2024シーズン振り返り 背番号52 陽川尚将
【2024成績】
11試合 打率.133 33打席 30打数 4安打 4塁打 2打点 7三振 2四球 1死球 出塁率.212 長打率.133 OPS.345 得点圏打率.250 1失策
【ルキナ査定】
ランク:E→E
点数:−14点(◯2,△2,✖︎3,❌1) 前−14点
年俸:戦力外通告(−1800万)
【今季振り返り】
昨年理不尽な干され方をして現役ドラフトの真意を疑う起用法と結果でした。今年も松井稼頭央の元ではろくなチャンスを与えられないだろうと思いましたがその通りに、開幕2軍スタートから春先は好調でしたが当然のように1軍昇格はスルーされて、ようやく昇格したと思ったら好調期間が終わった段階でスタメン起用されるも呆気なくノーヒット、この1試合で即2軍落ちという意味不明な起用法でこのまま理不尽な使われ方をされて終わるものだと思いました。
しかし、現役ドラフトで獲得した張本人である渡辺久信が監督代行に就任したことで、陽川選手にもラストチャンスが与えられます。阪神戦で凱旋起用されてこの試合でヒットを打ちます。その後広島戦で森下投手からタイムリーヒットを打ったのが陽川選手の最後の活躍になりました。交流戦ではクリーンナップを務めながらも打率1割台で長打0、DeNA戦では内野フライを見落として落球する大チョンボをやらかすなどしてラストチャンスが潰える形になりました。
その後2軍落ちしてから2軍でも打率2割に到達することなく戦力外通告、時間経過してから現役引退が発表されました。
【総評】
打撃型選手で1軍打率1割台、長打0では厳しいですね。2軍でも春先よかったですが5月以降は打率が急落して最後まで復調することなく終わってしまいました。速球があまり打ててない感じでパリーグ相手ではより厳しくなる一方でした。
現役ドラフト制度では細川選手、大竹投手、水谷選手などの移籍先で一流選手と言える好成績を残す選手が生まれました。ライオンズでも中村祐太投手は移籍してから一定の出場機会と成績を残してくれたので、これも現役ドラフトの効果があったと言えます。このように他球団で埋もれている選手が移籍して活躍する一方、陽川選手はこの現役ドラフト制度によって野球人生を狂わされたと言っていいでしょう。阪神では左キラーとして一定の活躍をしていましたが、ライオンズに来た途端に急に出番を失ってしまいました。その間阪神はリーグ優勝日本一を経験、陽川選手はこの2年間暗黒期チームで大半を2軍で過ごす羽目になりました。不幸中の幸いは渡辺久信がラストチャンスを与えたことで最後は後悔なく戦力外通告の判断が出来たことですが、陽川選手の事例は現役ドラフト制度の負の歴史と言っていいのではないでしょうか。
チームとしても、即戦力野手を獲得したつもりが現場がちっとも使いたがらないという全く歯車が噛み合わない起用法で現役ドラフトの1枠を潰しました。ただでさえろくな補強をしないチームで、現役ドラフトで獲得した選手の起用法が無茶苦茶では余計にチームが迷走するの当然なことです。陽川選手の結果は思いっきりチームにも反映されていると思います。
【引退後】
阪神に戻ってアカデミーコーチ就任が発表されました。無事阪神に戻れたことが一安心ですね。ライオンズでの2年間は苦しいことしかなかったですが、第二の人生では後進の育成に励んでもらいたいと思います。
現役生活お疲れ様でした。
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