銀座で働くホステスが移籍を考える主な理由
ホステスの世界は流動的で、ホステスがあちらこちらのお店を渡り歩くことも珍しくありません。
もちろん短期間で入店・退店を繰りかえすのは考えものですが、長く働いていれば退店を考えるきっかけ(転機)が訪れるのも事実です。
では、ホステスが移籍を考える主な理由はなんでしょうか?いくつかあげてみます。
他のお店からスカウトを受けた
この理由が実は一番多いです。
ホステスに移籍話を持ち掛けてくる他店のスカウトマンや他店のマネージャーが、「今もらっている日給はどれくらいですか?」と聞いてきて、ホステスの状況を把握しようとします。
素直に受け答えすると、「今よりも高い日給を保証します。
1日5万円で働きませんか?」「ドレスは無料でレンタルできますよ。
美容師のヘアメイクも無料です」など具体的な数字や待遇で誘ってきます。
「これはいい話」と思って移籍しても逆にノルマが厳しくなって精神的に辛くなった、逆に日給が減った、誘ってくれた方が下っ端で移籍後に十分フォローしてくれないなどのトラブルもあり得ます。
移籍先のお店がしっかりした店舗かどうか、きちんとチェックしましょう。
HPやSNSページすらないお店はかなり怪しいですよ。
人間関係がうまくいかなかった
一般企業でも人間関係のトラブルはあり、ある程度我慢してお付き合いしなければならないことは多いです。
特にクラブは複数のホステスで接客するため、マンツーマン接客のキャバクラよりは人間関係トラブルが少ないはず。
ある程度のことは我慢して足並みをそろえていかないと、移籍しても同じようなトラブルで辞めることもあり得ます。
なぜ人間関係で揉めるのか?その理由をきちんと考えてみてください。
あなた自身に問題があるようなら、今日から言動を変えていく努力はすべきです。
けれど何かの理由で先輩ホステスやママから嫌われると、意図的に集団でいじめられることもあります。
鍵を掛けたはずのロッカーを荒らされたり(マスターキーを持つママやチーママが関わっていたりします)、ママから「しばらく休んでくれない?」と言われるなど、パワハラまがいのことをされるときは、移籍するのが最良の選択です。
もともと働いているお店のお客さんを引っ張るため
クラブはヘルプのホステスがどれだけ頑張っても、一度顧客の担当になったホステスを無理やり変えることはできません。
永久指名制という掟はクラブ内では絶対。
どれだけお客様と仲良くなっても、売り上げの大半は係のホステスに持っていかれてしまうのですから、力のあるホステスにとって面白くない状況です。
そこで実力のあるホステスは、他店に自ら移動して自分のお客様をそちらのお店に呼びこみます。
このときそのお客様の担当ホステスになれば、売り上げは永久に自分のもの。
売り上げを作る力はありながら既存のホステスにそれを奪われている方は、積極的に移籍して状況を変えていきます。
このような理由での移籍は成功しやすいです。
ママやオーナーに移籍を拒まれたら・・・
実力のあるホステスだと「辞めます」と言えば、引き留めにあう可能性はかなり高いです。
「何か待遇に不満があるの?」「日給を上げましょうか?」「係のホステスに昇格させてあげましょう」など、ママやマネージャーが歩み寄りをみせてくれば状況は変わるはず。
引き留めの条件に納得できれば、そのお店で勤務し続ける道もありますが、納得できなければ移籍する選択も間違いではありません。
移籍するのは自由なので、あなたの意思を貫くことも大切です。
ただ、長年お世話になったお店なら、少なくとも辞める1か月前には報告した方が良いですし、繁忙期に抜けるような行為も慎んだ方が良いでしょう。
後々のお付き合いはまずないと思いますが、迷惑を掛けるような不義理はしないことです。
その中で、どうしても辞められないという場合は退職代行を使う事も検討しましょう。
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