ミニ特集:サブカル オカルト
『オカルトの帝国 1970年代の日本を読む』
『オカルトの惑星 1980年代、もう一つの世界地図』
『オカルト番組はなぜ消えたのか 超能力からスピリチュアルまでのメディア分析』
『オカルトの帝国 1970年代の日本を読む』
一柳広孝 青弓社
● いま権力を握っている連中が、どんな妄想と右往左往の中をねじれながら育ってきたかをさらっと見渡すのに便利。
そして今の我々も、まもなく同様に好きにつつかれ笑われることを肝に銘じておこう。
一柳廣孝 ”消費されるオカルト 1970年代:この段階に至ってオカルトは、もはや怪奇や恐怖ではなく、子どもを主体とした積極的な消費対象として相対化されたのだった。”
清水潤 ”『妖怪なんでも入門』は「妖怪をみていると昔の人の気持ちがよくわかる」などと妖怪の民俗学的価値を声高に称揚することで、「妖怪」に単なるキャラクター以上の(学術的な?)権威を付与した。”
長山靖生 ”現在、われわれは日本の沈没に、かつてほどショックを受けないだろう。
「そうですね。日本は何度も沈没してますよね」という若い友人の言葉が頭をよぎる。すでに日本からは、失いたくないほどの何ものかは、すでに失われているのかもしれない。”
@enu_no 戦後日本のオカルトについての文化研究系の論文集が二冊出ているのですが(『オカルトの惑星―1980年代、もう一つの世界地図』『オカルトの帝国―1970年代の日本を読む 』いずれも青弓社)、陰謀論の話もけっこう扱っているので、それ関連ではおススメです。
— 私を燃やす燐寸がたりない (@sakuran_nytk) 2014, 1月 24
『オカルトの帝国』読了。エクソシストブームの下りとか面白かった。週刊朝日と習慣読売で超能力肯定・批判競争して、ブームが変遷する話とか。
— kousirou kane (@k_kane) 2010, 4月 1
「オカルトの帝国 1970年代の日本を読む」は最高に面白かった。「Why you have that talent?」と聞かれた時に私のティーンエイジャー時代の日本はノストラダムス最盛期でね・・・という説明をするために今あの本が欲しい
— 忍者 (@Ni_nja) 2011, 7月 27
人文書の名著は品切れになってしまうと中古価格が高騰しやすいですよね。例えば『オカルトの帝国』(青弓社、2006)などは学生さんにぜひ読んで欲しい一冊なのですが、2020年2月現在中古価格が1万円超えで、紹介しづらい状況です。
— 茂木謙之介(MOTEGI Kennosuke) (@namahamumarooon) 2020年2月4日
ぜひぜひオンデマンド出版や電子書籍化をお願いしたく思います。
『オカルトの惑星 1980年代、もう一つの世界地図』
吉田司雄 編 青弓社
・1960年代の〈秘境〉と「学術調査」
・オカルトの揺藍としての人類学
・邪馬台国と超古代史
・デニケン・ブームと遮光器土偶=宇宙人説
・救世主メシアとしての宇宙人像
・児童虐待とオカルト
ほか。
こちらで紹介
『オカルトの惑星 1980年代、もう一つの世界地図』
『オカルト番組はなぜ消えたのか 超能力からスピリチュアルまでのメディア分析』
高橋直子 青弓社
●オカルト番組の成立は、「真実かどうかはあなたしだい」というお約束があってこそのものだった。
そのあたりのあやうい関係をスパスパ切り分けてくれていてありがたい社会と人間心理の温故知新本。
こちらで紹介
『オカルト番組はなぜ消えたのか 超能力からスピリチュアルまでのメディア分析』
おまけ
怪談界隈の終わり - 水城正太郎の道楽生活https://t.co/0n49DD1p22https://t.co/sEmyDt7xVK
— はてブ人気エントリー (@hatebu100) 2024年11月23日
怪談界隈、そろそろやばいかも と書いたのは一年とちょっと前のことですが、いよいよファンとしての自分も離れるときがきてしまったようです。去年書いたように話芸としての実話怪談はまだ非常に可能性も… pic.twitter.com/YiapH8wMz4
『ミニ特集:サブカル』
『ミニ特集:サブカル アニメ その2』
『ミニ特集:サブカル アニメ その1』
『ミニ特集:物語論 シナリオと映画』
『ミニ特集:サブカルとヒトの社会を考える本 その2』
『ミニ特集:サブカルとヒトの社会を考える本 その1』
『ミニ特集:宇宙人&UFO神話』