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証券会社を使い分ける 

証券会社はそれぞれ得意分野があるのでいくつかの証券会社に口座を開いて活用すると資産運用をやりやすくなります。

そんなわけで私は現在,松井証券とマネックス証券に口座を持っいて用途別に使い分けています。

どう使い分けてるかというと。 


松井証券
個別銘柄株式と外貨(米ドル)MMFの購入

マネックス証券
投資信託と外貨(ユーロ)MMFの購入

厳密に言えば違いますが,大雑把に言えば
『松井=個別銘柄株用』・『マネックス証券=投資信託用』
と区別して活用しています。

なぜこのような区別をしたかと言えば,手数料と取り扱い商品からです。


■松井証券とマネックス証券を比較■

【松井証券】
○株式取引手数料が安い。
・10万円まで=無料 ・30万まで=315円 ・50万円まで=525円
・100万円まで=1,050円 ・200万円まで=2,100円
・300万円まで=3,150円 ・それ以上は100万円増えるごとに1,050円加算
・1億円超 105,000円(上限※)

○米ドルMMFの為替手数料が業界最安値(と思う)
・為替手数料片道20銭は安い!(マネックス証券は片道25銭)

●投資信託の取り扱いがない(に等しい)
・米ドルMMFのみです。

【マネックス証券】
○投資信託の取り扱いが豊富
・日本国内において取り扱いがマネックス証券のみの商品(良質なファンド)がある
 (exト―タルストックマ―ケットインデックス)
・ノーロードの商品が多い。

○コンテンツが使いやすい・スクリーニング機能など見やすいです

●株式売買手数料が高い(取引毎手数料)
・成行:約定金額の0.105%(最低手数料1,050円)
・指値:約定金額の0.1575%(最低手数料1,575円)

比較して見ると,『株式の松井・投信のマネックス』と言う図式が浮かんできます。

私のなかでは松井証券とマネックス証券は相互補完関係にあるのでこのふたつの証券会社に口座を開きました。その後,投信目当てでソニーバンクにも口座を作りましたが,基本的には松井とマネックスの2本体制で運用しています。


基本的にはどちらも支障なく活用させてもらっているんですが,個人的にマネックス証券については取り扱いの投資信託が豊富なだけにしっかり勉強してから購入する商品を選ぶべきだと感じています(もちろん,どの証券会社に口座を開いてもそうなんですけど)。

資産運用の勉強をしはじめると比較的早い段階で,内藤忍氏の書籍に行き着くと思うのですが,内藤氏はマネックス・ユニバーシティの社長をしているせいか,氏の書籍においてポートフォリオを構成する購入商品としてあげているもののほとんどがマネックス証券で扱っている商品となっています。

内藤氏が紹介した商品よりも他社に良い商品(外債インデックスファンド等)があるのですがそれらには一切触れていません。
ちなみに外国債券のカテゴリーは外貨MMFとFXを当てていますが,個人的にはFXは仕組みが複雑だし,博打的要素が強いと感じていてるので初心者はやるべきではないと思ってます。
また,日本株式インデックスファンドについて,『日経225ノーロードオープン』を勧めているのですが,もっと信託報酬が安価な『インデックファンドTSP』をマネックス証券で扱っているのに触れていない,など少々気になるところがあるのです。

内藤忍氏の書籍自体は,小額からでも資産運用は可能だということを具体的に示し,なおかつポートフォリオの用いた分散投資の重要性・有効性を分かりやすく解説した良書であることに変わりはありませんし,マネックス証券には良質のファンド(アジアフォーカス・ト―タルストックマ―ケットインデックス・トヨタアセットバンカード・インデックスファンドTSPなど)があることは事実です。ただ,どうしても「背後関係」を感じてしまう部分がありますーー;

私たちは証券会社のカモになることは避けねばなりません。
「内藤氏の書籍の理論のみを吸収して,購入商品は自分で考えて購入する」当然のことですが,当たり前のことを実行するのって意外に難しいものです^^; 

【まとめ】
自分の投資スタイルに合わせて証券会社を使い分ける。
金融商品を選ぶ時はどんな良書でも鵜呑みにしない。



[2006/08/02 19:05] 資産運用(その他) | TB(1) | CM(4)

なるほど。

Rayさんがマネックスに不信感をお持ちの理由は
内藤さんの本で推薦される具体的な運用商品に
あったわけですね。
これは難しいところですね。内藤さんはモーニングスターの朝倉さんと違い、実際に運用商品のセルサイドですからね。
ただ、他のネット証券の出している本は回転売買を
煽るだけの本が多いような気がしますし、
「アセット・アロケーション」の重要性を個人投資家向けに平易に解説したハシリは内藤さん、ということでボクは素直に評価しています。
多少のポジショントークは大目に見よう、というのが
ボクの評価です。
Rayさんご指摘のように、
「どんな良書でも鵜呑みにしない」というのは
ボクもその通りと思います。
ただ、マネックスのスタンスは、回転売買で手数料を稼ごうとする他のネット証券と一線を画していることは、横並びが大好きな日本にあって、高く評価されても良いと思います。
[2006/08/02 22:16] renny [ 編集 ]

rennyさんコメントありがとうございます^^ 

>>回転売買で手数料を稼ごうとする他のネット証券と一線を画していることは、横並びが大好きな日本にあって、高く評価されても良いと思います。

確かにそう思います。
私の場合結局印象の問題なんですけどね^^;
実際利用してるわけですから気に入ってますし^^;

[2006/08/03 10:22] にじ@Ray [ 編集 ]

はじめまして。

内藤氏のポジショントークについては、そういうものだと割り切っていくしかないですね。
実際にマネックスの商品が中心になっているわけですが、それを自分の利用している証券会社の商品に読み替えていくのも勉強だと思いますし。

ただ、内藤氏はご自分がポジショントークをしているという自覚が無いのか、自覚した上でああいう(ポジショントークであることを意識させない)書き方をしているのかその辺が引っ掛かる点ではあります。
[2006/08/07 12:01] さんだぁ [ 編集 ]

さんだぁ様

ご訪問&コメントありがとうございます。
やはり,「人は立場でモノを言う(言わざるを得ない)」ってことかもしれません。

>>実際にマネックスの商品が中心になっているわけですが、それを自分の利用している証券会社の商品に読み替えていくのも勉強だと思いますし。

→実際私はそうなりました^^;



[2006/08/07 20:57] にじ@Ray [ 編集 ]

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