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映画を観て、思った事や感じた事を綴って行きます。※ネタバレありです。

AWAKE アウェイク

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「AWAKE/アウェイク」は、2021年のアメリカのSFスリラー映画です。本作品は、
2021年6月にNetflixで公開されました。概ね、否定的な批評を方々から受けた
らしいです。
確かに、発想から、本作品の制作に至るまで、何かマクロ的過ぎるように見え
ているようで、内容は至って世界が狭い感じがします。かなり踏み切った人間
模様を描くことで、全体が見えてこないと言う状態です。
元アメリカ陸軍戦闘衛生兵で薬物中毒から立ち直ったジル・アダムス伍長を
演じるのが、ジーナ・ロドリゲスです。アメリカの女優で、38歳と言う年齢です。
年齢を聞くと、相応な感じがします。伍長は、地元の大学で警備員として働き
ながら、研究所から薬を盗んで売っています。彼女は、勤務後、祖母のドリス
に預けていた息子のノアと娘のマチルダを迎えに行きます。車で帰宅中に、
車の電源が切れ、他の車に追突されて湖に落ちてしまいます。マチルダが溺
れかけます。たまたま近くにいた保安官に助けられ、傷の手当てをしに病院に
行くと、昏睡状態の患者が自然と目を覚ますと言うおかしな光景が見られまし
た。その夜、停電が続く中で、ドリスの家で、マチルダを除いて誰もが眠れなく
なってしまいます。
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太陽フレアによって、人類の身体の電子回路が影響を受けて眠れなくなって
しまったと、マーフィー少佐(悪い人でした)は言いますが、人が眠れなくなった
結果起こる悲劇が、ここから以降の話になります。そして、案の定、中でも、眠
れる人の人体実験をして、「何故この人は眠れるのか」と言う事を寄って集っ
て調べようとする人たちが出てきます。
マチルダも眠れる一人として、利用されそうになりますが、ここぞご都合主義が
炸裂し、無事に難を逃れます。ジルがだんだん眠れていないので、精神がおか
しくなって行きます。ノアも、幻覚を見始めて、電線を切ってしまって、それが理
由で感電死してしまいます。ジルとマチルダで、除細動器を使って彼を蘇生さ
せようとしたものの、うまく行きません。翌朝、ノアは、突然目を覚まします。そ
こで、ハタと気が付きます。一時的にでも死んだら眠れるようになると。
何故、こんなことで、眠れるようになるのか今でも分かりません。それと、眠れ
ない本当の理由は何だったのでしょうか。ジルは、更に弱り果てて、マチルダ
とノアに連れられて、湖で溺死させられます。その後、除細動器で生き返りま
す。
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ここで終わりになってしまいますが、結局、何も分からないし、解決もしないので、
消化不良な状態です。ただ、主人公が生存して終わったのがせめてもの救いか
も知れません。一応、不幸中の幸いです、それと、97分と、短い映画なので、多く
を詰め切れなかったと言うのは有るかと思います。制作サイドとすると、かけるお
金が限られていたか、脚本を幾ら変えても、これ以上、出来事を盛り込めなかっ
た(案が無かった)のかも知れません。
いずれにしても、本作品は、端的に言えば、世界中の人が眠れなくなると言うた
ったそれだけで、気持ちが高ぶり、殺人が横行し、その果てには、死んでしまう
くらい怖いです、と言う内容になります。僕は、夜は眠剤を飲むようにしているの
で、眠れなくなると言う心配は有りませんが、眠剤を飲む副作用で頭が悪くなる
のを恐れています。記憶力の低下です。元々、記憶力には自信が全くなく、受験
勉強も、数学なら試験中に数式をその時間内で作って、対応するしか有りません
でした。記憶できるだけのCPUが無かったので。



評価点   76点
お薦め度  75点

2021年  96分  アメリカ製作

 
 
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