第一次大戦で重要な役割を果たしたJ・ヘンリー・シュローダー銀行 by ユースタス・マリンズ
●第一次大戦で重要な役割を果たしたJ・ヘンリー・シュローダー銀行
『キャピタル・シティー』 [前出]には、J・ヘンリー・シュローダー銀行は、ロンドンの独占的な手形引受会社委員会を構成する17のマーチャント・バンクのなかで2番目の資本金をもつ会社としてリストアップされている[シュローダーはドイツ語読みではシュレーダーであるが、本書ではシュローダーに統一する]。
合衆国ではほとんど知られていないことであるが、この会社はわが国の歴史において大きな役割を果たしたのである。このリストの他の銀行と同様、この銀行もまた最初はイングランド銀行の認可を受けなければならなかった。
ウォーバーグ一族と同じく、フォン・シュローダー家はドイツのハンブルクで銀行業を開始した。
1900年という世紀の変わり目に、ブルーノ・フォン・シュローダー男爵はロンドン支店を開設した。
1902年、彼はただちにフランク・シリル・ティアクス(Frank Cyril Tiarks) の参加を決定した。
ティアクスはハンブルクのエマ・フランチェスカと結婚し、1912年から1945年までイングランド銀行の理事をつとめた。
第一次世界大戦中、J・ヘンリー・シュローダー銀行は陰で重要な役割を果たした。第一次世界大戦がどのような経緯から開始されたかという点について十分な説明ができる歴史家はいない。フェルディナンド大公[Archduke Franz Ferdinand of Austria, 1863-1914.6.28]はガヴリロ・プリンチップによってサラエボで暗殺された。
オーストリアはセルビアの謝罪を要求し、セルビアは謝罪文を送り届けた。それにもかかわらず、オーストリアは宣戦布告し、しだいに他のヨーロッパの国々がその争いに参加した。
ひとたび戦争がはじまってしまうと、それを継続することが難しいことに気づいた。ドイツにおける最大の問題は食糧と石炭の不足であり、戦争を継続することは困難であった。
ジョン・ハミルの『フーヴァー氏の奇妙な経歴』(ウィリアム・ファロー社、ニューヨーク、1931年)という本(ハミルのこの本はフーヴァー大統領[第31代、1929-33]の再選キャンペーン前夜に出版されたので、本は政府機関によって組織的に集められ、破棄された)では、この問題がどのように解決されたか説明されている。
1915年3月4日付けのノルディッシュ・アルゲマイネ・ツァイトゥンク紙から彼は次のように引用している。
「しかしながら正義は、この問題を解決するためには、ベルギーにおいてドイツ当局によって担われた顕著な役割を公表すべきであると要求している。彼らがイニシアティブを取り、食糧補給の問題が解決されたのはひとえに米国救済委員会との継続的関係によるものであった」
そしてハミルは、「ベルギー救済委員会が組織されたのは、ドイツ人に食料を確保するためであった」と指摘している。ベルギー救済委員会は、ベルギーの大銀行ソシエテ・ジェネラルの重役であるエミール・フランクと、ロンドンの鉱業の推進者であるハーバート・フーヴァーという名のアメリカ人によって組織された。
ユースタス・マリンズ 「民間が所有する中央銀行」 第7章 ヒトラー・コネクション p188-189より
(注:上記訳本ではヒットラーと表記されていますが、ここでは今までとそろえて、ヒトラーとしています)
参照
慈善事業を隠れ蓑にするペテン財団の全犯歴より フーヴァー 1 by ユースタス・マリンズ
http://satehate.exblog.jp/8298933/
Secrets of the Federal Reserve by Eustace Mullins CHAPTER SEVEN The Hitler Connection
http://political-resources.com/fedres/chap7.htm
CHART OF WHO OWNS THE FEDERAL RESERVE BANKING SYSTEM
http://www.rumormillnews.com/WHO_OWNS_FED.htm
SECRETS OF THE FEDERAL RESERVE
http://www.light1998.com/Rothschilds-Book/Secrets_of_the_Federal_Reserve.htm
by oninomae | 2008-06-16 23:32 | イルミナティ