大学講義『読書と豊かな人間性』
阪本一郎編著 『現代の読書心理学』 金子書房読書の能力はそれ自体で独立して発達するものではない。読書能力の発達は、経験の蓄積と社会性の発達とに伴う読書興味の発達に支えられているのである。
読書興味の発達については阪本一郎をはじめとする読書心理学という分野で研究がされており、一定の年齢までは子どもの読書興味(読みたい種類の本)はほぼ共通しているということがわかっている。
【伝記期 12〜14歳】いわゆる第二反抗期にあたり,自己確立や将来の自立が精神的なテーマになる時期である。男女ともに偉人の伝記や歴史,ドキュメンタリーなどに興味を示し,自分の将来の開拓を考えるようになる。
性に関する関心の高まる時期でもあり,特に女子は恋愛感情を扱ったものに大きな興味を示す。個性的に興味の方向が分かれ始める時期でもある。
学校図書館に学習マンガを購入、配架している学校は数多くある。おすすめとして「まんがサイエンス」シリーズ(あさりよしとお @hologon15 )がある。
まさにこれやな#まんがサイエンス #1995年#伝染性感染症 https://t.co/dYY884Lo6u pic.twitter.com/moIPq68Mbm
— はるかさん💹 (@Haruka2007Toshi) 2020年4月23日
ふいに開いたあさりよしとおの「まんがサイエンス」にコロナウイルスの文字列を見かけた。まあ元々知られていたものだもんな pic.twitter.com/3DqMTSWI91
— Intry (@toki_intrytech) 2020年4月19日
現在の日本においては非常に大きな地方格差があるということに留意しておくべきである。大都市には大きな書店があり、比較的に充実した公共図書館があり、個々の学校も比較的に予算規模が大きい。
そういえば、地方大学の先生が「大都市に行く機会があったら、大きな本屋へ行け」と学生に指導しているという話をどこかで見聞きした記憶が。
— ももいろ★こねこ【にゃこ】 (@momoirokoneco) 2019年10月28日
私の経験からすると、子供の頃に、自分の行動範囲内に「書店」があるかどうかが、学校図書館よりも重要だったような気がする。しかし出版不況で街の書店数も今は減っているのだろう。学校図書館に代わりができるのか? 由々しき問題かも知れない。(放送大学「読書と豊かな人間性(1)」を聴講)
— 樺沢 宇紀 (@adx50150) 2016年7月23日
Amazonで書籍の評判をチェック ↓PR
『読書と豊かな人間性』
朝比奈大作,米谷茂則
放送大学教材
放送大学教育振興会
中でも読書興味が年齢によってどう変わっていくかの発達変遷についてのくだりがやたら気に入ったんだけど、
阪本一郎編著『現代の読書心理学』金子書房
を参照したものであるらしいのでチェックしてみたらそれ、1971年の刊行物だった。
こちらで紹介
『現代の読書心理学』
21世紀に入っても同じ知見を用いていてよいのか、どこかで確認しておきたいところ。
読書と豊かな人間性という授業で、自分に足りないものが分かりました。読書です。だから人間性が足りていないのです。
— しゅーさん (@0402Shu) 2018年5月7日
放送大学の「読書と豊かな人間性」と言う授業で、「ためになるから読書ではなく、読書が楽しくてためになる方がいい」って言っていた。これ他の事も当てはめられるよなぁと。
— しだぬ (@HaruhikoBoss429) 2018年7月23日
『ミニ特集:本読みの世界 その3』
『ミニ特集:本読みの世界 その2』
『ミニ特集:本読みの世界 その1』
『ミニ特集:読書の効果:脳の中に「読み」の回路を作ろう』