【2024成績】

・2軍成績

96試合　打率.216　290打席　213打数　46安打　10二塁打　2三塁打　2本塁打　66塁打　19打点　44得点　45三振　59四球　4死球　10犠打　4犠飛　5盗塁　3盗塁死　9併殺打　出塁率.389　長打率.310　OPS.699　得点圏打率.143　8失策

年俸:1600万

【経歴】

仙台育英高ではショートレギュラーとして甲子園出場にU-18代表にも選出、15年ドラフトは楽天とロッテの2球団から1位指名されて、抽選でロッテへの入団が決まりました。

1年目から1軍出場の機会を得ますが、打率1割台に内野守備に苦戦して2年目は9失策などプロの壁に苦しむことになります。18年から外野起用が始まり、これがきっかけで守備の負担が減り、打撃成績が多少良くなったことで試合出場が増えました。18年は112試合出場、打率.213、5本塁打、8盗塁、出塁率.328、これがロッテでのキャリアハイの数字となりました。

しかし19年から左足首痛で出遅れるとショートレギュラー争いで藤岡選手に敗れて再び打率1割台に低迷、さらに20年以降は右肘痛や右足首炎症など何かしらのアクシデントを起こしてどんどんチャンスを手放す形になります。気付いたら内野だけでなく外野のポジションも枠がなくなってしまい、今年は1軍出場0に終わりました。クビ候補と囁かれていた中で、現役ドラフトという形でライオンズへの入団が決まりました。

【選手能力】

選球眼が武器ということで、打率に対しての出塁率は高いです。しかし元の打率が良くて2割前半、基本1割台で選球眼が良くても、という感じです。入団当初はかなり期待されていましたが、なかなか打つ方面で打球が上手く伸びずにアプローチが確立出来なかったなという印象があります。

守備は内外野守れますが、元々内野がダメで外野コンバートしているので外野一本で見ていくべきでしょう。ここまで来ると平沼選手や元山選手とキャラが被っているので同じタイプの争いからまずは勝ち抜くことが求められます。

【来季に向けて】

とにかく打つことです。立花コーチや鳥越コーチがどう指導していくかが気になるところです。平沢選手としては打力最低レベルのライオンズのレギュラー争いで負ければ文句なしの戦力外決定なだけに、これがラストチャンスのつもりで頑張ってもらいたいと思います。

これまでと比べて、今回の現役ドラフトは意味合いが変わってきます。今年はリリーフが不足している中で本田投手を放出して新たなリリーフを狙いにいきましたが失敗して結局リリーフの頭数を減らしてしまい、苦肉の策で先発希望の平良投手を無理やりリリーフ転向に漕ぎ着ける流れになりました。なので今年の現役ドラフトの結果は西口政権の流れを左右する重要な一手になるのは間違いないでしょう。平沢選手に関してはかなり不安はありますが、その低い予想を覆す活躍を見せてこの現役ドラフトを当たりに変えられるかどうかになります。

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