東京商工リサーチは、2013年6月の「中小企業金融円滑化法」に基づく貸付条件変更利用後の倒産動向を発表した。
6月の中小企業金融円滑化法に基づく貸付条件変更利用後の倒産は36件(速報値)。金融円滑化法は3月末で期限切れしたが、関連倒産は9か月連続で前年同月を上回っている。
6月の負債総額は、前年同月比18.4%増の160億5100万円だった。負債10億円以上の大型倒産は前年同月同様4件だったが、1億円以上5億円未満が19件(前年同月7件)と増加が目立った。
6月の産業別では、最多が製造業の12件(同6件)。次いで、建設業8件(同5件)、サービス業他8件(同2件)、卸売業と小売業が各5件の順となった。