グーグル(Google)が、早期の実用化を目指して、試験走行に取り組んでいる自動運転車(ロボットカー)。そのテストカーが、公道を走行中、事故に巻き込まれていたことが分かった。
これは、米国カリフォルニア州のDMV(車両管理局)が明らかにしたもの。「過去8か月間、自動運転車が公道試験中、4件の事故が発生。このうち、3件がグーグルの車両」とのデータを発表している。
カリフォルニア州のDMVが、グーグル、メルセデスベンツ、フォルクスワーゲン(テスト車両はアウディ)の3社に、自動運転車の公道テストを認可したのは、2014年9月。以降、2015年4月末までの8か月間に、グーグルに関しては、3件の事故が発生したことになる。
これを受けて、グーグルは5月11日、自動運転車プロジェクトの責任者、クリス・アームソン氏が、『Backchannel』のブログに寄稿。「自動運転車が公道テスト中、過去6年で、11件の事故が発生した」と認めている。
ただし、クリス・アームソン氏によると、11件の事故は全て、グーグルのテストカー側に非はなかったという。事故のうちの7件は、追突事故。赤信号で停車中、他車に追突されたケースが大半だという。