あなたの街のイトーヨーカドーが閉店した必然 総合スーパーの非食品売り場にダイソーなど進出

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閉店した「イトーヨーカドー春日部店」(写真:時事)

漫画『クレヨンしんちゃん』に登場する「サトーココノカドー」のモデルでもあり、地元市民に長く親しまれたイトーヨーカドー春日部店が閉店したことが、ネット上でも話題になっていた。

そこでは、しんちゃんゆかりのスーパーの閉店を惜しむ声とともに、最近、何度となく話題となってきたイトーヨーカドーの大量閉店を踏まえて、「ヨーカ堂は大丈夫?」といった声も多かった。

ヨーカ堂は何をしようとしているのか

確かにセブン&アイ・ホールディングスに関しては、現在進行中のカナダ大手コンビニ企業からの買収提案はさておき、一部株主からコンビニ以外の事業の収益性の低さが指摘され、百貨店「そごう・西武」のアメリカファンドへの売却や、低採算のイトーヨーカ堂の再建に取り組む計画が進んでいた。

今回の春日部店の閉店も、ヨーカ堂の店舗網再構築計画の一環だが、事業計画を知らない一般消費者からすれば「ヨーカ堂の経営は大丈夫なのか」「自分の家の近くにある店舗は存続するのか」と心配になるのだろう。

ということで、「サトーココノカドー閉店」を機に、いまヨーカ堂は何をしようとしているのか、少し振り返ってみることにしよう。ちなみに、セブン&アイ回りのさまざまなM&Aに関する話題はいったん置いておく。

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