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2012年3月 9日 (金)

ギルティクラウン第20話感想

#20「追想」

桜満クロスと茎道修一郎。
かつて叡智を競い合った男たちの、友情と憎しみの物語が追想されました。

眼をひいたのは、視点の変換です。

茎道



春夏

話者を変化させることによって、事件を複眼の視点から観想する。
それは、物語に厚みを付加する効果を生みます。

真名の究極の狙いは、四度目の黙示録。世界を粛清し、変革すること。
そして涯は、茎道が真名と交わって産ませた、実験体の少年たちの生き残り。
涯は、研究所を脱走して、真名や集が暮らす大島に漂着したのですね。
運命から逃れようとして、さらに巨大な運命に逢着した、海から来たトリトン。
海のトリトンか…。
♪水平線の彼方には アアア~♪
失礼しましたww

進化と淘汰の謎を解いたクロス。しかも、貧弱な設備で。
一方、力を得るために、ダアトと手を組んだ茎道。
ルサンチマンの塊と化した彼は、逆上して詰め寄るが。
クロス「ボクがキミの何を妬むというんだい?」
嫉妬と劣等感による殺人が勃発しました。そして、茎道は暴走を開始したのです。

アポカリプスウイルスの申し子だった真名が望んだのは、新世界のイブとアダム。
集は、産まれる前から選ばれた子どもだったのです。
そうか。ちゃんと理由があったのか。
真名はただのヘンタイなブラコンってわけじゃなかったんですね
(ノ∀`)

「おまえが怖かったんだ、おれが情けなかったんだ…。友だちでいてくれよ!」
「僕たちは友だちだ」
颯太とも友情を回復し、気力充盈の集は、いよいよ涯の元へ向かいます。

自らの死を覚悟し、みんなにヴォイドを返して「裸の王様」に帰るという不退転の決意を示す集だが、綾瀬を始め、峻拒。
孤独な王様である涯に対峙するに、仲間の気持ちを糾合する集。
春夏さんは、クロスは寂しがりやだったことを語ります。
「だから、あなたに集と名づけたのよ」

出発だ、新しい情と響きとへ。(ランボー)

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