ついに最終回--------------!!
屍鬼と、人間の戦いの決着。
一体どんなラストになるのか、ものすご~~く期待してた作品。
陽が沈み、目を覚ました沙子。
大川たちの声が聞こえる。
では、室井はどこへ?
一人残される恐怖と戦いながら山道を走る沙子。
その頃、囮になった辰巳は、村人に追い詰められ、銃で狙撃されていた。
吹き飛んだ身体は川へ。
だが、杭を撃たなければ、死なない。
さぁ、辰巳はどうなる!?
一方、闇に紛れて、今度こそ都会へ逃げ出そうとする恵。
後はこの国道を渡るだけ!!
だが---------人間はすでにそれを予測していた。
夜目がきかない人間は、耕運機などのライトを設置し、
闇を照らしたのだ!!
ついに追い詰められてしまった恵。
あぁ。
恵も・・・。
必死になって自分だと訴える恵。
だが、村人は容赦ない。
「この村がおかしいのよ!!」
よそ者をはじき出し、古い習慣にまみれた制度。
「こんな村に生まれてこなければよかった!!
こんな村、消えてしまえばいいのよ!!」
そう叫ぶ恵の顔の上にのしかかった耕運機。
流石にバツが悪くなった人間たち。
だが、こうなれば、
殺してやるのが、せめてもの情けか・・・。
そして、恵の胸に杭が打ち込まれるのだった----------。
・・・恵もついにですが・・・
ある意味いまどきの子過ぎてこの村に馴染めなかったひとり。
だからこそ、最後の言葉は大人たちには耳に痛い言葉だったろう。
誰もが村に囚われている。
変わることを望まず、閉鎖的な村だからこそ、屍鬼の格好の餌食になったのかもしれない。
恵はまさに村に殺されたひとりだろうな。
だがその頃、山入に火が放たれる。
消防車を運転し、現場へ向かう敏雄。
だが、水がない以上、消火は難しい。
そこで、
死体は火の中へ放ることに。
そのさなか・・・。
徹と律子の死体の前で佇んでいたのは-------夏野。
あぁ。
その表情がやりきれない。
そして・・・やはり生きていた、辰巳!!
ついに夏野との対面を果たす。
自分にはまだやらなければならないことがある。
それをとめにきたという夏野。
やはり敏雄の血を吸っていた夏野。
そのせいで千鶴の命令を聞かなかったよう。
「オレとあんたは違う!!」
必死に抵抗を試みる夏野だったが、百戦錬磨の辰巳相手では、不利。
だが、夏野は許せないのだ。
「自分たちの都合で人を襲って、起き上がれば勝手に仲間扱いをする」
冗談じゃない!!
そして、夏野が辰巳と堕ちたのは・・・地獄谷と呼ばれる崖の下。
屍鬼の死体が放り投げられ、そこから這い上がることは難しい場所。
だが人狼はそんな事では死なない。
そこで夏野が取り出したのは、ダイナマイト。
「君は死ぬのが怖くないのか?」
「オレはもうとっくに死んでる-------」
そして、起こった爆発。
・・・夏野の使命は、すべての屍鬼を殺すこと。
自分も含めて・・・。
その行動を全うした夏野。
一番潔い子だったね。
徹とは結局再会できずじまいでしたが、それでよかったのかもしれない。
情には弱そうだし。
でも、やっぱちょっとあっけない最後だった気もしてしまったなぁ・・・
だが、その背後で、火の勢いは増すばかり。
このまま山入から外場へ火が廻ればかなり危険な状況になる。
それに火を見た外の村から人が集まってしまう。
そうなればこの死体の山の言い訳が難しくなってしまう。
死体の処理を最優先に火を食い止める。
でなければこんな犠牲を払った意味がない!!
だが、火の勢いは増すばかり。
このままでは外場が燃えてしまう----------!!
ついに沙子も見つかってしまい、大川たちに追われてしまう。
そして、
沙子が最後に向かったのは-------あの教会。
何故最初に罪を犯す前に止めてくれなかったのか。
望んで敵になったわけではないのに。
何故!?
だが・・・ついに大川が沙子を追い詰める。
噛み付こうとしたけれど、それも力技でねじ伏せられてしまう。
ルール破りには制裁を!!
やっていいことと悪いことがある。
そう言って、沙子の胸に杭を打ち込もうとした大川。
だがその時、大川を襲った者が!!
血しぶきを上げて倒れる大川。
そこにいたのは-----------
室井!!
沙子に手を差し出すも、立ち上がらない彼女。
「やっと自分を捨て去る決心がついたの。
神に見放された者は、こうするべきだったのよ」
室井の目が赤く光る。
そうか、室井もすでに屍鬼になっていたのか--------
ついに火は外場へ。
それを郊外の病院で見ていたかおりと、その傍らにいた昭。
・・・昭もまた夏野の機転で助かっていたのか。
焼け落ちる尾崎病院。
桐敷とその屋敷。
そして・・・屍鬼たち。
恵も正雄も、そして徹も律子も火に・・・。
自分がやったことは悪あがきだったのか・・・。
負けたのか、勝ったのか。
そう自問自答する敏雄に老人は答える。
「勝ち負けなんですか?誰に対する」
そして・・・
室井は沙子を連れて、火事の混乱の中、村を脱出するのだった------------。
って、これで終わりですか。
はぁ。
本当誰に対する勝ち負けなのか・・・でしたねぇ。
でも、どうやらすべてが焼けてしまったこの村に夏野の父と母は戻って来たようですね。
外場村がその後どうなったのか?
やはり
村人は深い傷を負ったまま、それを隠して生活を続けて行くのだろう・・・。
自分たちの手で屍鬼から村を守ったと言っても、それを子供たちに誇ることは出来ないだろう。
やったことは殺人と変わりない行為だし。
説明は無理だろう。
いずれにせよ、この村はまたやり直す機会を得たわけだし、いい方向へ向かえばいいですけどね。
屍鬼のもたらしたものは何だったのか?
村がどうなったのか、後日談が知りたいなぁと思いました。
やはり室井は屍鬼となったか・・・。
でも、あの状態って事は、彼も人狼になったって話だよね。
沙子と続ける逃走劇。
屍鬼はまたどこかで生まれるのかもしれない。
いや、本当に最後までハラハラドキドキの連続。
後半の屍鬼の実態が判明してからの勢いはすさまじかった。
その中で、
キャラを面白く、個性的に見せてくれた奇抜な髪形とか、衣装とか。
独特の世界観を楽しませてもらいました。
これは原作に手が伸びそうな勢いですねぇ。
どんなラストだったのか、その違いを確かめたいと思いました。
誰が正しいのか。
誰が間違いか。
極限の中での選択肢。
生と死。
葛藤。
本当色々なことを感じさせてくれる作品でした。
面白かった。
昨今の時代、これだけ猟奇的シーンもちゃんと見せてくれるアニメもあるんだと、今作が教えてくれたと思います。
スタッフ・キャストのみなさま、本当に半年間お疲れ様でした!!
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