NECエレクトロニクスは22日、自動車のライトやヒーターなどを駆動する自動車用インテリジェント・パワー・デバイス4品種を製品化し、「μPD166017/19/20/21」の名称で2月22日からサンプル出荷を開始したと発表した。
新製品は、自動車のヘッドライトやフォグライトなどの制御ユニット内でライト類を駆動するパワーICで、スイッチング素子のパワーMOSFETと各種保護機能を実現する制御回路を1つのパッケージに搭載した製品。
新製品では、従来製品と同じパッケージでオン抵抗を4割減の6mΩに抑えた「μPD166017」、PチャネルMOSFETを採用し、ゲート昇圧回路を不要とすることで低ノイズ・高速な「μPD166019」、駆動特性を最適化し、パルス幅変調方式で駆動した場合の損失を低減する「μPD166020/21」の4品種。
2011年度から順次量産開始する予定で、2012年には月産500万個を生産する計画。