2024シーズン振り返り 背番号54 A.アブレイユ
【2024成績】
52試合 防御率2.39 2勝5敗11H13HP28S 49回 38被安打 1被本塁打 33奪三振 奪三振率6.06 20与四球 2与死球 17失点 13自責点 被打率.218 K/BB1.65 WHIP1.18
セーブ2位、試合4位タイ
【ルキナ査定】
ランク:B→A
点数:27点(◎6,◯34,△3,✖︎4,❌2) 前8点+後19点
年俸:20000万(+5000万)
【今季振り返り】
ヤンキースで中継ぎでシーズン40試合以上登板、名門チームのリリーフ投手としてライオンズが獲得に動きました。獲得当初は前年活躍できなかったティノコ投手と特徴が丸被りしたのもあり、嫌な予感がしつつの入団となりました。
オープン戦から順調にアピールを重ねて、開幕戦でクローザー起用となります。開幕当初から崩壊し続ける勝ちパターンの中で唯一黙々と投げ続けてセーブやホールドを記録し続けます。しかし4月下旬のソフトバンク戦で柳田選手にサヨナラスリーランを打たれて敗戦、この試合で金子侑司選手の1000試合&決勝スリーランと高橋光成投手の今季初勝利が消滅、さらにソフトバンク戦3試合連続サヨナラ負けなど悪夢の連続にトドメを刺された形でチームの暗黒期を決定づけてしまいました。
5月に入り徐々に状態を落としてしまい5月は1勝2敗5S、防御率3.38とクローザーとしての数字ではなくなります。6月は状態の悪化とチームの深刻な負け続きでそもそもの出番がなく5試合のみ、ヤクルト戦では9回2アウトから今井投手に代わって登板させられて山田哲人選手に同点タイムリーを打たれて結果サヨナラ負け、渡辺久信の最低最悪なクソ采配でも足を引っ張りこの時点でハズレ外国人投手の匂いが漂いました。
ただ、アブレイユ投手は違いました。7月に入ってから息を吹き返して8試合で防御率1.13、ロッテ戦のほぼエラーでサヨナラ負けがアブレイユ投手の最後の敗戦試合でした。8月7試合無失点、1H5Sを記録して9月は打たれましたがサヨナラ勝ちなど運も味方して防御率5.14ながらも1勝6Sでした。30Sは辿りつきませんでしたが28Sはリーグ2位、崩壊した勝ちパターンの中で1年間離脱なく投げ抜いてくれた活躍は目立たないながらも軒並みハズレた新外国人選手で唯一の奮闘になりました。
【総評】
内容はティノコ投手とほぼ一緒です。ただ、さすが名門ヤンキースで投げたリリーフ投手だけあり、純粋な馬力がそこらへんの外国人投手と段違いでした。ストレートとツーシームが投球の7割を占めますが、どちらも平均155km超えとスピードボールを記録しました。奪三振能力が低くこのパターンだと粘られて根負けするパターンがよくある俺達ですが、アブレイユ投手の場合ツーシーム被打率.180とメジャー時代の武器が日本でも発揮することが出来ました。ど真ん中に投げてもパワーが段違いなので、自滅さえしなければ力勝ちで抑える投球が出来ました。
不調時は単純にど真ん中に投げられずにコントロールを乱してご挨拶四球祭りになります。一番悪いのはストレート被打率.240でスライダーとチェンジアップはそこまで打たれてないですが、空振りを取れる球ではなかったです。しかし7月に入ってコントロールを改善させたのもティノコ投手との違いでした。メジャーでの活躍は実力だけでなく、年間通してのパフォーマンス調整能力も備わっていたということだと思います。
【来季に向けて?】
契約がまとまらずにウィンターリーグで先発調整、どうもメジャー復帰を狙ったアピールをしていました。さらに右リリーフでラミレス投手獲得に平良投手をリリーフ転向で退団するかと思いましたが、一転して来年の契約の可能性を報じる記事がありました。昨日仕事納めなのでこの動向の有無は年明けに発表されるのでそれまで待つしかないですね。
仮に来年もいるとして、懸念点は奪三振能力が低いことです。この手のタイプだと来年攻略される危険が高まります。変化球はあくまでサブオプションで、ツーシームなどの速球が武器なのでいかにど真ん中勝負で力技でねじ伏せるかになります。2年目に入ってより粘られて根負けの危険が高まらないようにしていきたいです。
そして来年いるとして、どこで起用するかです。というかアブレイユ投手が契約出来たとして、右リリーフのラミレス投手獲得や平良投手を無理やりリリーフ転向させる必要性がよく分からなくなります。ここら辺フロントと西口監督が何を考えているのか謎にもなりますが、平良投手をクローザー起用として、アブレイユ投手がセットアッパー起用で納得してくれるのかも気になるところです。とにかく年明けの動向を待つことになります。
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