
『ザ・コーヴ』以降に太地町の漁協や町役場、鯨肉取扱業者に大量の脅迫・嫌がらせファックスが送りつけられているという話は以前より聞いていたが、最近その一部(一部と言っても400枚近くだが)を入手した。
この脅迫・嫌がらせファックスの内容の酷さや悪質性に関しては今年2月のTBSの『Nスタ』[>>1]や昨日の産経新聞でも報じられているが[>>2]、これらの報道映像に写っているファックスは今回扱っているものともまた別な物ばかりであり、この5年間で想像を絶する数のファックスが送られている事を物語っている。
今回分析したのは、件のたどたどしい日本語と中国語がごちゃ混ぜの一連の脅迫ファックスだが、「精神病分裂者」「あなたと子供は早く死てください」「あなたたちの子供は地獄へいきます」「あなたは悪魔.夜叉です」「殺生罪」「あなたは死ぬまで、私はあなたに永遠に呪います」など呪いや脅迫的な文言で埋め尽くされているだけでなく、「変態種族」「人間害虫」「日本人の畜生め」「小日本が残酷なんだよ」「日本民族は人類社会のガンだな」「中国人もイルカを殺すようにして殺したんだろ」「世界で最も劣等な民族。小日本」など反日中国人的な文言も目立つ。
更にに抗議の焼身自殺をほのめかすような記述が頻繁にあり、太地町長の殺害を示唆する記述もある。
これらの日本語ファックスは内容的に、2011〜14年の多岐にわたる期間に書かれた特徴を持ち、随時内容を追加したり手を加えながら執拗に送り続けたという痕跡は、ファックスの内容を見るだけでも確認出来る。
ここにはまた、強烈な反日思想が見られるが、「日軍」の表現など中華系の特徴を持ち、日中戦争を示唆するような生首写真などグロ写真も見られる。
この人物はある程度の日本語の読解力があるが作文能力が悪く、日本語のウェブサイトから欲しい文章を拾ってきてコピペで切り貼り加工するという手法で日本語を書いており、それがこの一昔前の切り貼り脅迫状のような見た目になっている原因である。
文字や文言の使い方から犯人は香港系の特徴を持っているが、その理由は以下で説明する。
*本エントリーには一部残虐写真(モザイク処理)が掲載されていますのでご注意ください。また、本エントリーはPCフォーマットであり、携帯・スマフォモードでの閲覧ではレイアウトや画像が正しく表示されないのでご了承ください。
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