2016.11/26 [Sat]
2巻も八雲お姉さんがお腹を一杯にしてくれます「八雲さんは餌づけがしたい。」2巻 里見U先生 感想
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腹ペコ高校球児とご飯を食べさせることに幸せを感じる未亡人を描いた「八雲さんは餌づけがしたい。」2巻が発売になりました。
1巻にも増して腹ペコ球児大和くんの胃袋を八雲さんは美味しい料理で満たしていきます。しかし、10代運動部の胃袋はまさに底なし。作った料理をひっくり返してしまった八雲さん代わりに惣菜を買ってこようとしたら大和くんはツナ缶と醤油でこんなことを‥
ツナに醤油をつけたおかずで茶碗飯を10秒感触。ゼリー飲料かよ!八雲さんツナ缶にこだわりを見せる大和くんというか男の子の気持ちがわからないとチョット泣きが入ったりします。
さて餌づけエピソードも楽しいのですが甘酸っぱいエピソードもきてますよ。
風呂上がりの八雲さん、ゴキブリ発見しあられもない格好で大和くんのもとに飛び込みます。
朴訥、朴念仁ぽい大和くんですが10代の少年らしい反応がポイント高し。
餌付けされる大和くんがこういう性格だからこの作品は面白いんですよね。八雲さんとの関係が「食欲」という太いパイプでつながっている所で、ラッキースケベに遭遇しても大和くんは紳士的というよりどう反応していいかわからないという態度。これがちょっと甘酸っぱい空気感を醸し出していると思うのです。
そしてまだまだ人間として未熟ながらも八雲さんのことを思いやる大和くんの内省シーンが挟まれるとまた少し関係性が深くなっていく演出が秀逸だと感じます。
二人の関係が深くなっていた2巻は風邪を引いた八雲さんのために差し入れをする大和くん、英語が苦手な大和くんのために家庭教師を買って出る八雲さんと読んでいてキュンキュンしてしまうエピソードを繰り出してきます。もう里見U先生のセンスが素晴らしくて素晴らしくて。
すでにこの作品累計20万部だそうです。これは色々楽しい広がりを期待してしまいますね。
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