ミニ特集:科学をめぐる科学の本
『なぜ科学を語ってすれ違うのか ソーカル事件を超えて』
ジェームズ・ロバート・ブラウン
スティーヴン・ジェイ・グールドほど、「人種とIQ研究」の多くはクズだということを明らかにするためにたくさんの仕事をした人はいない。
構成主義者のなかにも、プロ・ゲイもいればアンチ・ゲイもいるという点は、あらためて強調しておかなければならない。社会構成主義者だからといって、リベラルな左翼だとは限らないのだ。
●なんかもう、ソーカル事件って影が薄くなりましたなぁ…
ソーカル事件再び / 「チョコレートはダイエットに効く」は釣り論文だった - Togetterまとめ / http://t.co/wsERRA9hho
— ちょえ (@choe1990) 2015, 5月 29
上述のスティーヴン・ジェイ・グールドについて↓
『人間の測り間違い』の中の、チェザーレ・ローンブローゾに関する記述は驚愕すると同時にタイトル通りの偏見と骨相学の過ちをありありと露呈させてくれました。ユダヤ人であり無神論に傾倒し、ドーキンスと論戦を重ねた氏の著作の中でも圧巻です。 https://t.co/KQM1aM1egk
— 城元太 (@gigant2003) 2015, 6月 20
『科学が問われている ソーシャル・エピステモロジー』
スティーヴ・フラー
仮説や理論を構築することは重要だが,仮説をもつことのマイナス面もある。もっとも大きなマイナス面は,自分の仮説や思いこみにとらわれてしまうということであろう。
私はカール・ポパーに与し、彼のライバルである論理実証主義者を斥ける。つまり科学の強みは科学が排除する誤りにあるのであって、科学が確立する真理にあるのではない。
日露戦争に勝利した日本の大学システムでは、アカデミズムの中心に自然科学と工学が位置付けられていた。その直後から、西洋の大学でも実験室が歓迎され始め、同時に科学や工学の訓練が叫ばれたのである。
『偶然を飼いならす 統計学と第二次科学革命』
イアン・ハッキング
1800年当時「偶然」は実体を持たない単なる言葉だった。それは無知な大衆の観念であり、運命や無法則性を指すものであり、啓蒙的な人々の思考からは除外されるべきものだった。
「ノーマル」という用語は記述と評価の二重の意味でずっと使われてきた。しかし、それが「通常の」とか「典型的な」という意味で使われ出したのは、やっと19世紀に入ってからである。
”古代の世界には、誰にも予測できないという意味での偶然の出来事という概念がなかったようだ。期せずして起こることの多くは神が自分の意思を知らせるための手段だと考えられた。” http://t.co/zFbIRZED0n 『美しい科学 サイエンス・イメージ』ジョン・バロウ
— 科学に佇む一行読書心 (@endBooks) 2013, 9月 16
あんまり思弁を書いてる学者や思想家は好きじゃなくて、フーコーみたいに一体どれだけ文献読んだんだっていうヤツのほうがかっこいいと思ってた。ハッキングの『偶然を飼いならす』は、各章かならず引用からはいるのでかなりかっこよかった。
— MATARICA (@MATARICA) 2014, 7月 19
ハッキングの本が届いた。日本語訳では『偶然を飼いならす』が先に出てるけど、原著は『確率の出現』のほうが先なんだよねー。初版は1975年のはず。重田園江さんの『フーコーの穴』も再読しなきゃ。 pic.twitter.com/nj4z8fINQg
— まっしーさん (@LemmyCautionTK) 2014, 5月 10
どこかにあるかなーと思ってたけど、ハッキングが『偶然を飼いならす』で執拗に描写していたのは、パラダイム(というより専門母型)生成の準備段階における、博物誌的な蒐集(熱狂的なデータベース構築!)だったものな。
— ミルチ (@mircea_morning) 2014, 1月 22
『ミニ特集:科学史・科学の科学の本 海外』
『ミニ特集:科学史・科学の科学の本 海外-2』
『ミニ特集:科学史と科学を語る本 日本』
『ミニ特集:科学史と科学を語る本 日本-2』
『ミニ特集:科学の性質を語る本』
『ミニ特集:科学の性質を語る本-2』