前回のエントリーで文末に記載しました件について、まとめました。
>これにより、InDesignCS4に製作アプリケーションを持ち替えた場合、
>問題が起こることがあります。この件については、別途記事を起こします。
今更InDesignCS4に持ち替えているのですが、
先般より不具合が起きています。
不具合の内容は、使用しているファイルサーバに関係しています。
ファイルサーバに
buffalo社のTerastationという製品を勤務先では利用しています。
このTerastationにWindowsからファイルを書き込むと、
更新日時が偶数秒のファイルの場合、更新日時が奇数秒に
書き換えられてしまうという問題があります。このTerastationにWindowsからファイルを書き込むと、
更新日時が奇数秒のファイルの場合、更新日時が偶数秒に
書き換えられてしまうという問題があります。
※以下、又聞き内容を含むため、間違っているかも知れません。
TerastationのフォーマットはXFSとなっており、日付分解能は1ナノ秒になる。
WindowsのフォーマットはNTFSとなっており、日付分解能は100ナノ秒になる。
この結果、Windows(NTFS)→Terastation(XFS)に書き込む際、
日付分解能が異なるため、更新日時に丸め処理が発生する。
この結果、
1)InDesignCS4に奇数秒のファイルをリンクさせて保存した後、
ファイルサーバにファイルを書き込む。
2)社内の誰かがファイルサーバよりファイルをローカルにコピー
3)InDesignCS4ドキュメントを開く。
4)リンクを更新しますか? と聞かれる場合がある(聞かれるファイルは、
上述1)の奇数秒のファイルをリンクさせた箇所のみ
という状況になり、「修正していないのにリンクが更新されたのか?」
と一抹の不安を覚えながら、リンク切れの部分をいちいち確認する
必要があり、現状、非常に手間が掛かっています。
ファイルサーバにTerastationを利用される際は、
この問題があることに、ご注意ください。
なお、前回のエントリーは、この点に関する検証結果であり、
Terastationを利用していても、InDesignCS3以下の環境下では、
丸め処理が発生しても、±2秒以内に収まるため、このような問題には至りません。
# 2011/09/13 15:39 記事を一部修正しました。
奇数秒と偶数秒の関係順序に誤りがありました。