ミニ特集:サブカルとヒトの社会を考える本 その1
『戦争はいかに「マンガ」を変えるか アメリカンコミックスの変貌』
『物語を旅するひとびと コンテンツ・ツーリズムとは何か』
『物語を旅するひとびと2 ご当地ソングの歩き方』
『戦争はいかに「マンガ」を変えるか アメリカンコミックスの変貌』
小田切博 NTT出版
●歴史上、初めて9.11テロという「国内攻撃」を食らったアメリカ。
その衝撃がさまざまに内容に現れるアメコミ作品群。意味の変貌、そして震撼するキャラクターたち。
愛国心と恐怖。災害後の登場人物(ヒーロー)は、未来をどう見るのか。
日本の戦後や、震災後の変化とも共鳴する、いまだ新鮮な文化史の一幕を見よ。
解放であると同時に、昨日までの価値観がすべて反転してしまうという巨大な敗戦の体験が、手塚に代表される日本のマンガ家に表現への強烈な自覚を与えた。
『戦争はいかに「マンガ」を変えるか』すごい面白い…。まだ最初の章だけど、これを読むだけで海外コミックについて自分は全く知らないし、そもそもドアを2cmくらい開けただけで一歩踏み入れてもいないなってことがよくわかるな…。
— 山本美希 Miki Yamamoto (@MIKI_yamamoto_) 2019年4月8日
『戦争はいかにマンガを変えるか』読んだ。9.11以降アメコミはどう変わったのかってのが主題だが、そもそも日本人はアメコミを知らない!という指摘からのアメコミ概略がありがたい。ヒーロー物は勿論それ以外も殆ど知らなかったしね。俺もいよいよアメコミデビューするかな!ってなったわ。オススメ。
— Sensyuraku (@Sensyuraku) 2018年12月14日
『物語を旅するひとびと コンテンツ・ツーリズムとは何か』
増淵敏之 彩流社
●『ローマの休日』『北の国から』『冬のソナタ』『らき☆すた』…
歴代数々の「突然の観光ブーム」を巻き起こした、コンテンツの強力な力と現象の変遷を見渡してみた一冊。
観光社会学者のジョン・アーリーはミッシェル・フーコーの「まなざし」の概念を用いて、「観光とは、日常から離れた景色、風景、町並みなどに対してまなざしを投げかけること」であると述べているが、その後、彼は時間と空間の概念に注目し、デビッド・ハーベイが提示した「時間と空間の圧縮」により、観光の楽しみ方はより消費されるために作られた場所という意味を持つとも述べている。
@endBooks 読んだけど面白かった。
— 堕落博士-クリスチャン左派連合- (@SafetyLightning) 2014, 6月 30
『物語を旅するひとびとコンテンツ・ツーリズムとは何か』増淵敏之著(彩流社)大河ドラマや歌への言及が面白い。「かんなぎ」等仙台に言及もあるが、サブカル以前に岩手の遠野物語や賢治等もあるのになあ。。
— 佐々木江利子@アンソロジー新刊発売中 (@ERIGO30) 2016年11月21日
『物語を旅するひとびと2 ご当地ソングの歩き方』
増淵敏之 彩流社
● こちらは「流行歌」に主題を絞った風俗史。
「まだ全国的に現在のような均質化、均等化が進展していなかった。
しかし現実的にはもはや何処へ行っても、同じような風景が広がるようになってしまった。
これが地域独自の文化をも、希釈させていった。
いつの間にか地域は変貌を遂げて行った。」
『ミニ特集:社会一般 サブカル その1』
『ミニ特集:社会一般 サブカル その2』
『ミニ特集:サブカルとヒトの社会を考える本 その1』
『ミニ特集:サブカルとヒトの社会を考える本 その2』
『ミニ特集:メディアと社会と心理学』
『ミニ特集:社会研究・コミュニケーションの本』