第一試合は、先攻の広陵が先制して、
小刻みに追加点を奪い
追いすがる常葉菊川を振り切って決勝戦へ。
広陵が先制したものの、
これは常葉菊川にとっても
いつもの試合運びの形と思って見ていたら、
やはり終盤に追い上げた。
４－０から最終回にはあわやの場面まで作って
最後の最後まで目が離せない展開にしたのはさすが常葉菊川。
しかし、最後に生きたのは、８回表、４番山下くんが決めたスクイズ。
また、野村君のスライダーがキレキレだった。
奪った三振は１２。
安打も１２本打たれながら、要所はこのスライダーで三振が取れた。

広陵は、４０年ぶりの決勝進出。
常葉菊川の春夏連覇はならなかった。
強かったが、やはり連破ってのは難しいんですね。
田中君は、連投の疲れもあったかもしれない。



第二試合は、佐賀北が完封リレーで決勝へ。
いつもの投手リレー。無失策、攻守の守り。
そして、４安打で３点を奪うというそつのない攻め。
５回にみせた、ピックオフプレーも見事だった。
日大長崎は、投手リレーの前に散発５安打に抑えられた。

あれよあれよ。という間に気付いたら決勝戦だけど、
これは、すごいことだと思う。
少し前の朝日の記事によると、
佐賀北のグラウンドには照明設備もなく、
練習は午後４時から７時半まで。
ああ、当時のわが母校と一緒だ。
だから、彼らのすごさがｵｲﾗは身にしみてわかる。

そう、普通科がある普通の公立高校、
佐賀北のように進学校タイプの高校なら
なおさら多くがこんな環境だろう。
全国にたくさんある同じような環境で甲子園を目指している球児たちに
夢をあたせる奮闘だと思う。

そして、甲子園に来ても彼らは成長している。


決勝でも、強敵広陵だが、これまで通り
ひるまず守りを堅く、確実に点数を重ねて欲しい。



カープファンの九州人としては
どちらも応援したい。そんな決勝戦。
あす２２日１３時プレーボール。