●ロレンス　派遣社員斡旋のロレンス

「ホロ、俺は決めたよ」

「？」

「夢を見たんだ、アマーティーが熱心に俺の弟子になりたいと懇願するんだ」

「ほう、夢の中のあ奴はどのくらい熱心じゃった？」

「俺に命を差し出すと宣言したんだ」

「そう、命を預けるんだ、つまりは結ばれるという事だ」

「そしてこれほど具体的な夢なんだ、運命を感じて止まない」

「すごいのお主・・・（妄想力が）」

「そのときホロ、お前は俺達の祝福をしていた」

「ああ・・・うむうむ・・・そうじゃな、するする・・・」

「ロレンスの中のわっちは、そういう役じゃったか・・・」

「なんか派遣切りに遭った気分じゃな・・・」




●ロレンス　棺おけを盾にした男と出会う

「棺おけを盾にしたような男ですか・・・」
「お！」

「やぁ！」


「あのその・・・」

「また来ます！」

・アマーティは危険を感じ逃げ出した。

「クラフト・ロレンスさんですね？」

「はじめましてギ・バトスです」
「ええ、私がロレンスです・・・・」

「まだお若いのにいい趣味だ」

「ふっ・・・アマーティーくんも私にぞっこんでして」

「しかし、女性というものの母性というものをご存知か？」

「清楚で可憐で妖艶であることの素晴らしき体現者、それが女性です」

「ロレンスさんは女性に興味はおありか？」

「も、もちろん！」

「女性に過度な興味と幻想をもっておる・・・」

「あのガチムチもロレンスと同じ童貞じゃな・・・」


・ロレンスと旅をして、童貞の目利きが上達したホロであった。


「しかし、なぜじゃろう、あのカップリングは何かを期待せずにはいられぬ」

「なんじゃろ、わっち、ガチムチは在りな気がしてきたのぉ」

・ホロの中で何かが目覚めた瞬間であった。


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●ロレンス　通称あいのり行商人のロレンス

「フェルミ・アマーティです商売上ではアマーティーで通っています」

「クラフト・ロレンスです、同じくロレンスと呼ばれています・・・」


「・・・・」

「・・・・」

「・・・・」

「・・・・」

「・・・・」

「あ・・・あの・・・」
「何分握っておるつもりじゃ・・・」



●ロレンス　お店を持つ夢拡大中

「ようマルク」

「おおロレンス、お前は商売の話で来たんだろうな？」

「当然だ、麦じゃなくて釘だがな・・・」

「（即答）OKOK　買うぜ兄弟」

「・・・・」

「・・・・」

「・・・・マルク・・・離してくれないか・・・（汚い・・・）」

「・・・・！OKOK　すまないロレンス・・・嫌いにならないでくれ」

「・・・あぁ（棒読み）・・・」

「おおっと紹介しなくてはな弟子のラントだ」

「ほほぅ・・・」

「・・・・」

「まぁ・・・一時に童貞は少年趣味に走るというのじゃがのぅ・・・・」

・ロレンスの目は行商人のそれで、少年達を嘗め回した。

「わっちが、ロレンスを真人間に戻さねばならぬの・・・」

「いやいっそ・・・・わっちが童貞切りをすれば・・・」（悩む乙女なホロであった

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