり「そうだね~」ニコニコ
櫻子「そ、そんなんじゃないから!」
向日葵「…では、ごきげんよう」
ガラッ…バタンッ
335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 22:31:12.06
ID:ndQ4LJWy0
櫻子(なんだよ向日葵のやつ…朝に泣いて以来、全然悲しそうにしないじゃん)
櫻子(…なんか、すごくむなしい…)
あかり「櫻子ちゃんっ!元気だして!」
櫻子「おわぁ!いきなり何!?」
あかり「きっと向日葵ちゃんだって辛いよ!ガマンしてるだけだよ!」
櫻子「…ふん。別に気にしてないしー」プイッ
ちなつ「向日葵ちゃん、トイレでこっそり泣いてたよ」
櫻子「マジっ!?」ガタッ
ちなつ「ウソ」
櫻子「おい!!」
ちなつ「…ぷっ」クスクス
櫻子「笑うなーー!!!!」
櫻子(…なんか、すごくむなしい…)
あかり「櫻子ちゃんっ!元気だして!」
櫻子「おわぁ!いきなり何!?」
あかり「きっと向日葵ちゃんだって辛いよ!ガマンしてるだけだよ!」
櫻子「…ふん。別に気にしてないしー」プイッ
ちなつ「向日葵ちゃん、トイレでこっそり泣いてたよ」
櫻子「マジっ!?」ガタッ
ちなつ「ウソ」
櫻子「おい!!」
ちなつ「…ぷっ」クスクス
櫻子「笑うなーー!!!!」
338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 22:38:45.00
ID:ndQ4LJWy0
あかり「…」ニコニコ
ちなつ「まぁ、後悔のないように行動した方がいいんじゃない?」
櫻子「いやいや…別に悩んでないから」
ちなつ「私も告白となると勇気でなくて。結衣センパイに告白したかったんだけどなぁ…」
櫻子「でも、今でもたまに会うんでしょ?そんなに悲しむこともないと思うなぁ」
ちなつ「…学校が違うだけで、全然会えないんだよ?けっこう辛いよ?」
櫻子「ぐ」
ちなつ「思ったより、今まで一緒に居た時間が長い事に気付く…よりによって、別れた後にね」
櫻子「…そんなモンかな」
ちなつ「そうそう。だから…せめて、後悔のないように動くの」
櫻子「むむむ…でも、何をすればいいか分からないし…」
ちなつ「まぁ、後悔のないように行動した方がいいんじゃない?」
櫻子「いやいや…別に悩んでないから」
ちなつ「私も告白となると勇気でなくて。結衣センパイに告白したかったんだけどなぁ…」
櫻子「でも、今でもたまに会うんでしょ?そんなに悲しむこともないと思うなぁ」
ちなつ「…学校が違うだけで、全然会えないんだよ?けっこう辛いよ?」
櫻子「ぐ」
ちなつ「思ったより、今まで一緒に居た時間が長い事に気付く…よりによって、別れた後にね」
櫻子「…そんなモンかな」
ちなつ「そうそう。だから…せめて、後悔のないように動くの」
櫻子「むむむ…でも、何をすればいいか分からないし…」
341:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 22:43:39.90
ID:ndQ4LJWy0
ちなつ「それは知らなーい。自分で考えて」
櫻子「えぇー…1番大事なとこ…」
ちなつ「だって二人の問題だし。あとは頑張ってー」
あかり「頑張ってね~」ニコニコ
櫻子「…ありがと」
ちなつ「…じゃあ…また明日!」
あかり「卒業式かぁ…」
ガラガラ…バタンッ
櫻子「…したいこと…今は…」
櫻子「…とにかく、思い出作り方ですな!今日は存分に向日葵を振り回そう!」
櫻子「えぇー…1番大事なとこ…」
ちなつ「だって二人の問題だし。あとは頑張ってー」
あかり「頑張ってね~」ニコニコ
櫻子「…ありがと」
ちなつ「…じゃあ…また明日!」
あかり「卒業式かぁ…」
ガラガラ…バタンッ
櫻子「…したいこと…今は…」
櫻子「…とにかく、思い出作り方ですな!今日は存分に向日葵を振り回そう!」
344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 22:48:53.87
ID:ndQ4LJWy0
~2時間後~
ガラッ
向日葵「…櫻子。待っていたんですのね」
櫻子「当たり前でしょ!これから、買い物行こうよ!」
向日葵「…家で明日の挨拶の練習もしなければいけませんし、勉強もありますから…」
櫻子「え?そんなの後でいいじゃん」
向日葵「そうはいきませんわ。高校に行くと決まれば…油断大敵ですわ」
櫻子「いやいや、高校に行くと決まれば思い出作りでしょ!フツー!!」
向日葵「…あなたのフツーと私のフツーは違いますの」
ガラッ
向日葵「…櫻子。待っていたんですのね」
櫻子「当たり前でしょ!これから、買い物行こうよ!」
向日葵「…家で明日の挨拶の練習もしなければいけませんし、勉強もありますから…」
櫻子「え?そんなの後でいいじゃん」
向日葵「そうはいきませんわ。高校に行くと決まれば…油断大敵ですわ」
櫻子「いやいや、高校に行くと決まれば思い出作りでしょ!フツー!!」
向日葵「…あなたのフツーと私のフツーは違いますの」
346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 22:52:07.09
ID:ndQ4LJWy0
櫻子「…ちょ、冷た過ぎない?」
向日葵「そんなことないですわ。さぁ、帰りましょう」
櫻子「…いやいやいやいやいやいや」
向日葵「まったく、さっきから何ですの?」
櫻子「冷たい!!氷か!!氷っぱい!!」
向日葵「…帰りますわよ」
櫻子「だめ!!思い出作るんだよーー!!!」
向日葵「…言ってなさいな。私は先に帰りますから」ガラッ
櫻子「ちょ…待ってよー!」スクッ
バタンッ
・・・・
・・・
・・
向日葵「そんなことないですわ。さぁ、帰りましょう」
櫻子「…いやいやいやいやいやいや」
向日葵「まったく、さっきから何ですの?」
櫻子「冷たい!!氷か!!氷っぱい!!」
向日葵「…帰りますわよ」
櫻子「だめ!!思い出作るんだよーー!!!」
向日葵「…言ってなさいな。私は先に帰りますから」ガラッ
櫻子「ちょ…待ってよー!」スクッ
バタンッ
・・・・
・・・
・・
350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 22:57:00.78
ID:ndQ4LJWy0
~~~
向日葵「…」テクテク
櫻子「…ねぇ、向日葵。ちょっとぐらい…」
向日葵「ダメですわ」
櫻子「…ケチ」
向日葵「…あ。櫻子。そういえば、あなたの生徒手帳を拾ったんですわ」ゴソゴソ
櫻子「え」
櫻子(まさか…あの恥ずかしい写真も見られた…!?)
向日葵「はい。ちゃんと物の管理はしなさいな」
櫻子「…あれ?向日葵、これ…写真はさまってなかった?」
向日葵「いえ?生徒手帳だけですけれど」
櫻子(うっそー…すっごく気に入ってたのに…)ガーン
向日葵「…」テクテク
櫻子「…ねぇ、向日葵。ちょっとぐらい…」
向日葵「ダメですわ」
櫻子「…ケチ」
向日葵「…あ。櫻子。そういえば、あなたの生徒手帳を拾ったんですわ」ゴソゴソ
櫻子「え」
櫻子(まさか…あの恥ずかしい写真も見られた…!?)
向日葵「はい。ちゃんと物の管理はしなさいな」
櫻子「…あれ?向日葵、これ…写真はさまってなかった?」
向日葵「いえ?生徒手帳だけですけれど」
櫻子(うっそー…すっごく気に入ってたのに…)ガーン
351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 23:00:54.26
ID:ndQ4LJWy0
櫻子(見られなかったのはいいものの…くそぅ…)
向日葵「さ、早く帰りますわよ」
櫻子「…ねぇっ!向日葵!」
向日葵「…なんですの?」
櫻子「しゃ…写真撮りに行かない!?」
向日葵「…時間がないからダメですわ。帰り…」
櫻子「ほら、アルバムとか全部なくなってさ!!写真とか全部なくなっちゃったじゃん!」
向日葵「…」
櫻子「それぐらい、良いでしょ?ね?ね?」
向日葵「…ダメですわ」テクテク
櫻子「…ちょいちょい。それは流石にヒドイんじゃないの?」
向日葵「さ、早く帰りますわよ」
櫻子「…ねぇっ!向日葵!」
向日葵「…なんですの?」
櫻子「しゃ…写真撮りに行かない!?」
向日葵「…時間がないからダメですわ。帰り…」
櫻子「ほら、アルバムとか全部なくなってさ!!写真とか全部なくなっちゃったじゃん!」
向日葵「…」
櫻子「それぐらい、良いでしょ?ね?ね?」
向日葵「…ダメですわ」テクテク
櫻子「…ちょいちょい。それは流石にヒドイんじゃないの?」
352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 23:04:05.65
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「…時間がありませんから。明日、撮ってもらえるじゃありませんの」
櫻子「いや、そうなんだけどさ…それじゃ意味ないっていうか…」
櫻子「その…普段の私達の写真が欲しいなー…なんてね」
向日葵「…」テクテク
櫻子「ぐっ…」
櫻子(…後悔のないように…!!)
櫻子「向日葵!!ほら、行こっ!!」ガシッ
向日葵「…櫻子。私は後悔のないように行動したいんですの」パシッ
櫻子「えっ。じゃあ、行こうよ」
櫻子「いや、そうなんだけどさ…それじゃ意味ないっていうか…」
櫻子「その…普段の私達の写真が欲しいなー…なんてね」
向日葵「…」テクテク
櫻子「ぐっ…」
櫻子(…後悔のないように…!!)
櫻子「向日葵!!ほら、行こっ!!」ガシッ
向日葵「…櫻子。私は後悔のないように行動したいんですの」パシッ
櫻子「えっ。じゃあ、行こうよ」
354:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 23:08:49.50
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「私は…櫻子に勝って会長になりましたわ。なら…櫻子に失礼のないように、きちんと挨拶を成功させるべきですわ」
櫻子「…いや、私は…」
向日葵「勉強もそうですわ。櫻子が背中を押してくれたんですもの。絶対に受かって学力を伸ばさないと…」
櫻子「…私は、思い出を作りたい」
向日葵「…私は、失敗は許されませんの。櫻子の期待に応えるためにも…」
櫻子「…今、私が求めてるのは…そんなことじゃない!」
向日葵「それでも、ですわ。私が求めてるのは…思い出作りではありませんわ」
櫻子「…でも、最後なんだから…」
向日葵「受験生だって一発勝負ですわ」
櫻子「う」
櫻子「…いや、私は…」
向日葵「勉強もそうですわ。櫻子が背中を押してくれたんですもの。絶対に受かって学力を伸ばさないと…」
櫻子「…私は、思い出を作りたい」
向日葵「…私は、失敗は許されませんの。櫻子の期待に応えるためにも…」
櫻子「…今、私が求めてるのは…そんなことじゃない!」
向日葵「それでも、ですわ。私が求めてるのは…思い出作りではありませんわ」
櫻子「…でも、最後なんだから…」
向日葵「受験生だって一発勝負ですわ」
櫻子「う」
355:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 23:11:03.44
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「…分かりましたわね?違う道を歩むなら…」
向日葵「それぞれ、互いに迷惑をかけずに行動するべきですわ。互いの後悔のないように」
櫻子「う。う。」
向日葵「…じゃあ、帰りましょうか」
櫻子「ぐぅぅ…分かったよぉ…向日葵のバカ…」
向日葵「…」テクテク
櫻子(…ま、向日葵の言うことも…あってるのかな…)
向日葵「それぞれ、互いに迷惑をかけずに行動するべきですわ。互いの後悔のないように」
櫻子「う。う。」
向日葵「…じゃあ、帰りましょうか」
櫻子「ぐぅぅ…分かったよぉ…向日葵のバカ…」
向日葵「…」テクテク
櫻子(…ま、向日葵の言うことも…あってるのかな…)
357:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 23:13:24.45
ID:ndQ4LJWy0
~向日葵の部屋~
向日葵「…」ペラッ
向日葵「この写真は…」
向日葵「…ごめんなさい、櫻子。私がもらいますわね…」
向日葵「生徒手帳にはさんで…お守りですわ」
向日葵「…さて、勉強ですわ…」
・・・・
・・・
・・
向日葵「…」ペラッ
向日葵「この写真は…」
向日葵「…ごめんなさい、櫻子。私がもらいますわね…」
向日葵「生徒手帳にはさんで…お守りですわ」
向日葵「…さて、勉強ですわ…」
・・・・
・・・
・・
359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 23:15:57.43
ID:ndQ4LJWy0
~櫻子の部屋~
櫻子「…向日葵のバーッカ!!」
櫻子「くっそぅ~~!!!!」バフバフ
櫻子「向日葵は勉強できても、あーいう所で頭悪いんだよっ!!おっぱい 野郎っ!!」バフバフ
櫻子「あー…もう寝るし。寝てやる」
花子「…櫻子うるさいし」
撫子「ほっとけ」
・・・・
・・・
・・
櫻子「…向日葵のバーッカ!!」
櫻子「くっそぅ~~!!!!」バフバフ
櫻子「向日葵は勉強できても、あーいう所で頭悪いんだよっ!!おっぱい 野郎っ!!」バフバフ
櫻子「あー…もう寝るし。寝てやる」
花子「…櫻子うるさいし」
撫子「ほっとけ」
・・・・
・・・
・・
362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 23:18:55.91
ID:ndQ4LJWy0
~卒業式当日、向日葵の部屋~
向日葵「…結局、一睡も出来ませんでたわ……」
向日葵「うぅ…頭がガンガンしますわ…何で寝れないんですの…」
向日葵「…はぁ。緊張しますわー…」
向日葵「…櫻子を迎えに行かないと…」
向日葵「…結局、一睡も出来ませんでたわ……」
向日葵「うぅ…頭がガンガンしますわ…何で寝れないんですの…」
向日葵「…はぁ。緊張しますわー…」
向日葵「…櫻子を迎えに行かないと…」
364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 23:22:22.05
ID:ndQ4LJWy0
~櫻子の家~
向日葵「櫻子ー?」
撫子「あ?向日葵ちゃん。櫻子なら…」
向日葵「寝坊を決め込んでるんですわよね。お邪魔…」
撫子「先に行ったよ」
向日葵「…ぇええぇえええっ!?」
撫子「いやいや、そんなに驚くこと?」
向日葵「えええええ…えええええ…」
撫子「…んじゃ。今日の卒業式、私達も行くから」
バタンッ
向日葵「ウソ…櫻子が寝坊せずに…いえ、問題は…」
向日葵「無視されたことですの…」
向日葵「…うぅ…」
向日葵「櫻子ー?」
撫子「あ?向日葵ちゃん。櫻子なら…」
向日葵「寝坊を決め込んでるんですわよね。お邪魔…」
撫子「先に行ったよ」
向日葵「…ぇええぇえええっ!?」
撫子「いやいや、そんなに驚くこと?」
向日葵「えええええ…えええええ…」
撫子「…んじゃ。今日の卒業式、私達も行くから」
バタンッ
向日葵「ウソ…櫻子が寝坊せずに…いえ、問題は…」
向日葵「無視されたことですの…」
向日葵「…うぅ…」
365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 23:25:15.31
ID:ndQ4LJWy0
~教室~
ガラッ
向日葵「…櫻子?」
あかり「あ、向日葵ちゃん。はい、コサージュ」
向日葵「ああ…ありがとうございます。その、櫻子は…?」
ちなつ「屋上でパン食べてくるってさー」
向日葵「…な、何ですのあの子は…」
あかり「とりあえず、行ってきなよ~屋上。式までまだ時間あるよ?」ニコニコ
向日葵「…はぁ…分かりましたわ」
ガラッ
向日葵「…櫻子?」
あかり「あ、向日葵ちゃん。はい、コサージュ」
向日葵「ああ…ありがとうございます。その、櫻子は…?」
ちなつ「屋上でパン食べてくるってさー」
向日葵「…な、何ですのあの子は…」
あかり「とりあえず、行ってきなよ~屋上。式までまだ時間あるよ?」ニコニコ
向日葵「…はぁ…分かりましたわ」
367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 23:28:16.87
ID:ndQ4LJWy0
~屋上~
ガチャ…
櫻子「…きたか、おっぱい魔人よ」
向日葵「…朝はどうしたんですの?」
櫻子「…向日葵!勝負だ!!」
向日葵「はい!?」
櫻子「ここに二つのパンがある!早く食い切った方の勝ち!!」
向日葵「…卒業式も間近なのに…何を」
櫻子「ドン!!」モグモグ
向日葵「ちょっ!?ずるいですわよっ!?」モグモグ
櫻子「ふっ…早いもの勝ちだー、」モグモグ
ガチャ…
櫻子「…きたか、おっぱい魔人よ」
向日葵「…朝はどうしたんですの?」
櫻子「…向日葵!勝負だ!!」
向日葵「はい!?」
櫻子「ここに二つのパンがある!早く食い切った方の勝ち!!」
向日葵「…卒業式も間近なのに…何を」
櫻子「ドン!!」モグモグ
向日葵「ちょっ!?ずるいですわよっ!?」モグモグ
櫻子「ふっ…早いもの勝ちだー、」モグモグ
373:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 23:32:06.61
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「むっ…このパン意外に大きいですわ…」モグモグ
櫻子「…」ススス…
向日葵「…」モグモグ
櫻子「とりゃ!」パシャ
向日葵「きゃ!?な、何ですの!?」
櫻子「っしゃー!写真ゲットだぜー!」
向日葵「…」ポカーン
櫻子「おおー。前の写真より良いかも。向日葵は少ししかめっツラだけど…私達らしさが出てる!」ニコニコ
向日葵「…まさか、これのために…」
櫻子「…」ススス…
向日葵「…」モグモグ
櫻子「とりゃ!」パシャ
向日葵「きゃ!?な、何ですの!?」
櫻子「っしゃー!写真ゲットだぜー!」
向日葵「…」ポカーン
櫻子「おおー。前の写真より良いかも。向日葵は少ししかめっツラだけど…私達らしさが出てる!」ニコニコ
向日葵「…まさか、これのために…」
376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 23:35:09.44
ID:ndQ4LJWy0
櫻子「んじゃ、教室行きますかー」モグモグ
向日葵「…早食い競争は私の勝ちですから」
櫻子「そんなのどーでもいいですから」モグモグ
向日葵「くっ…なぜか悔しいですわ…!」
櫻子「…向日葵」モグモグ
向日葵「なんですの?」
櫻子「がんばってね」モグモグ
向日葵「…当たり前ですわ」
向日葵「…早食い競争は私の勝ちですから」
櫻子「そんなのどーでもいいですから」モグモグ
向日葵「くっ…なぜか悔しいですわ…!」
櫻子「…向日葵」モグモグ
向日葵「なんですの?」
櫻子「がんばってね」モグモグ
向日葵「…当たり前ですわ」
380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 23:40:21.25
ID:ndQ4LJWy0
~卒業式~
「会長の挨拶。古谷向日葵、前へ」
向日葵(うぅっ…ここにきて眠気が…)
「…古谷向日葵?前へ」
向日葵「!…は、はい!」
「礼」
向日葵「…」ペコリ
向日葵「…今日は私達の門出を祝うかのような満開の桜が…」ペラペラ
向日葵(…よし!覚えてますわ…)
向日葵「…最初の行事はスキー合宿でした。入学当初、ぎこちない私達を…」ペラペラ
櫻子(うわー…全部覚えたんだ。普通は紙を用意するのに…)
櫻子(…ホントに、頑張ったんだなぁ…向日葵)
「会長の挨拶。古谷向日葵、前へ」
向日葵(うぅっ…ここにきて眠気が…)
「…古谷向日葵?前へ」
向日葵「!…は、はい!」
「礼」
向日葵「…」ペコリ
向日葵「…今日は私達の門出を祝うかのような満開の桜が…」ペラペラ
向日葵(…よし!覚えてますわ…)
向日葵「…最初の行事はスキー合宿でした。入学当初、ぎこちない私達を…」ペラペラ
櫻子(うわー…全部覚えたんだ。普通は紙を用意するのに…)
櫻子(…ホントに、頑張ったんだなぁ…向日葵)
385:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 23:46:13.62
ID:ndQ4LJWy0
向日葵「そしてっ…」フラッ
向日葵(…!…)
向日葵「そこで私達が学んだのは…平和の心…でした…」フラフラ
櫻子(…?)
「…なんか様子おかしくない?」ザワザワ
「なんか今にも倒れそう…」ザワザワ
向日葵「そして…今。私達は…っ」ガタンッ
向日葵(た、倒れてはなりませんわよ…古谷向日葵!)
向日葵「これから…先生に教えてもらった…教訓を胸に…」フラフラ
向日葵「七森中を…旅立っていきます。七森中生徒会会長、古谷向日葵」
パチパチパチパチパチパチパチパチ
櫻子(すげー…)
向日葵(…!…)
向日葵「そこで私達が学んだのは…平和の心…でした…」フラフラ
櫻子(…?)
「…なんか様子おかしくない?」ザワザワ
「なんか今にも倒れそう…」ザワザワ
向日葵「そして…今。私達は…っ」ガタンッ
向日葵(た、倒れてはなりませんわよ…古谷向日葵!)
向日葵「これから…先生に教えてもらった…教訓を胸に…」フラフラ
向日葵「七森中を…旅立っていきます。七森中生徒会会長、古谷向日葵」
パチパチパチパチパチパチパチパチ
櫻子(すげー…)
388:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/25(火) 23:52:25.02
ID:ndQ4LJWy0
「では、席へ戻ってください」
向日葵「はい!」フラフラ
向日葵「…っ…」
向日葵(こんなに私の席遠い…視界が歪んで何が何だか…)
「…あの子、変な方向に行ってるぞ」ザワザワ
「ねぇ…ちょっとヤバイんじゃない…?」
「じゃ、じゃあお前いけよ」
「やだよ…変な目で見られたくないし…」
ザワザワザワザワザワザワ
櫻子(…)ガタッ
櫻子「しゃーないなぁ…」スッ
「あれ、誰か出てきた…」ザワザワ
向日葵(やだ…失敗したくありませんの…)フラフラ
櫻子「おい、おっぱい」ボソッ
向日葵(…櫻子の声?)
西側「…大室。席へ戻れ。私が保健室に運んでおく…」ボソッ
向日葵「はい!」フラフラ
向日葵「…っ…」
向日葵(こんなに私の席遠い…視界が歪んで何が何だか…)
「…あの子、変な方向に行ってるぞ」ザワザワ
「ねぇ…ちょっとヤバイんじゃない…?」
「じゃ、じゃあお前いけよ」
「やだよ…変な目で見られたくないし…」
ザワザワザワザワザワザワ
櫻子(…)ガタッ
櫻子「しゃーないなぁ…」スッ
「あれ、誰か出てきた…」ザワザワ
向日葵(やだ…失敗したくありませんの…)フラフラ
櫻子「おい、おっぱい」ボソッ
向日葵(…櫻子の声?)
西側「…大室。席へ戻れ。私が保健室に運んでおく…」ボソッ
398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 00:05:49.90
ID:bG18+bdT0
向日葵「…」ハァハァ
櫻子「先生。私が運びます」
西垣「お前はいたって健康だろう!卒業式に出ろ!」
櫻子「…後悔のないように行動したいんです。向日葵みたいに」
向日葵「…櫻子…」ハァハァ
櫻子「卒業式よりも、こっちの方が大事ですから。じゃ、そーいうことで。ほら、つかまって、おっぱい」ガシッ
向日葵「…ありがとう…」ハァハァ
西垣「…はぁ。また私は校長に怒られる出番か…マイクっと…」
西垣「えー皆さん。今、出て行った二人は制服を着た保護者です。ご心配には及びません」
「やだ…何言ってるのあの人…」ザワザワ
「思いっきり挨拶してたのにな…」
ザワザワザワザワザワザワザワザワ
西垣(ミスった…)
櫻子「先生。私が運びます」
西垣「お前はいたって健康だろう!卒業式に出ろ!」
櫻子「…後悔のないように行動したいんです。向日葵みたいに」
向日葵「…櫻子…」ハァハァ
櫻子「卒業式よりも、こっちの方が大事ですから。じゃ、そーいうことで。ほら、つかまって、おっぱい」ガシッ
向日葵「…ありがとう…」ハァハァ
西垣「…はぁ。また私は校長に怒られる出番か…マイクっと…」
西垣「えー皆さん。今、出て行った二人は制服を着た保護者です。ご心配には及びません」
「やだ…何言ってるのあの人…」ザワザワ
「思いっきり挨拶してたのにな…」
ザワザワザワザワザワザワザワザワ
西垣(ミスった…)
400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 00:09:00.67
ID:bG18+bdT0
~保健室~
向日葵「はぁ…はぁ…」ドサッ
櫻子「…お疲れ」
向日葵「ぐっ…ごめんなさい。櫻子を巻き込んでしまったようですわね…」
櫻子「いやいや、私が勝手にしたことだし。ほっとけ」
向日葵「…櫻子…」
櫻子「あーもうっ!いいから寝ろよ!」
向日葵「っ…言われなくても寝ますわよ…まったく、人がせっかく感謝してるのに…」ブツブツ
櫻子(…今、楽しいな…)
向日葵「はぁ…はぁ…」ドサッ
櫻子「…お疲れ」
向日葵「ぐっ…ごめんなさい。櫻子を巻き込んでしまったようですわね…」
櫻子「いやいや、私が勝手にしたことだし。ほっとけ」
向日葵「…櫻子…」
櫻子「あーもうっ!いいから寝ろよ!」
向日葵「っ…言われなくても寝ますわよ…まったく、人がせっかく感謝してるのに…」ブツブツ
櫻子(…今、楽しいな…)
403:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 00:12:35.71
ID:bG18+bdT0
向日葵「…すぅ…すぅ…」
櫻子「寝るの早っ!私かよ!」
向日葵「うるさいですわ」パチッ
櫻子「寝ろよ!」
向日葵「言われなくても…」ブツブツ
櫻子「今度こそ寝ろよ!」
向日葵「はいはい…逆に眠りにくいですわよ…」
櫻子(うーダメダメ。寝かせてあげなきゃダメなのに、つい口を出してしまう…)
櫻子(…向日葵…ずっとこうしていたいよ…)
櫻子「寝るの早っ!私かよ!」
向日葵「うるさいですわ」パチッ
櫻子「寝ろよ!」
向日葵「言われなくても…」ブツブツ
櫻子「今度こそ寝ろよ!」
向日葵「はいはい…逆に眠りにくいですわよ…」
櫻子(うーダメダメ。寝かせてあげなきゃダメなのに、つい口を出してしまう…)
櫻子(…向日葵…ずっとこうしていたいよ…)
404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 00:17:34.02
ID:bG18+bdT0
~数分後~
向日葵「すぅ…すぅ…」
櫻子「今度こそ寝たか…」
櫻子「…向日葵って、寝顔は可愛いよね」
櫻子「…ちょっとナデちゃおーっと…」ナデナデ
櫻子「おおーすごい髪サラサラだ」ナデナデ
向日葵「ん…」ゴソゴソ
櫻子「…っと。やり過ぎは禁物…」
ヒュッ…
櫻子「…ん?ポケットから何か出てきた…?」ペラッ
向日葵「すぅ…すぅ…」
櫻子「今度こそ寝たか…」
櫻子「…向日葵って、寝顔は可愛いよね」
櫻子「…ちょっとナデちゃおーっと…」ナデナデ
櫻子「おおーすごい髪サラサラだ」ナデナデ
向日葵「ん…」ゴソゴソ
櫻子「…っと。やり過ぎは禁物…」
ヒュッ…
櫻子「…ん?ポケットから何か出てきた…?」ペラッ
406:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 00:22:04.35
ID:bG18+bdT0
「向日葵と私のベストショット!!いえーい!」
櫻子「…これ、私の写真じゃん!!ちょっと向日葵!!」ユサユサ
向日葵「っ…う~ん…なんですの…?」
櫻子「これ!!私の生徒手帳に挟まってた写真だよね!」
向日葵「…さぁ、何のことやら…」
櫻子「…あーもういいや。あげるよ向日葵に。私は屋上の写真があるし」
向日葵「…いいんですの?」
櫻子「いいよー別に…起こしてごめん」
向日葵「…櫻子。あなたのおかげで挨拶…成功させる事が出来ましたわ」
櫻子「…向日葵の努力だって」
櫻子「…これ、私の写真じゃん!!ちょっと向日葵!!」ユサユサ
向日葵「っ…う~ん…なんですの…?」
櫻子「これ!!私の生徒手帳に挟まってた写真だよね!」
向日葵「…さぁ、何のことやら…」
櫻子「…あーもういいや。あげるよ向日葵に。私は屋上の写真があるし」
向日葵「…いいんですの?」
櫻子「いいよー別に…起こしてごめん」
向日葵「…櫻子。あなたのおかげで挨拶…成功させる事が出来ましたわ」
櫻子「…向日葵の努力だって」
407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 00:25:48.30
ID:bG18+bdT0
向日葵「いいえ。あなたのおかげですわ」
櫻子「…そりゃ、どういたしまして」
向日葵「思えば…会長のことも高校のことも…あなたに背中を押されたから…」
櫻子「マジか」
向日葵「これから、それが無くなると思うと…やっぱり、寂しいですし…心細いですわ」
櫻子「…私も。向日葵が居たから生徒会に入ろうと思えたし…」
櫻子「…正直、向日葵に頼りっきりだったし…」
向日葵「今日は素直ですわね?」
櫻子「向日葵もだろー」
櫻子「…そりゃ、どういたしまして」
向日葵「思えば…会長のことも高校のことも…あなたに背中を押されたから…」
櫻子「マジか」
向日葵「これから、それが無くなると思うと…やっぱり、寂しいですし…心細いですわ」
櫻子「…私も。向日葵が居たから生徒会に入ろうと思えたし…」
櫻子「…正直、向日葵に頼りっきりだったし…」
向日葵「今日は素直ですわね?」
櫻子「向日葵もだろー」
416:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 00:36:20.61
ID:bG18+bdT0
向日葵「…まぁ、後悔のないように行動ですからね」
櫻子「…」
向日葵「今日ぐらいは、素直になるへまきかもしれませんわ」
櫻子「お、良いこと言うじゃん」
向日葵「…褒めますわね、今日は…」
櫻子「まぁねー」
向日葵「…あなた、本当は大人しいんですの?」
櫻子「いや、その…」
向日葵「?」
櫻子「泣きそうでさ…っ」プルプル
櫻子「…」
向日葵「今日ぐらいは、素直になるへまきかもしれませんわ」
櫻子「お、良いこと言うじゃん」
向日葵「…褒めますわね、今日は…」
櫻子「まぁねー」
向日葵「…あなた、本当は大人しいんですの?」
櫻子「いや、その…」
向日葵「?」
櫻子「泣きそうでさ…っ」プルプル
417:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 00:41:23.93
ID:bG18+bdT0
向日葵「…櫻子…」
櫻子「…やっぱり、嫌なもんだね…違う学校になるって」
向日葵「そりゃそうですわよ。生活リズムが変わりますし…」
櫻子「私さ…向日葵と二人でダラダラしてるのが好きだから…きっついなー…」
向日葵「…私も、ですわ…」
櫻子「…きっつい…なー…っ…」ポロポロ
向日葵「…泣かないでくれます?」
櫻子「…ごめん…」ポロポロ
向日葵「…謝りながら泣かないで欲しいですの…」ポロポロ
櫻子「…やっぱり、嫌なもんだね…違う学校になるって」
向日葵「そりゃそうですわよ。生活リズムが変わりますし…」
櫻子「私さ…向日葵と二人でダラダラしてるのが好きだから…きっついなー…」
向日葵「…私も、ですわ…」
櫻子「…きっつい…なー…っ…」ポロポロ
向日葵「…泣かないでくれます?」
櫻子「…ごめん…」ポロポロ
向日葵「…謝りながら泣かないで欲しいですの…」ポロポロ
563:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 19:25:12.20
ID:bG18+bdT0
櫻子「…っあー!もう!泣かないって決めてたのに…向日葵のおっぱいが目に染みたじゃん!」フキフキ
向日葵「なっ…あなたは本当に…空気を読むということを知らないみたいですわね…?」フキフキ
櫻子「その様子だと、元気なったみたいだね」
向日葵「…まぁ。異常に寝不足だっただけですから…まだ歩けそうにはありませんけど」
櫻子「…ちょうどいいや」ニヤ
向日葵「…ちょうどいい?」
櫻子「ちょーっとジッとしててー…」ズイッ
向日葵「な、何ですの?」
向日葵「なっ…あなたは本当に…空気を読むということを知らないみたいですわね…?」フキフキ
櫻子「その様子だと、元気なったみたいだね」
向日葵「…まぁ。異常に寝不足だっただけですから…まだ歩けそうにはありませんけど」
櫻子「…ちょうどいいや」ニヤ
向日葵「…ちょうどいい?」
櫻子「ちょーっとジッとしててー…」ズイッ
向日葵「な、何ですの?」
568:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 19:29:34.77
ID:bG18+bdT0
櫻子「あー。動かないでって!」
向日葵「何をする気か言いなさいな!」
櫻子「言っとくけど、別に嫌がらせとかじゃないから」
向日葵「だから、何を…」
櫻子「…もういい!おりゃ!」ガシッ
向日葵「な…何ですの…」
櫻子「後悔のないようにしたいからさー…」ズイッ
向日葵(さ、櫻子の顔が近づいてくる…ま、まさか…)ドキドキ
櫻子「…」ドキドキ
向日葵「何をする気か言いなさいな!」
櫻子「言っとくけど、別に嫌がらせとかじゃないから」
向日葵「だから、何を…」
櫻子「…もういい!おりゃ!」ガシッ
向日葵「な…何ですの…」
櫻子「後悔のないようにしたいからさー…」ズイッ
向日葵(さ、櫻子の顔が近づいてくる…ま、まさか…)ドキドキ
櫻子「…」ドキドキ
572:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 19:36:53.04
ID:bG18+bdT0
向日葵「…櫻子。好きですわ」
櫻子「!…わ、私も!」
向日葵「…」ドキドキ
櫻子「…」ドキドキ
向日葵「は、早くしなさい」
櫻子「えっ!ああ…ご、ごめん」ズイッ
向日葵(…櫻子…)
ガラッ
向日葵&櫻子「!?」ガタンッ
あかり「向日葵ちゃん櫻子ちゃん!大丈夫!?」
ちなつ「もう卒業式終わっちゃったんだけど…あれ?」
ガタンッガタガタ
ちなつ「…あれ。何してたの二人とも~?」クスクス
櫻子「!…わ、私も!」
向日葵「…」ドキドキ
櫻子「…」ドキドキ
向日葵「は、早くしなさい」
櫻子「えっ!ああ…ご、ごめん」ズイッ
向日葵(…櫻子…)
ガラッ
向日葵&櫻子「!?」ガタンッ
あかり「向日葵ちゃん櫻子ちゃん!大丈夫!?」
ちなつ「もう卒業式終わっちゃったんだけど…あれ?」
ガタンッガタガタ
ちなつ「…あれ。何してたの二人とも~?」クスクス
574:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 19:43:19.80
ID:bG18+bdT0
向日葵「いえ!別に!」
櫻子「そうだよ!キスとかじゃないからね!あはは!」
ちなつ「…」クスクス
向日葵「櫻子のバカぁ!」バシッ
櫻子「いたっ!…な、なぜだ…」
あかり「…だ、大丈夫みたいだね…///」モジモジ
ちなつ「あかりちゃん、このぐらい当たり前だよ?」
あかり「そっ、そうなの!?」
ちなつ「そうだよー。…じゃあ、二人とも。お邪魔虫達は高校のセンパイと勉強してきますねー…」クスクス
あかり「あ、待ってちなつちゃん!じゃあね、二人とも!今度会ったらゆっくりお話しようね!」
ガラガラ…バタンッ
向日葵&櫻子「…」ポカーン
櫻子「そうだよ!キスとかじゃないからね!あはは!」
ちなつ「…」クスクス
向日葵「櫻子のバカぁ!」バシッ
櫻子「いたっ!…な、なぜだ…」
あかり「…だ、大丈夫みたいだね…///」モジモジ
ちなつ「あかりちゃん、このぐらい当たり前だよ?」
あかり「そっ、そうなの!?」
ちなつ「そうだよー。…じゃあ、二人とも。お邪魔虫達は高校のセンパイと勉強してきますねー…」クスクス
あかり「あ、待ってちなつちゃん!じゃあね、二人とも!今度会ったらゆっくりお話しようね!」
ガラガラ…バタンッ
向日葵&櫻子「…」ポカーン
577:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 19:49:49.33
ID:bG18+bdT0
櫻子「…えーと。も、もう一回?」
向日葵「…萎えましたわ…元気にはなりましたけど」
櫻子「…あっそ。んじゃ帰る?」
向日葵「そうですわね。勉強もありますし」
櫻子「…フェイント!」ガシッ
向日葵「なっ!?や、やめっ…」
櫻子「…」チュー
向日葵「…~!!!!」
櫻子「…っ…」
向日葵「っ…んっ…」
櫻子「…ぷはぁ」パッ
向日葵「…ちょ、いきなりなんて…ムードってものが…///」
向日葵「…萎えましたわ…元気にはなりましたけど」
櫻子「…あっそ。んじゃ帰る?」
向日葵「そうですわね。勉強もありますし」
櫻子「…フェイント!」ガシッ
向日葵「なっ!?や、やめっ…」
櫻子「…」チュー
向日葵「…~!!!!」
櫻子「…っ…」
向日葵「っ…んっ…」
櫻子「…ぷはぁ」パッ
向日葵「…ちょ、いきなりなんて…ムードってものが…///」
579: 忍法帖【Lv=31,xxxPT】
:2011/10/26(水) 19:50:53.49 ID:D4/6JjA+0
キマシ
582:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 19:57:02.81
ID:bG18+bdT0
櫻子「さて、帰るかおっぱい」
向日葵「ちょ、話を聞きなさいな!こんなアッサリしていいことだと思ってますの!?」
櫻子「…思ってないよ。一生忘れないから。今のこと」
向日葵「…あ、あら?」
櫻子「向日葵とキス出来て良かった。うれしかった!」ニコッ
向日葵「…あなたは、卑怯ですわ…本当に」
櫻子「いやー向日葵はまだまだ修業が足りないね。ほら、帰るぞコラ」
向日葵「…はいはい…」ゴソゴソ
向日葵「ちょ、話を聞きなさいな!こんなアッサリしていいことだと思ってますの!?」
櫻子「…思ってないよ。一生忘れないから。今のこと」
向日葵「…あ、あら?」
櫻子「向日葵とキス出来て良かった。うれしかった!」ニコッ
向日葵「…あなたは、卑怯ですわ…本当に」
櫻子「いやー向日葵はまだまだ修業が足りないね。ほら、帰るぞコラ」
向日葵「…はいはい…」ゴソゴソ
585:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 20:04:44.22
ID:bG18+bdT0
向日葵(櫻子…いつも最後はあなた)
向日葵(…高校のことも、キスのことも…あなたが後押ししてくれたから)
向日葵「…櫻子…今からあなたの家に行きたいですわ」
櫻子「お。勉強したいとか言ってたクセに、寂しくなった?」
向日葵「…受験まで、あなたの家庭教師をしますわ。今度は怒りませんから」
櫻子「…ダメ。私の勉強と向日葵の勉強じゃ釣り合わないし…」
向日葵「…じゃあ、今日だけでも」
櫻子「…よかろう。今日だけだぞ」
向日葵「…どうも」
向日葵(…高校のことも、キスのことも…あなたが後押ししてくれたから)
向日葵「…櫻子…今からあなたの家に行きたいですわ」
櫻子「お。勉強したいとか言ってたクセに、寂しくなった?」
向日葵「…受験まで、あなたの家庭教師をしますわ。今度は怒りませんから」
櫻子「…ダメ。私の勉強と向日葵の勉強じゃ釣り合わないし…」
向日葵「…じゃあ、今日だけでも」
櫻子「…よかろう。今日だけだぞ」
向日葵「…どうも」
586:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 20:08:02.98
ID:bG18+bdT0
~櫻子の家~
ガチャ
撫子「あ。卒業式で出て行ったバカだ。あ、向日葵ちゃんは違うけど」
櫻子「うるせー!看病してたの!」
向日葵「ごめんなさい。お邪魔しますわ」
撫子「どーぞ。イチャつくなら静かにイチャつけよ?」
櫻子「んな事しねーから!」
向日葵「…お邪魔します」ペコリ
ガチャ
撫子「あ。卒業式で出て行ったバカだ。あ、向日葵ちゃんは違うけど」
櫻子「うるせー!看病してたの!」
向日葵「ごめんなさい。お邪魔しますわ」
撫子「どーぞ。イチャつくなら静かにイチャつけよ?」
櫻子「んな事しねーから!」
向日葵「…お邪魔します」ペコリ
587:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 20:11:28.20
ID:bG18+bdT0
~櫻子の部屋~
櫻子「ふー…」
向日葵「…さて。始めますわよ」
櫻子「ん?」
向日葵「ん?じゃありませんわ!勉強!」
櫻子「えー!?帰ってきたばっかじゃん!つーか本当にやるのっ!?」
向日葵「当たり前ですわ。さぁ、席につきなさい」
櫻子「…向日葵もかなり空気読めないよねー…」ボソッ
向日葵「何か言いまして?」ギロッ
櫻子「目が怖いから!やる、やるから!」
櫻子「ふー…」
向日葵「…さて。始めますわよ」
櫻子「ん?」
向日葵「ん?じゃありませんわ!勉強!」
櫻子「えー!?帰ってきたばっかじゃん!つーか本当にやるのっ!?」
向日葵「当たり前ですわ。さぁ、席につきなさい」
櫻子「…向日葵もかなり空気読めないよねー…」ボソッ
向日葵「何か言いまして?」ギロッ
櫻子「目が怖いから!やる、やるから!」
589:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 20:18:10.01
ID:bG18+bdT0
~5時間後~
櫻子「も、もう無理…休憩」
向日葵「あら。もうバテたんですの?」
櫻子「あ、当たり前だー…てゆーかさ、向日葵、自分の勉強もしなよ…」
向日葵「いえ、心配ですし」
櫻子「…あのさー…何回も言うけど、そういうのやめてって。大丈夫だから」
向日葵「…本当ですの?」
櫻子「本当本当。だから自分の家に帰って勉強しなよ」
向日葵「…櫻子。やはり、あなたの方が空気が読めませんわ」
櫻子「んだとぉ!?」
向日葵「ここで私が帰ったら、これから…こうする事も無くなるんですわよ?」
櫻子「も、もう無理…休憩」
向日葵「あら。もうバテたんですの?」
櫻子「あ、当たり前だー…てゆーかさ、向日葵、自分の勉強もしなよ…」
向日葵「いえ、心配ですし」
櫻子「…あのさー…何回も言うけど、そういうのやめてって。大丈夫だから」
向日葵「…本当ですの?」
櫻子「本当本当。だから自分の家に帰って勉強しなよ」
向日葵「…櫻子。やはり、あなたの方が空気が読めませんわ」
櫻子「んだとぉ!?」
向日葵「ここで私が帰ったら、これから…こうする事も無くなるんですわよ?」
590:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 20:24:09.14
ID:bG18+bdT0
櫻子「…あ」
向日葵「それでも、いいんですの?」
櫻子「ま、まぁ…もう足引っ張りたくないし…それでも…」
向日葵「…優しい櫻子のことですもの。そう言うと思って、もう最後の言葉は決めてありますの」
櫻子「…最後って…えっ…」
向日葵「私、高校でも生徒会に入るつもりですし、高校が高校ですから…勉強も大変ですわ」
向日葵「おそらく、こんな…二人の時間は高校が始まったら無くなりますわ」
櫻子「だから、最後…?」
向日葵「ええ。よく聞いて欲しいですわ…。実は、式の挨拶と一緒にこの話の練習もしてたんですの」
向日葵「それでも、いいんですの?」
櫻子「ま、まぁ…もう足引っ張りたくないし…それでも…」
向日葵「…優しい櫻子のことですもの。そう言うと思って、もう最後の言葉は決めてありますの」
櫻子「…最後って…えっ…」
向日葵「私、高校でも生徒会に入るつもりですし、高校が高校ですから…勉強も大変ですわ」
向日葵「おそらく、こんな…二人の時間は高校が始まったら無くなりますわ」
櫻子「だから、最後…?」
向日葵「ええ。よく聞いて欲しいですわ…。実は、式の挨拶と一緒にこの話の練習もしてたんですの」
594:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 20:31:55.78
ID:bG18+bdT0
櫻子「…ふぅー…」
向日葵「櫻子。今までありがとう。会長を勤めてこれたのも、あなたのおかげですわ」
櫻子「いやいや…」
向日葵「黙って聞いてなさいな」
櫻子「…あー分かりましたよ…」
向日葵「私は、あなたが世話のかかる子だと思ってましたわ。でも…いつも最後はあなたが後押ししてくれましたわ」
櫻子「…」
向日葵「あなたは優しい子ですわ。それでいて、本当に強い子だから…私なんか居なくてもやっていけるはずですわ」
櫻子「…そんなっ…ことないよ…」ポロポロ
向日葵「櫻子。今までありがとう。会長を勤めてこれたのも、あなたのおかげですわ」
櫻子「いやいや…」
向日葵「黙って聞いてなさいな」
櫻子「…あー分かりましたよ…」
向日葵「私は、あなたが世話のかかる子だと思ってましたわ。でも…いつも最後はあなたが後押ししてくれましたわ」
櫻子「…」
向日葵「あなたは優しい子ですわ。それでいて、本当に強い子だから…私なんか居なくてもやっていけるはずですわ」
櫻子「…そんなっ…ことないよ…」ポロポロ
596:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 20:38:43.44
ID:bG18+bdT0
向日葵「バカでワガママでお子ちゃまで…それでも、相手を元気づけることしか頭にない」
向日葵「そんな、素敵なあなたが…大好きでしたわ。出来ればずっと一緒に歩きたかった…」
櫻子「や…やめてよ…」ポロポロ
向日葵「高校に行っても、素敵なあなたで居て欲しいですわ。それを見守るのは私じゃなくても…ずっと、変わらないでいてください」
櫻子「…うん…うん…っ!!」コクコク
向日葵「…今まで…あり、がとう…私も…頑張りますから…っ…」ポロポロ
向日葵「お別れ…ですわ…っ…」ポロポロ
櫻子「…練習したクセに、結局泣いてるじゃん…はは…」ポロポロ
向日葵「そんな、素敵なあなたが…大好きでしたわ。出来ればずっと一緒に歩きたかった…」
櫻子「や…やめてよ…」ポロポロ
向日葵「高校に行っても、素敵なあなたで居て欲しいですわ。それを見守るのは私じゃなくても…ずっと、変わらないでいてください」
櫻子「…うん…うん…っ!!」コクコク
向日葵「…今まで…あり、がとう…私も…頑張りますから…っ…」ポロポロ
向日葵「お別れ…ですわ…っ…」ポロポロ
櫻子「…練習したクセに、結局泣いてるじゃん…はは…」ポロポロ
599:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 20:45:42.15
ID:bG18+bdT0
向日葵「ご…ごめんなさい…」フキフキ
櫻子「…んじゃ、私からも。練習してないけどさ…」フキフキ
向日葵「…はい」
櫻子「えーと…私のために今までありがとう。前科まで作ろうとしてくれて、ありがとう」
櫻子「卒業式の挨拶、素敵だったよ。向日葵は人のためになると必死になるよね。クッキー作る時とかさ…」
向日葵「…っ…」
櫻子「…す、好きだったよ。元気でね。…短いけど以上!」
向日葵「…まさか、あなたも練習したんじゃありませんの…?」ポロポロ
櫻子「んなワケないじゃん…もう、泣かないでよ」
向日葵「ええ…ごめんなさい」フキフキ
櫻子「…んじゃ、私からも。練習してないけどさ…」フキフキ
向日葵「…はい」
櫻子「えーと…私のために今までありがとう。前科まで作ろうとしてくれて、ありがとう」
櫻子「卒業式の挨拶、素敵だったよ。向日葵は人のためになると必死になるよね。クッキー作る時とかさ…」
向日葵「…っ…」
櫻子「…す、好きだったよ。元気でね。…短いけど以上!」
向日葵「…まさか、あなたも練習したんじゃありませんの…?」ポロポロ
櫻子「んなワケないじゃん…もう、泣かないでよ」
向日葵「ええ…ごめんなさい」フキフキ
603:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 20:51:36.97
ID:bG18+bdT0
向日葵「櫻子…ありがとう」
櫻子「…ほら。もう満足でしょ?帰って勉強しないと駄目なんじゃない?」
向日葵「…最後に。これ…返しておきますわ」スッ
櫻子「…これ、私と向日葵の…写真?いいの?」
向日葵「まぁ、元々はあなたの物ですし…渡しておくべきかと」
櫻子「…あっ!じゃあ私からもこれ…!!」ゴソゴソ
向日葵「…?何を探してますの?」
櫻子「新しいノート…」ゴソゴソ
櫻子「…ほら。もう満足でしょ?帰って勉強しないと駄目なんじゃない?」
向日葵「…最後に。これ…返しておきますわ」スッ
櫻子「…これ、私と向日葵の…写真?いいの?」
向日葵「まぁ、元々はあなたの物ですし…渡しておくべきかと」
櫻子「…あっ!じゃあ私からもこれ…!!」ゴソゴソ
向日葵「…?何を探してますの?」
櫻子「新しいノート…」ゴソゴソ
604:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 20:55:25.23
ID:bG18+bdT0
櫻子「まぁ、忙しくなるって言ってもさ…これなら…」ゴソゴソ
櫻子「…はい、これは私の分。これは向日葵の分」スッ
向日葵「?」
櫻子「あー空気読めないなぁ!交換日記だって!これなら毎朝ポストに入れるだけでいいでしょ?」
向日葵「…櫻子にしては名案ですのね」
櫻子「忙しくてもちゃんと一日にあったこと報告しろよ!」
向日葵「はいはい…」
櫻子「へへ…」
櫻子「…はい、これは私の分。これは向日葵の分」スッ
向日葵「?」
櫻子「あー空気読めないなぁ!交換日記だって!これなら毎朝ポストに入れるだけでいいでしょ?」
向日葵「…櫻子にしては名案ですのね」
櫻子「忙しくてもちゃんと一日にあったこと報告しろよ!」
向日葵「はいはい…」
櫻子「へへ…」
605:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:00:14.92
ID:bG18+bdT0
向日葵「じゃあ、私は帰りますわね。ちゃんと勉強しますのよ」
櫻子「…そっちこそ、サボんなよー」
向日葵「それでは…まぁ、たまには、ゆっくり出来る時間があるはずですわ」
櫻子「うん。分かってるから」
向日葵「高校が違っても、時間ぐらいつくれるはずですから…」
櫻子「はいはい!もう行けよ!別にずっと一緒に居なくても平気だし!」
向日葵「…はいはい。しっかりね」
バタンッ
櫻子「…最後まで失礼だな。ま、勉強始めるかなー…」
櫻子「…そっちこそ、サボんなよー」
向日葵「それでは…まぁ、たまには、ゆっくり出来る時間があるはずですわ」
櫻子「うん。分かってるから」
向日葵「高校が違っても、時間ぐらいつくれるはずですから…」
櫻子「はいはい!もう行けよ!別にずっと一緒に居なくても平気だし!」
向日葵「…はいはい。しっかりね」
バタンッ
櫻子「…最後まで失礼だな。ま、勉強始めるかなー…」
609:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:09:19.60
ID:bG18+bdT0
~受験当日~
楓「頑張って、お根ちゃん」
向日葵「ふぅ…ええ。行ってきますわ」
バタンッ
櫻子「…よっ」
向日葵「あら、櫻子?あなた、受験は…?」
櫻子「いや、ちょっとねー…はい、これ。お守り」ペラッ
向日葵「こ、これパン食い競争の時の写真…?」
櫻子「じゃっ。私はこっちだから」タッ
向日葵「あっ…。三日ぶりですのに…」
向日葵「…まぁ、櫻子なりの優しさですわね」
楓「頑張って、お根ちゃん」
向日葵「ふぅ…ええ。行ってきますわ」
バタンッ
櫻子「…よっ」
向日葵「あら、櫻子?あなた、受験は…?」
櫻子「いや、ちょっとねー…はい、これ。お守り」ペラッ
向日葵「こ、これパン食い競争の時の写真…?」
櫻子「じゃっ。私はこっちだから」タッ
向日葵「あっ…。三日ぶりですのに…」
向日葵「…まぁ、櫻子なりの優しさですわね」
611:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:15:51.58
ID:bG18+bdT0
~合格発表~
向日葵「…受かりましたわ。まぁ、手応えはありましたけど…」
向日葵「櫻子…」
向日葵「まぁ…交換日記で聞けば…そう。日記で…」
~~~~
櫻子「っしゃあー!受かった!」
櫻子「ん…合格者は説明会?早くない?」
撫子「この学校はそうなってる。じゃ、安心したし先に帰ってるな」
櫻子「んー…すぐに報告しに行きたいんだけどな…行ってくる」
向日葵「…受かりましたわ。まぁ、手応えはありましたけど…」
向日葵「櫻子…」
向日葵「まぁ…交換日記で聞けば…そう。日記で…」
~~~~
櫻子「っしゃあー!受かった!」
櫻子「ん…合格者は説明会?早くない?」
撫子「この学校はそうなってる。じゃ、安心したし先に帰ってるな」
櫻子「んー…すぐに報告しに行きたいんだけどな…行ってくる」
613:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:24:02.18
ID:bG18+bdT0
向日葵・3月15日
あなた、受かりましたの?
報告しに来なさいって書きましたわよね?
櫻子・3月15日
受かったー!
どうせ向日葵も受かったよね?
説明会で忙しくて聞けなかったわー!
向日葵・3月16日
良かった…どちらも受かりましたわね。
色々あって27日から4月1日まで暇ですの。
暇、あります?
櫻子・3月16日
今日から26日まで暇だから会えない?
今日も家に居なかったけどさ…
あなた、受かりましたの?
報告しに来なさいって書きましたわよね?
櫻子・3月15日
受かったー!
どうせ向日葵も受かったよね?
説明会で忙しくて聞けなかったわー!
向日葵・3月16日
良かった…どちらも受かりましたわね。
色々あって27日から4月1日まで暇ですの。
暇、あります?
櫻子・3月16日
今日から26日まで暇だから会えない?
今日も家に居なかったけどさ…
615:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:29:00.78
ID:bG18+bdT0
向日葵・3月17日
春休みは無理そうですわね。
また暇な日、書いていきますわ。
櫻子・3月17日
うわー最悪!
私、4月1日から本格的に学校始まっちゃうし!
向日葵・3月18日
あ、私も4月1日からですわよ?
…今日は説明会ですの。
ちゃんと宿題しなさいね。
櫻子・3月18日
うん、私も暇な日書いていく!
最近会ってねーし!
春休みは無理そうですわね。
また暇な日、書いていきますわ。
櫻子・3月17日
うわー最悪!
私、4月1日から本格的に学校始まっちゃうし!
向日葵・3月18日
あ、私も4月1日からですわよ?
…今日は説明会ですの。
ちゃんと宿題しなさいね。
櫻子・3月18日
うん、私も暇な日書いていく!
最近会ってねーし!
619:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:34:59.59
ID:bG18+bdT0
向日葵・4月3日
生徒会に入りましたわ。
あなたも入ったらどうですの?
櫻子・4月3日
生徒会に入った!
この学校の生徒会はすごい忙しいみたい。
今週は会えないなー…
向日葵・4月4日
分かりましたわ。
来週の土曜日は?
櫻子・4月4日
入ったし!
てゆーか交換日記で質問ってやりにくいな!
ややこしいから暇な日つくって直接会わないとね!
生徒会に入りましたわ。
あなたも入ったらどうですの?
櫻子・4月3日
生徒会に入った!
この学校の生徒会はすごい忙しいみたい。
今週は会えないなー…
向日葵・4月4日
分かりましたわ。
来週の土曜日は?
櫻子・4月4日
入ったし!
てゆーか交換日記で質問ってやりにくいな!
ややこしいから暇な日つくって直接会わないとね!
621:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:39:16.10
ID:bG18+bdT0
向日葵・5月5日
もう我慢できませんわ。
同棲しましょう。
櫻子・5月5日
ヒマな日、まだ作れないの?
まぁ仕方ないけどさー…一日しか会えてないじゃん…
そんなに勉強忙しいの?
向日葵・5月6日
ええ、寝る暇も惜しんで励んでますわ。
ところで、同棲しましょうか。
櫻子・5月6日
同棲!?
無理無理!家族の生活ってモンがあるしさ…で、ヒマな日ないの?
もう我慢できませんわ。
同棲しましょう。
櫻子・5月5日
ヒマな日、まだ作れないの?
まぁ仕方ないけどさー…一日しか会えてないじゃん…
そんなに勉強忙しいの?
向日葵・5月6日
ええ、寝る暇も惜しんで励んでますわ。
ところで、同棲しましょうか。
櫻子・5月6日
同棲!?
無理無理!家族の生活ってモンがあるしさ…で、ヒマな日ないの?
627:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:44:26.07
ID:bG18+bdT0
向日葵・5月7日
そうは言っても、本当に時間がありませんの…。
同棲のことですけど、ごめんなさい。
無茶でしたわね…
櫻子・5月7日
そっか。仕方ないなぁ。
同棲の事はもう読んだよね。
うおー交換日記やりにくいな!
向日葵・5月8日
寂しいですわ…
櫻子・5月8日
向日葵の高校すごいなぁ。
同棲のこと、ごめん。
私も気持ちは分かる…。
そうは言っても、本当に時間がありませんの…。
同棲のことですけど、ごめんなさい。
無茶でしたわね…
櫻子・5月7日
そっか。仕方ないなぁ。
同棲の事はもう読んだよね。
うおー交換日記やりにくいな!
向日葵・5月8日
寂しいですわ…
櫻子・5月8日
向日葵の高校すごいなぁ。
同棲のこと、ごめん。
私も気持ちは分かる…。
629:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:49:13.93
ID:bG18+bdT0
向日葵・7月3日
昨日は楽しかったですわね。
とは言っても、高校に入ってから5回目…
思ったより少ないですわね…
櫻子・7月3日
あー昨日で分かっちゃった。
やっぱ向日葵いないとダメだ。
高校卒業したら同棲しない?
必死に勉強するから同じ大学行こうよ…
向日葵・7月4日
もちろんですわ!!!!
櫻子・7月4日
もちろんですわ!!!!
とか書いてくると思うから、家族と話つけといたぜ!
大学に入ったら下宿オッケーだってさ!
昨日は楽しかったですわね。
とは言っても、高校に入ってから5回目…
思ったより少ないですわね…
櫻子・7月3日
あー昨日で分かっちゃった。
やっぱ向日葵いないとダメだ。
高校卒業したら同棲しない?
必死に勉強するから同じ大学行こうよ…
向日葵・7月4日
もちろんですわ!!!!
櫻子・7月4日
もちろんですわ!!!!
とか書いてくると思うから、家族と話つけといたぜ!
大学に入ったら下宿オッケーだってさ!
633:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:53:32.89
ID:bG18+bdT0
向日葵・7月5日
うっ…何で分かりますの…まぁ、いいですわ。
私も家族と話をつけましたわよ!
○○大学に行こうと思ってますの!
櫻子・7月5日
やっぱりか(笑)
向日葵・7月6日
顔が真っ赤になりましたわ…
櫻子・7月6日
○○大学…よっしゃ!まかせとけ!
バカなめんなよー!!なんてね
うっ…何で分かりますの…まぁ、いいですわ。
私も家族と話をつけましたわよ!
○○大学に行こうと思ってますの!
櫻子・7月5日
やっぱりか(笑)
向日葵・7月6日
顔が真っ赤になりましたわ…
櫻子・7月6日
○○大学…よっしゃ!まかせとけ!
バカなめんなよー!!なんてね
640:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 22:01:22.20
ID:bG18+bdT0
~約三年後~
向日葵「さて…行ってきますわ」ガチャ
楓「行ってらっしゃーい」
櫻子「行ってくるー」ガチャ
撫子「おー。そういや卒業式だったな」
花子「…撫子はいつになったら家から卒業するのか…」
撫子「ビデオカメラ用意するか」ゴソゴソ
向日葵「…あら、櫻子。同じ時間に家を出るなんて珍しいですわね」
櫻子「おー。今日は卒業式だから早に家を出たんだー」
向日葵「さて…行ってきますわ」ガチャ
楓「行ってらっしゃーい」
櫻子「行ってくるー」ガチャ
撫子「おー。そういや卒業式だったな」
花子「…撫子はいつになったら家から卒業するのか…」
撫子「ビデオカメラ用意するか」ゴソゴソ
向日葵「…あら、櫻子。同じ時間に家を出るなんて珍しいですわね」
櫻子「おー。今日は卒業式だから早に家を出たんだー」
641:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 22:06:19.57
ID:bG18+bdT0
向日葵「ところで、勉強は大丈夫なんですの?あなたには合わせませんわよ?」
櫻子「大丈夫だって!一年から猛勉強したから!」
向日葵「…あらそう。それでは…」タッ
櫻子「んーじゃ」タッ
向日葵「そろそろ、なんですのね…」ブツブツ
櫻子「まぁ、高校も楽しかったけどさ…やっぱ向日葵いないと寂しいな…」ブツブツ
向日葵&櫻子「…」
向日葵&櫻子(…ようやく嬉しい卒業式)
~おわり~
櫻子「大丈夫だって!一年から猛勉強したから!」
向日葵「…あらそう。それでは…」タッ
櫻子「んーじゃ」タッ
向日葵「そろそろ、なんですのね…」ブツブツ
櫻子「まぁ、高校も楽しかったけどさ…やっぱ向日葵いないと寂しいな…」ブツブツ
向日葵&櫻子「…」
向日葵&櫻子(…ようやく嬉しい卒業式)
~おわり~
646:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 22:11:00.60
ID:siYpF88x0
長い間乙でした
良かった
良かった
657:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 22:36:12.82
ID:AWn6zZfw0
つぎは大学編か……
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とりあえずまとめたよ