2009-02-06 (Fri) 20:52
渚が汐を出産したあの日、渚との永遠の別れになったあの日から朋也の人生は大きく変わってしまいました。渚というかけがえのない存在を失った朋也は、その穴を埋められないまま惰性のように毎日を過ごしていました。渚と過ごした日々の全てが間違いだったと後悔しながら…
朋也にとっては渚が全てだったんですよね。渚が側にいてくれたから、支えてくれたから、頑張ってこれたのですから。サボりがちだった学校に毎日通って卒業したのも、父親のこととかで挫折しそうになってもなんとかやってこれたのも全て渚のおかげ。それだけに朋也の喪失感は大きくて… 「こんにちは、朋也さん。ごめんなさい、お休みでしたか?」
「はい、一人で来ちゃいました」
さすが永遠の17歳の人が声を演っているだけあって、とても孫がいる女性とは思えない可愛らしさです。あの太陽みたいな満面の笑顔に思わずドキドキのクラクラしてしまいます。早苗さんとデートだなんて渚のときよりもある意味刺激的な感じが。好みのタイプとかどこまで本気で言ってるんだろう…
「朋也さんはこの夏、まとまった休みを取れるんですか?」
「じゃあ、どこかへ出かけませんか?今回はみんなで出かけましょう」
朋也を外に連れ出したのは気分転換させるためでもあるけど、むしろ旅行に誘うことの方が本題だったようですね。楽しそうな親子連れが側を通りかかったときの朋也と早苗さんの対照的な反応が印象的でした。早苗さんは微笑ましげに見つめていたけど、朋也は苛立たしげに顔を背けてしまい…
「早苗です。旅行に行くこと、決めましたか?じゃあ、また後で掛け直しますね」
「考えてくださいましたか?」
朋也が部屋に帰った途端に早苗さんから電話が、そして電話を置いたらすぐにまた早苗さんから電話が。いつになく強引な早苗さんだけど、旅行に乗り気じゃない朋也をぐいぐい引っ張る不思議なパワーを感じます。ついには朋也も折れて、休みを取って、一緒に旅行に行くことになりましたが…
「ただでさえ早苗さんには何から何まで押し付けているのに」
「朋也さんへ。急用ができたので、秋生さんと二人で出かけることになってしまいました。後のことはよろしくお願いします(はぁと)」
そういえば、何か大切なことを忘れているような気が。朋也は一人で惰性のように生きていましたが、誰かもう一人いたような。ちょ、早苗さん、朋也をおいておっさんと二人で出かけるとか。朋也が早苗さんに押し付けていること、早苗さんが言っていたみんなで出かけましょうのみんなとは…
「汐!」
古河家の中をトタトタ走り回る小さな影の正体は朋也と渚の娘の汐でした。渚の小さい頃を見ているかのような渚にそっくりな汐。そのあまりの小さな可愛さに床を転がりまわるほど悶えまくったのは私だけではないはず。おそるおそる朋也の様子を窺う汐の可愛さときたら思わず抱きしめたくなる位…
「5年の間、汐のことは早苗さんとおっさんに任せきりだった」
「幼稚園の入園式も七五三も俺は無視して働いていた」
なるほど、それで朋也の5年間には汐の存在を感じなかったわけですね。汐が隠れてこちらの様子を窺っていたり、妙によそよそしかったり、ぎこちないんだもん、この父と娘は。朋也の汐への接し方も、、父の娘に対するそれではなく、どこかぶっきらぼうな距離を感じる接し方なんですよね…
壊れたおもちゃを直してあげたり、一緒にお買い物へ行ったり、一緒にご飯を食べたりと、まがりなりにも親子らしい感じになってきましたよね。大人の論理や嗜好を押し付ける朋也に対して、汐も負けていないのにはちょっとニヤニヤしてしまいました。さすがは渚の娘、見た目は可愛いけど芯は強い…
「おしっこ。一人でできた」
「ねえ、大きいほう。一人でできた」
朋也にそんなことできて当たり前だみたいに言われてちょっとさみしそうな汐。もしかしなくてもお父さんに褒めてほしいんじゃないのかな。アッキーと早苗さんは褒めてくれるから…ってそれもちょっと違うような感じが。汐が5歳の割には妙にしっかりしているのも気になります。
朋也と汐は二人きりで旅行に行くことになりましたが、一体どうなることやら。そういえば、汐は祖父母のことはアッキーと早苗さんと呼んでいましたが、父親の朋也のことはねえ…と言ったり、ゆすったりするだけで、何とも呼んでいなかったんですよね。いつかお父さんと呼ばれるときはくるのか…
朋也にとっては渚が全てだったんですよね。渚が側にいてくれたから、支えてくれたから、頑張ってこれたのですから。サボりがちだった学校に毎日通って卒業したのも、父親のこととかで挫折しそうになってもなんとかやってこれたのも全て渚のおかげ。それだけに朋也の喪失感は大きくて… 「こんにちは、朋也さん。ごめんなさい、お休みでしたか?」
「はい、一人で来ちゃいました」
さすが永遠の17歳の人が声を演っているだけあって、とても孫がいる女性とは思えない可愛らしさです。あの太陽みたいな満面の笑顔に思わずドキドキのクラクラしてしまいます。早苗さんとデートだなんて渚のときよりもある意味刺激的な感じが。好みのタイプとかどこまで本気で言ってるんだろう…
「朋也さんはこの夏、まとまった休みを取れるんですか?」
「じゃあ、どこかへ出かけませんか?今回はみんなで出かけましょう」
朋也を外に連れ出したのは気分転換させるためでもあるけど、むしろ旅行に誘うことの方が本題だったようですね。楽しそうな親子連れが側を通りかかったときの朋也と早苗さんの対照的な反応が印象的でした。早苗さんは微笑ましげに見つめていたけど、朋也は苛立たしげに顔を背けてしまい…
「早苗です。旅行に行くこと、決めましたか?じゃあ、また後で掛け直しますね」
「考えてくださいましたか?」
朋也が部屋に帰った途端に早苗さんから電話が、そして電話を置いたらすぐにまた早苗さんから電話が。いつになく強引な早苗さんだけど、旅行に乗り気じゃない朋也をぐいぐい引っ張る不思議なパワーを感じます。ついには朋也も折れて、休みを取って、一緒に旅行に行くことになりましたが…
「ただでさえ早苗さんには何から何まで押し付けているのに」
「朋也さんへ。急用ができたので、秋生さんと二人で出かけることになってしまいました。後のことはよろしくお願いします(はぁと)」
そういえば、何か大切なことを忘れているような気が。朋也は一人で惰性のように生きていましたが、誰かもう一人いたような。ちょ、早苗さん、朋也をおいておっさんと二人で出かけるとか。朋也が早苗さんに押し付けていること、早苗さんが言っていたみんなで出かけましょうのみんなとは…
「汐!」
古河家の中をトタトタ走り回る小さな影の正体は朋也と渚の娘の汐でした。渚の小さい頃を見ているかのような渚にそっくりな汐。そのあまりの小さな可愛さに床を転がりまわるほど悶えまくったのは私だけではないはず。おそるおそる朋也の様子を窺う汐の可愛さときたら思わず抱きしめたくなる位…
「5年の間、汐のことは早苗さんとおっさんに任せきりだった」
「幼稚園の入園式も七五三も俺は無視して働いていた」
なるほど、それで朋也の5年間には汐の存在を感じなかったわけですね。汐が隠れてこちらの様子を窺っていたり、妙によそよそしかったり、ぎこちないんだもん、この父と娘は。朋也の汐への接し方も、、父の娘に対するそれではなく、どこかぶっきらぼうな距離を感じる接し方なんですよね…
壊れたおもちゃを直してあげたり、一緒にお買い物へ行ったり、一緒にご飯を食べたりと、まがりなりにも親子らしい感じになってきましたよね。大人の論理や嗜好を押し付ける朋也に対して、汐も負けていないのにはちょっとニヤニヤしてしまいました。さすがは渚の娘、見た目は可愛いけど芯は強い…
「おしっこ。一人でできた」
「ねえ、大きいほう。一人でできた」
朋也にそんなことできて当たり前だみたいに言われてちょっとさみしそうな汐。もしかしなくてもお父さんに褒めてほしいんじゃないのかな。アッキーと早苗さんは褒めてくれるから…ってそれもちょっと違うような感じが。汐が5歳の割には妙にしっかりしているのも気になります。
朋也と汐は二人きりで旅行に行くことになりましたが、一体どうなることやら。そういえば、汐は祖父母のことはアッキーと早苗さんと呼んでいましたが、父親の朋也のことはねえ…と言ったり、ゆすったりするだけで、何とも呼んでいなかったんですよね。いつかお父さんと呼ばれるときはくるのか…
前話は、まともに書けなかった~(ToT) かなり体調が悪くて、更新が滞ってもうたんですが……CLANNAD~AFTER STORY~第16話は、さすがに書くのが... …
2009/04/05 08:34 シュージローのマイルーム2号店