知っておきたい!クラブとキャバクラの違い

知っておきたい!クラブとキャバクラの違い

クラブとキャバクラの主な違い

クラブとキャバクラは「どこがどう違うの?」と比較されることもありますが、わかりやすくいえば接客スタイルの違いになります。
具体的な違いはこちらです。

  • キャバクラは一人のお客様にキャバ嬢が一人で接客する
  • クラブは一人のお客様に複数のホステスがついて接客する

キャバクラは基本的にキャバ嬢が一人で接客しなければならないので、接客の苦手な女の子にとってはハードルが高いですね。
逆に自分のペースでグイグイ押せるタイプで営業活動が得意なら、どんどん顧客を増やして売り上げをアップさせることができます。
複数のホステスと足並みをそろえてチームワークで接客したいなら、クラブでお仕事をするのが最適です。

自分のキャラを生かして独自路線でどんどん仕事がしたいなら、キャバクラを選ぶのが一番です。
接客スタイルを知ると、自分に向いたお店がわかりますね。

キャバクラの方がキャスト同士の競争が激しい

一般的にキャバクラの方が、クラブよりもキャスト同士の競争が激しいです。
その理由は2つあります。

  • マンツーマン方式の接客スタイルなので、女の子同士の協力関係ができにくい
  • ノルマ厳しいお店では女の子同士の足の引っ張り合いもある

キャバクラの場合人気キャバ嬢とそれを助けるヘルプとの関係がありますので、キャバ嬢同士の人間関係が冷えきっているわけではありません。
女の子同士の仲が良いお店もあるようですし、すべてのキャバクラ店の人間関係が悪いわけではないのです。

ただ、個人プレーの多いキャバクラは女の子同士で助け合う土壌ができにくく、厳しいノルマで売れっ子キャバ嬢が妬まれやすい状況にあります。
そのため、売れっ子キャバ嬢の悪口を言ったり、根も葉もない噂(店長とできているなど)を流すなどして個人攻撃することもあるのです。

鋼鉄のハートがないと仕事が続けられない、熾烈なお店もあるかもしれません。
キャバクラとクラブを比較すると、キャバクラの方が心の強さや積極性が必要です。

クラブとキャバクラは料金体系が異なる

クラブとキャバクラでは料金体系にも大きな差があります。
わかりやすく例を挙げてみると、

  • クラブは時間制限がなく座席料(テーブルチャージ)を支払えば飲み続けられる
  • キャバクラは時間制になっており、お店に滞在した時間に対して料金が請求される

最近はクラブも時間制を採用しているケースもありますが、一般論でいえば上記のような差があります。
キャバクラは時間制なので、延長になるときはボーイが「延長してもよいかどうか」確認します。
クラブは座席料を支払えばずっと飲み続けることが可能です。
ただ、時間が長くなればチャームやフルーツ、ミネラルを頼んだり、新しいボトルをキープするなどなにかとお金がかかります。

会員以外は基本的には入店できない

クラブの中でも高級路線のお店は、会員でなければ入店できない「一見さんお断り」を採用するお店もあります。
会員になるには既存のお客様から紹介してもらわなければなりません。

もし紹介者がいなければ身分証明書など身分を証明できるものを提示して、入店できるかどうか判断してもらう必要があります。
この方式は「気軽に高級クラブで接客が受けられない」デメリットもありますが、身分のしっかりした優良客だけが集まる場所で安心してお酒が飲めるのは、顧客にとって大きなメリットです。

ホステスも得体のしれない顧客の接客をする必要がないため、安心感があります。
会員制高級クラブは「選ばれた顧客」という意識がもてるため、お客様は入店した時点で満足感が得られるのもメリットです。

クラブには「ママ」と呼ばれる女性がいる

クラブにはお店を仕切る「ママ」と呼ばれる女性がいます。
だいたい30~40代がメインですが、なかには50代以上のママも活躍しているようです。
このママにも2種類あるのをご存知でしょうか?

  • クラブを経営するオーナーママ
  • 運営元の会社や個人から雇われて働いている雇われママ

絶大な権力をもつのはオーナーママの方です。
ママ自身がお店を運営しているわけですから、経理・人事・教育・接客・宣伝などを一人でこなさなければなりません。
人事権がありますので、どの女の子を採用するかはママ次第です。

もちろんお店が大きくなるとママ一人では対応できませんので、補佐役のチーママやマネージャーを配置して、ホステスや売り上げの管理など業務の一部をお願いします。
雇われママは運営者から一任されてママの仕事を請け負いますが、オーナーママほどの権力や決定権はありません。
その分ホステスはママの顔色を窺って仕事をすることがないので、気が楽といえます。