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科学な本のご紹介: 大学講義『読書と豊かな人間性』

科学に佇む書斎



読書と豊かな人間性 

科学の本読書の能力はそれ自体で独立して発達するものではない。読書能力の発達は、経験の蓄積と社会性の発達とに伴う読書興味の発達に支えられているのである。

科学の本読書興味の発達については阪本一郎をはじめとする読書心理学という分野で研究がされており、一定の年齢までは子どもの読書興味(読みたい種類の本)はほぼ共通しているということがわかっている。

 阪本一郎編著 →『現代の読書心理学』 金子書房

科学の本【伝記期 12〜14歳】いわゆる第二反抗期にあたり,自己確立や将来の自立が精神的なテーマになる時期である。男女ともに偉人の伝記や歴史,ドキュメンタリーなどに興味を示し,自分の将来の開拓を考えるようになる。
 性に関する関心の高まる時期でもあり,特に女子は恋愛感情を扱ったものに大きな興味を示す。個性的に興味の方向が分かれ始める時期でもある。

科学の本学校図書館に学習マンガを購入、配架している学校は数多くある。おすすめとして「まんがサイエンス」シリーズ(あさりよしとお  @hologon15 )がある。


科学の本現在の日本においては非常に大きな地方格差があるということに留意しておくべきである。大都市には大きな書店があり、比較的に充実した公共図書館があり、個々の学校も比較的に予算規模が大きい。




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読書と豊かな人間性 (放送大学教材)


『読書と豊かな人間性』
 朝比奈大作,米谷茂則
 放送大学教材
 放送大学教育振興会 


ラディコで放送大学をザッピングしていたら、この「読書と豊かな人間性」の講義が面白かったので、教本を取り寄せて拝読してみたんだけど、放送のほうがよく頭に入ったのであった…。

中でも読書興味が年齢によってどう変わっていくかの発達変遷についてのくだりがやたら気に入ったんだけど、
 阪本一郎編著『現代の読書心理学』金子書房
を参照したものであるらしいのでチェックしてみたらそれ、1971年の刊行物だった。
こちらで紹介
→『現代の読書心理学』

21世紀に入っても同じ知見を用いていてよいのか、どこかで確認しておきたいところ。



→『ミニ特集:本読みの世界 その3』
→『ミニ特集:本読みの世界 その2』
→『ミニ特集:本読みの世界 その1』

→『ミニ特集:読書の効果:脳の中に「読み」の回路を作ろう』
 



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 No.2015,0705
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